EMS-05アッグは「機動戦士ガンダム MSV」に登場するジオン公国のMS。
アニメ機動戦士ガンダムに登場する予定だった。
概要
ジオン軍によるジャブロー侵攻を目的として開発されたモビルスーツ。ジャブローの岩盤を掘り進み地下から侵攻する事を想定しており、両腕に大型のドリル、胴体中央(ケーブルの根本部分)にレーザートーチを装備する。
ゾゴック、ジュアッグ、アッグガイとは違い水陸両用機として開発されてはおらず、脚部はホバーユニットとなっており、水上を滑空するように走行する。
本機はあくまで作業用であり戦闘を目的とした機体ではないが、一年戦争ではジャブロー地下からの侵攻プランが棚上げされた為、本来の目的で使用される事はなく、その後武装を施して実戦に投入されたと言われている。
劇中での活躍
ゾゴック、ジュアッグ、アッグガイらと共に機動戦士ガンダム第29~31話に登場する予定だったが、結局没になってしまった。このことは昭和のビルドファイターズこと「プラモ狂四郎」でもネタにされている。
後に漫画、ゲームなどの作品で登場する事はあったが、映像化されることは無かった。
また、ゾゴック、ジュアッグ、アッグガイら他の没メカが「機動戦士ガンダムΖΖ」、「機動戦士ガンダムUC」などで次々と映像作品への登場を果たす中、アッグただ一人はその機会に恵まれなかった。
しかし、「ガンダムビルドファイターズ」第9話にて念願の映像化を果たす。
ただその役回りは、チナのベアッガイⅢの練習台(しかもほとんど動かない)というものではある。
ゲーム「スカッドハンマーズ」ではマ・クベに騙されたランバ・ラルがドムとして操縦するという役回りで登場。
バトルオペレーション2にて
そんなアッグだが、バトルオペレーション2にて武装強化版が200コスト(低コスト)スタートの強襲機として実装を果たしている。
頭頂部にミサイルランチャーを増設し、左腕もミサイルランチャーに換装しているが、本機の最大の特徴はなんと言ってもドリルを使用した格闘攻撃にある。
単純な威力の高さに加え、すべての攻撃が多段ヒットし、ギガドリルブレイクの如く敵機を粉砕する、低コスト界屈指の超火力を誇る。
残念ながら期間限定でしか入手できない機体であり、現在再入手の目処はたっていない。
立体化
微妙な役回りが災いしてか、旧キットが1/144と1/100で販売されているのみで、アッグガイと同じくHGUCでは未発売。