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放送日1989年2月25日

監督東條昭平

概要

高速戦隊ターボレンジャー第1話にあたる特別編エピソード。

当時1作目とされていた「バトルフィーバーJ」から前作「超獣戦隊ライブマン」までの10チーム48人の戦士が現れ、ターボレンジャーを激励するという内容。

元々は前作「ライブマン」で行われる企画だったが、諸事情により「ターボレンジャー」に流れた経緯を持つ。

Aパートは「バトルフィーバーJ」から「超電子バイオマン」まで昭和50年代に活躍した6戦隊の歴史を振り返り、Bパートは「電撃戦隊チェンジマン」から「超獣戦隊ライブマン」まで昭和60年代に活躍した4戦隊の歴史を振り返る。

アイキャッチもこの回のみの特別仕様(BGMは2話以降でBパート開始用に使われる物をAパート・Bパート共に使用)となっており、Aパートではバトルジャパンからレッドターボまで11人の戦隊レッドが揃い、Bパートではミスアメリカからピンクターボまで14人の戦隊ヒロインが勢揃いする。

敵の暴魔百族は、暴魔博士レーダ暗闇暴魔ジンバかっとび暴魔ズルテンが登場するが、姫暴魔ジャーミンは登場しない。

様々に割れる見解

放送上では「初回」となっているものの、内容が内容だけにファンの間では「この回を『第1話』として扱うべきか」と議論になる事がある。

それを裏付けるかの様に、前番組にあたる『ライブマン』最終話終了後の新番組予告(DVDには未収録)では本番組を実際の放送日である「2月25日スタート」ではなく(実質的な物語の始まりとなる)第2話放送日の「3月4日スタート」とナレーションし、第1話の予告はその後に別途放送、さらに第1話の放送直後にも改めて新番組予告が放送され、続けて第2話の通常予告が放送されており、第1話のオープニングも第2話以降に使用される正規のものとは異なり、番組ロゴが白テロップで表記された簡素なものになっている。

なお、VHSソフトでは収録されなかったものの、東映チャンネルやDVDやYouTubeでは第1話として収録・放映・配信されている。

しかし、これが後に別の問題を引き落とす事になり…

YouTubeにおける配信について

YouTubeの配信では通常、東映側の「毎週2話ずつ配信し、その後は1週間おきに更新しながら第1話のみ最終話配信日まで配信」という「配信時の慣例」が存在し、当然ながら本作でもそれが踏襲されている。

しかし、本作品に限って言うなら「この慣例が裏目に出てしまった」と言わざるを得ない状況が起きてしまった。

そもそも「実質的な『物語の始まり』たる第2話」は「何故主人公である力達5人だけがターボレンジャーに変身出来るのか?」という一端が明かされており、そのために「他作品での『第1話』相当の第2話」を例外措置を採る事無く踏襲してしまったために、第2話を見逃した人は「最初から正確な形でストーリーを追う」事が不可能になる事態が発生してしまった。

これは「第1話を『放送上の初回』か『物語の始まり』か」を解釈する上で齟齬が生じてしまい、一部ファンから「(YouTubeでの配信が「無料かつ正規の手段」で視聴出来、それ以上の高望みはしてはいけないと理解している上で)他作品ならまだしも、せめて『ターボレンジャー』だけは第2話を残すべきだった」「いくら初回とはいえ『見なくても差し支え無い内容』を終盤まで配信されても初見殺しを助長するだけ」「(第3話以降しか観る事が出来ず)第2話を見逃してしまったから『何故主人公達だけが変身出来るのか』が分からない」「いくら初配信といえど、それを理由にして許される話ではない」などと批判される事態になっている。

もっとも、彼らの言動も「単なる感情論だけなく『未見の視聴者に対する配慮が欠けている』という観点から批判している」事には留意しておく必要がある。

関連動画

youtubeでの公式配信。2020年10月30日配信。

関連タグ

高速戦隊ターボレンジャー

特別編エピソード