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天台宗の編集履歴

2021-05-08 16:01:48 バージョン

天台宗

てんだいしゅう

天台宗とは大乗仏教の宗派の一つ。

概要

天台大師・智顗を第三祖と位置付ける、中国発の仏教宗派。根本経典は「法華経」。

智顗の主著である『法華玄義』『法華文句』『摩訶止観』は天台三大部や法華三大部と呼ばれ、教学の基礎をなす。

智顗は第三祖という扱いであるが、天台宗の事実上の開祖、とみなされている。


朝鮮ベトナム日本にも伝来し、それぞれの仏教界に大きな影響を与えている。


日本

日本における総本山は比叡山延暦寺


伝教大師・最澄が唐の国より持ち帰った。同時期の僧侶として弘法大師・空海がおり、注釈書『理趣経釈』にまつわるエピソードは有名である。


顕教経典である『法華経』を根本とするが、同時に密教を納める宗派であり、空海が伝える真言宗の密教が東密と呼ばれるのに対し、天台宗の密教は台密という。

特に台密においては、上述の延暦寺を本山とする「山門派」と、滋賀県大津市の長等山園城寺(三井寺)を本山とする「寺門派」に別れている。


日本の天台宗は中国にあった時と異なり、密教の他にも念仏を導入し、仏教の幅広い法門を包括するスタイルをとっている。

このことから、後の比叡山からは、法華の日蓮、念仏の法然親鸞、禅の栄西といった日本仏教史における各宗派の開祖が出ることとなった。

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