📙概要
税金で買った本とは、週刊ヤングマガジンで連載中の漫画作品である。ヤンマガWebでも公開中。
単行本は2024年2月に既刊10巻。
とある公立図書館を舞台に、そこで働く職員と、利用する市民などによる、「図書館あるある」を描いている。
📙あらすじ
小学生ぶりに図書館に訪れたヤンキーな石平くん。その図書館で働く早瀬丸さんと白井くんに10年前借りた本を返却していないことを指摘される。その指摘をきっかけに図書館に通うようになるどころか働くことになる石平くんの図書館お仕事漫画。
(ヤンマガWebの紹介より)
📙ボイスコミック
📙登場人物
キャラクターの名前は、実在する作家の名前が由来となっている。
作中でフルネームが登場することは稀で、「(名字)くん」「(名字)さん」呼びされることがほとんど。
公式ファンブックにて、主要キャラクターのフルネームが判明した。
- 石平紀一(いしだいら・きいち)
本作の主人公。ヤンキー高校生。
知りたいことがあると知りたくなるので知れるまで知ろう!な好奇心に、ややひねたが合わさって少々面倒な性格の少年。
小学生辺りのころ、父親が働かないために両親が離婚、母親のもとに引き取られていった。
ちなみに彼が図書館で働くことになった理由は第2話にて本のページを破って、しおり代わりにした利用者を調べるためで面接時には身なりを整えた本好きの青年を装った(が、アルバイトなので住所を知ることはできなかった)。
第38話で「長いこと働いてきたからそろそろ住所教えてほしい(要約)」と提案をするがこれもなんだかんだで止められることになる。
- 早瀬丸小夜香(はやせまる・さやか)
図書館の職員。非正規。黒髪メガネで細身の女性。
見た目もあって、面倒で厄介で理不尽で無茶苦茶で話と理屈と常識が通じない利用者の方々を多めに相手してるうちに、利用者に期待しなくなった。今は傾向と対策を練り、暴力に頼らないで強く対応できている。
白井くんという怪物を作ってしまったことを後悔している。
他の職員からいろいろとよく頼ませがち。
実は巨乳らしい(11冊目の表紙より)
- 白井里雪(しらい・さとゆき)
図書館の職員。非正規。マッチョ眼鏡陰キャ青年。
昔はひょろひょろとした体格だったが、今では図書館で1番力持ちといわれるほどの筋肉質。
様々な利用者を相手した結果、見た目が強ければ相手は強く出てこないとの真理と、早瀬丸さんからのアドバイスより肉体改造に挑み、こうなった。すぐに暴力で解決しようとする面もあるので、早瀬丸さんから「図書館の不具合的存在」「ダメですよ、白井さんの力を悪用したら!」と言われている。実際、昔は迷惑な利用者をどうにかしたいと言い出したことがあるとか。
「みんな俺のこと封印された禁忌の力かなんかだと思ってます?」
- 今村まひろ(いまむら・まひろ)
図書館の職員。非正規。寄贈担当。
断りづらい性格で、彼女が寄贈担当になってから、未処理の寄贈本が山のように増えた。
- 朝野亜沙子(あさの・あさこ)
図書館の職員。非正規。児童係。
分かりやすいほどの巨乳。
子供には優しいが、大人には厳しくいくこともある。
- 小池芹菜(こいけ・せりな)
図書館の職員。正規。児童係のチーフ。
- 吉沼さん
図書館の職員。
眼鏡をかけた初老の男性。
- 角野光(かどの・ひかり)
図書館の職員。正規。
眼鏡をかけた女性。
- 茉莉野美波(まりの・みなみ)
図書館の職員。正規。
この辺ではイイコトの大学出身。花形部署に配属されたが、配属部署で面倒見切れなくなるたびに異動を繰り返し、図書館に流れ着いた厄介な若手。(石平「図書館って流刑地なワケ?」)
本人はもっと上等な職場に返り咲きたがっているが、その意気込みが空回り。仕事は目立つものしかやらず人間関係も良くない。トラブルメーカーな上に無駄に行動力があるため度々問題を起こしている。
- 繁松恭次(しげまつ・きょうじ)
図書館の職員。移動図書館の運転手。
日焼けした肌。
図書館で2番目に力持ちとか。
- 灰坂坑太(はいさか・こうた)
石平の高校の同級生不良。石平のことを“テッペン”が取れる逸材と思っており、石平をよく面倒ごとに突っ込ませた。結果、面倒がられて石平から距離を取られてしまっている。
- 山田栄介(やまだ・えいすけ)
石平の高校の同級生。やや小柄で身軽。頭が良くない。
群れでの振る舞いも分かってないため、よくトラブルになる。結果、周囲からの扱いが良くない。