概要
第6回「この切なさって、なに?」〜7回「集まった意味って、なに?」に登場。
麒麟やバロンのような聖獣らしいデザインと金色をあしらったカラーリングが特徴的な、四足歩行の怪獣。
目は二つだが、その中にはそれぞれに三個の眼球がある異様な顔つきをしている。肩には羽飾りのような構造を持ち、活性化時にはこれを広げる。
また、頭からはドレッドヘアーのようなケーブル状の鬣が垂れている。
2人同時にインスタンス・ドミネーションしなければ操れない等やや難儀な仕様をしているが、その分戦闘能力はこれまでの怪獣を上回り、劇中では今まで苦戦知らずだったダイナレックスを(後述するハンデがあったとは言え)初めて圧倒した。
武器は羽飾りを広げて白い粒子を放つことで行う重力操作だが、威力はシャルバンデスのそれよりも遥かに強力で、一度捕まったら最後脱出は困難。
また、四足歩行から繰り出す素早い動きも武器とする。
加えて頭のツノはドリルになっており、鬣からは光線を発射する。
ちなみに発見時の怪獣の感想をいうことが多いオニジャは、劇中操作に手間取っていたこともあり、特に感想を言っていなかった。また、巨大化する前から渋滞に捕まった多数の自動車をスクラップにしていた。……トラウマになりかねないから、自動車の中の人のこととか考えたら負けである。
活動
第6回
高架下に挟まって動けなくなっているところを発見される。
手始めにオニジャが操作を試みたものの上手く操作できず、橋の下に引っかかって動けなくなって居た所を、山中暦との交流やジュウガにシズムの言葉から自分の使命に目覚めたムジナが加わったことで覚醒。街中で暴れ回り、高層マンションを上から下まで一気に潰したり、熱光線で辺り一面を火の海にしたりした。
ガウマ隊が到着するも合体前の4機の連携をものともせず、ダイナゼノンに合体された後も(ガウマ以外の乗り手が各々の葛藤を抱えていて心がバラバラだったこととは言え)、ガウマたちの抹殺に踏み切った怪獣優生思想により、熱光線と重力操作で圧倒する。この際はとっさに伸ばされたダイナセイバーを受けて能力を解除されたが、接近戦でも角のドリルを回転させてはね飛ばす。ダイナレックスに変形しての射撃戦でも圧倒し窮地に追い込み、遂には半壊状態に追い詰めた。
そのまま止めを刺そうとしたが突如として空から紫の装甲を纏った巨人が降り立った…
余談
デザイナーは岡本英郎。グリッドマンシグマのデザイナーでもある。
四足怪獣であることから、一部視聴者からジャンボキングやミイラ人間が操っていたドドンゴに似ているといわれていた。なお、ドドンゴもジャンボキングもスーツアクターが2人入る仕様の着ぐるみの怪獣である。