違うよマグちゃん、君の持ってるその力は!!!滅びの力なんかじゃない!!!
概要
とある海辺の田舎町に住む中学2年生。明るく元気な性格。家は裕福とは言えず、毎日潮干狩りをしている。父親は幼少の頃に亡くなり、母親は出稼ぎ(と言うよりは、『有償の国境なき医師団』のような医務組織に属している?)の為に海外で働いている。
ある日、潮干狩りの最中に謎の宝石を拾い、そこから出てきたマグちゃんと出会いなし崩しに同居することとなる。
性格
基本的におおらかかつ懐が広く、マグちゃんやナプタくん、ウネさん等の邪神に対しても、その存在と権能に恐れる事も媚びる事もなく接する。
邪神の大袈裟かつ尊大な態度にも、基本的に浅過ぎず深過ぎずに付き合う度量を持つが、やり過ぎた場合は吊し上げたり、ラリアットをぶちかますのも辞さない。
人物
概要の候で述べられている通り、中学二年生ながら一軒家で一人暮らしをしている苦学生。
母親から仕送りはされているものの、ぜいたくできる余裕があるわけではない為、自他ともに認める貧乏性な言動が目立つ。
食材調達の為に近所の砂浜で潮干狩りをする描写が度々あり、趣味と実益を兼ねて釣りもたしなんでいる様子。
面倒見がよく、人外かつ上位存在の邪神を相手しても、臆せずに話し合う胆力と、友達の為に一緒に問題解決に当たる優しさを持つが、根っこが明るくお調子者の要素の目立つ人間である為、マグちゃんからは知性を感じないと言われる事が多々ある。
また、基本的な一人称は『流々ちゃん』とあざといように見えるが、上記の通り実年齢以上のしっかり者である。
一方で、責任感と気遣いが悪い方向に働き易く、自分1人で問題を抱え込んでしまいやすい。幼なじみの錬からはその部分を心配されており、一人暮らしであることも周囲には公言していない。同居人であるマグちゃんからも時折、その問題点を指摘されている。
上記の思考の原因として、母子家庭となった事で母親が家事と仕事の両立に忙殺される姿に「お母さんのしたい事が出来ないのは自分がいるせい=自分はいない方がいい」と自虐かつ自己否定的な帰結に至ってしまった為。
それ故、他人に頼る事に負い目を感じてしまい、行き過ぎると罪悪感に雁字搦めになってしまう。劇中でも、母親との半年ぶりの再会に向けたクリスマスパーティーの準備を、マグちゃん達に手伝ってもらった翌日、交通機関全般が麻痺する猛吹雪に襲われた時は(あくまでも時節柄の偶然にも関わらず)「周囲に助けられ甘ったれてたバチが当たった」と言う結論を口にする始末であった。
しかし、マグちゃんの叱咤で自分の我儘やエゴを肯定され、劇中初めて「他者の為」ではなく「自分の欲望の為」に『破滅』の力を使用。「破滅の炯眼」で雪が全て解かされた後に母親と無事再会、母と離れて寂しかった本音を吐露する事ができた。
対人関係
マグ=メヌエク(通称"マグちゃん")
突如居候をしてきた破壊神。
藤沢家
流々の近所で藤沢食堂を経営している。
幼馴染の少年。好意を寄せられているが、流々本人は気付いていない。
錬の姉。流々を可愛がっており、流々もまた燐の事を姉のように慕っている。
また、弟が「流々が好き」である事にも察しているが、弟には「脈が無い」と言い切っている。
尾瀬唯歌
クラスメイトの1人。
流々以上におバカかつ精神年齢が低い為、流々が保護者になっている。
小深山桔梗
クラスメイトの1人のメガネっ娘。
基本的な感性は流々と同じだが、オカルト趣味を暴露した後、マグちゃんのおかげでオカルト研究会の取り潰しを回避して貰って以降マグちゃんの信者になりつつある為、そう言った時だけ困惑してしまうようになる。