概要
ドラゴンクエストシリーズに登場する女神。「精霊ルビス」と呼ばれる。
ロトシリーズではアレフガルドを創造した大地の精霊として登場する。
(アレフガルド創造の経緯は読みもの「アイテム物語」を参照。)
大魔王ゾーマによって封印されていたところを勇者によって救われ、「聖なる守り」を授ける。聖なる守りはロトのしるしとして後世に伝わり、ルビスはロトの一族を守護していくこととなる。
ロトシリーズの世界において特に広く信仰されている神であるが、外部書籍である「アイテム物語」や「モンスター物語」を見る限りは主神ミトラの下にある神の一柱に過ぎず、大地の神ガイアや太陽の神ラー、月と英知の神ミネルヴァらと比較してみると、特別に神格が高いというわけでもない……どころか、むしろ神としては割と新参であるらしいことが語られている。
(もっとも、アレフガルドがルビスによって創造された世界である以上、彼女が信仰を集めるのはおかしなことではない)
ロトシリーズの超古代を描いた外伝小説である『精霊ルビス伝説』では主役を務める。この小説の設定では炎の精霊とされる。
DQ6でも登場し、ムドーによって精神と肉体を分離させられた主人公の前にターニアに憑依して現れ、旅立つことを促す。
ドラゴンクエストビルダーズでは、主人公にビルダーの力を与えてアレフガルド復活を促した張本人。少々ドライな所があり、ビルダーとしての役目を終えてもなお竜王軍との戦いを続けようとする主人公に対して半ば突き放すような言い方をするも、一応最後まで見届けてはくれる。
また、主人公以外にも何人か彼女の声を聞くことのできる人物がいる。
星のドラゴンクエストではルビス本人は登場しないが、オリジナル装備の【ルビス装備】シリーズが登場している。特にルビスの剣のメインスキル、【ルビスの光】は不死鳥ラーミアのような姿の光で敵全体を攻撃するイオ属性の全体攻撃である。実装当初はそれも相まってぶっ壊れの性能であったが、黄金竜装備や星神装備、イベント限定のコラボ装備の登場で強力なスキルも充実、次第にインフレしていき影が薄れていったが、3周年記念で覚醒(及び錬金)が実装されたことにより新たなスキル、そして超必殺技が実装され地位を取り戻した。ナンバリングなどに出たらどうなるのであろうか…
……今ルビス本人は登場しないと言ったな。あれは嘘だ。
イベントクエスト、【ルビスの光と共に】に登場する。冒険王ガイアスも伝承として聞いたことがあるらしく、モガマルに対して「バッカモーン!!!」と叱咤激励していた。
今作では主人公に勇者ロト及びその人生を追体験させると言う無茶をやってのけた。
しかもその事を度々忘れるモガマルに対してお仕置きを何発も食らわすという猛者。
…更に、本人自体は初登場の時に封印されていたのだが、後々その封印は主人公を試すため自分自らがやった事という事を思い出した。しかも主人公に真のロトの力を受け継がせる為に竜王、シドー、ゾーマの三連戦まで仕向けてくる。(ちなみにこの時のゾーマは新コスチューム仕様になっている為ルビスの作り出した幻影だとも取れる。)
全てを見届けた後、アレフガルドに戻って行った。
容姿
かつては詳しい設定が定まっていなかったため、媒体によって異なる外見で描かれていた。
「薄い衣を纏った美しい女性」というのはおおよそ共通しているが、髪色についてはバラバラだった。
スーパーファミコン版ドラクエⅢ以降は、赤色の髪で描かれることが多い。
初登場となるⅡではセリフのみの登場で、その姿を窺い知ることはできなかった。
ファミコン版Ⅲでようやく姿を現すものの、外見は一般エルフのグラフィックの使いまわし。この時点でも外見設定と呼べるものがあったかどうかは不明。
精霊ルビス伝説では一貫して赤髪で描かれている。
知られざる伝説では緑髪。
かつてバンダイから発売されていたⅢのカードダスでは金髪の大人びた美女として描かれていた。
Ⅵでは序盤に幻影の姿で登場するが、この時点では色は判別できない。後にルビスの城で本人と対面できるが、ここでは青髪のグラフィックで描かれていた。
スーパーファミコン版Ⅲでは赤髪のグラフィックで登場。これ以降の作品に登場するルビスも赤髪で描かれることが多くなった。
星のドラゴンクエストでは白っぽいエフェクトがかけられておりハッキリとしないが、よく見ると赤色っぽい髪色であることが判別できる。
ドラクエウォークでは赤髪に、天使のような翼を背中から生やした姿で登場している。
ロトの紋章シリーズでは青髪の女性として描かれている。