10人目のメンバーをイメージした商品が販売決定!
手に付けてメンバーと一緒にライブを盛り上げよう!
あなたも10人目のAqoursメンバー♪(商品説明より)
概要
「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」で発売されたライブグッズの一種。
Aqoursの楽曲「No.10」にちなんだ親指と人差し指を突き出したL字状の手袋型応援グッズ。No.10(10人目のメンバー)=Aqoursのファンのことを指している。
何故このような形状なのかというと、アニメ版一期12話で渡辺曜がライブ前の掛け声の際に「0から1へ」を表現した指を9人で繋ぎ合わせることを提案したため。以後Aqoursのライブでは定番となっている(ちなみにμ'sはピースサインを9人でつなぎ合わせ、虹ヶ咲は普通に9人で手を重ねる)。
また、この公演はAqours初となる念願の東京ドーム公演だったため、スポーツ観戦で採用率の高いこのグッズがチョイスされたのだろう。キャストも水色のものをライブで使用していた。
…しかしライブ参加者からの評判は散々で、その売れ行きは寂しいものだったという…
その悪評を生んだ理由は以下のものがある。
視界の邪魔になる
このフォームフィンガー、けっこうサイズが大きいだけでなく、用途上これを目立たせるにはどうしても腕を高く上げなければならないため、後ろの席で見ている客の邪魔になりかねない。
恥ずかしい
上述したようにサイズが大きく目立つため実際にはめて使うのが恥ずかしいと本体は買ったけどいざライブとなると取り出すのに抵抗があったという人も少なくなかった。
手が塞がる
ラブライバーはガチ勢であればあるほどラブライブレードをたくさん所持して応援しがち。
なのに片手が丸ごと塞がるこのグッズは邪魔でしかなく、それなら両手でラブライブレードを振った方がいいという判断になる。指先が親指と人差し指のみを伸ばしたまま固定されるためフォームフィンガーをつけたままブレードを持つことも出来ず、さらにブレードは別に肩を曲げても振れるという点も大きい。
右手用しかないのも致命的で、ブレードを空いた腕で振る場合必然的に左腕になってしまい、右腕で振ってる隣客に腕がぶつかるという問題もある。
ちなみに、このライブで発売されたラブライブレード自体も歴代屈指の粗悪品なことで有名。初の東京ドーム公演なのに呪われてるのか…
No.10=ファンという解釈への拒否感
そもそもサンシャインで「No.10=ファン」という解釈が生まれたのは、この曲をB面に収録したライブ開催三ヶ月前に発売された「Thank you,FRIENDS!!」からと最近だった。
これだけなら別にわだかまりは生まれないのだが、前作ラブライブ!のμ'sはアニメ版二期10話の絢瀬亜里沙のμ's加入断念や劇場版での決意もあって「この9人でこそμ'sであり、10人目など存在しない」という10人目全否定の認識がファンの間で強まっており、そんな中で真逆の解釈を突然持ってこられたことで拒否反応を示していたファンが少なくなかったのも事実である。
…このため、No.10フォームフィンガーはラブライブ史上に残る黒歴史と化した。
次の「Aqours_5th_Lovelive!」では当然グッズとしては引き継がれなかったどころか、公式グッズなのにライブで持ち込み禁止令が出たほどである。
それから二年後の2020年12月9日放送の「Aqours浦の星女学院生放送!!!」でもこのフォームフィンガーの話が出たが、出演者である諏訪ななか、小宮有紗、降幡愛の三名さえも苦笑い気味だった。黒歴史扱いなのは公式なようである。しかし…
まさかの再登場
ライブから二年半後に放送開始した「ラブライブ!スーパースター!!」ではEDで唐可可と平安名すみれがNo.10フォームフィンガーそっくりのグッズを使用。指はにっこにっこにーに変わっていたが。
そしてその後発表されたLiella!のファースト全国ツアー「Liella!_1st_LoveLive!」では何とEDで使われてたものがそのまま公式グッズ『Liella!フォームフィンガー』としてまさかの復活を果たした。生きとったんかワレ…
関連タグ
凛ちゃんラーメン…前シリーズの黒歴史。
高海果南…次のライブ物販で発生した珍事件。ただしエラー品=希少品ということや一部界隈には大うけだったため好意的な意見が多かった。