クラス:鴉王(キングクロウ)
概要
SRPGファイアーエムブレム蒼炎の軌跡および暁の女神の登場人物。
ラグズ、鳥翼族/鴉の民の国、『キルヴァス王国』の国王。漆黒の翼を持つ大鴉に化身する。
飄々として狡猾で抜け目ない、キルヴァス・鴉の民を象徴するような性格。
国土が貧しい故か、国益・金のためなら同種族を裏切ったり、毛嫌いするベオクと手を組む仕事も請け負う。
近くの海域を通るベオクの商船に、無差別に海賊行為を行っている。ただし、自国民を想う気持ちは強く、国民からの支持は厚い。
リュシオンとリアーネとは昔馴染みで、旧セリノス王国への思い入れは強い。
ある事情から彼らを裏切らざるを得ない時があるが、内心ではとても大切に思っており、特にリアーネに対しては特別な感情があるようだ。
蒼炎の軌跡、暁の女神ともに、ラグズの王族に相応しい非常に高いパラメータを誇る。
同じ鳥翼族の王・飛行系ユニットであるティバーンよりも速さに特化した能力値を持つ。
「お助けユニット」の一人であり、蒼炎の軌跡ではイベントでは登場しているが参入は終章のみ。
暁の女神では第4部でミカヤの部隊に同行することになる。
何故か両作品ともに最初に「コイン」を持っている。
蒼炎の軌跡
当初はデイン王国に雇われており、アイク達クリミア王国に敵対する。
また、雇い主であるデインから財宝を巻き上げたり、(仕方なくだが)タナス公オリヴァーにリュシオンを売ってティバーンをはじめとする他の鳥翼族たちに反感を抱かせる。
敵対した時は、キルヴァス兵を倒さずにウルキかヤナフで話しかけ、その後リュシオンと会話させるとナイトリングを渡して撤退する。
終章では選択次第で味方ユニットに出来るが、他の二人(ティバーン、ジフカ)よりやや能力は劣る。
暁の女神
ベグニオン帝国に攻め入るために結成されたガリア、フェニキス、キルヴァスのラグズ連合に参加。
だが、途中でベグニオン側に寝返る。
しかしそれはある事情からで、後にサナキの下につき、第4部からサナキ、リアーネ、ニアルチと共に参戦する。
3年前とはうってかわり、総パラメータが高く、特に早さは全ユニット中最速。
スキル『待ち伏せ』も持っており、奥義『滑翔』と合わせて王に相応しい火力となった。
なお、リアーネと支援レベルAでクリアするとペアエンドがある。
ヒーローズ
闇に舞う翼 ネサラ
属性 | 青 |
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兵種 | 獣/飛行 |
武器 | 鴉王の嘴爪(専用) |
奥義 | 烈風 |
A | 鬼神飛燕の一撃2 |
B | キャンセル3 |
獣ユニットの実装に伴って2019年1月から大英雄戦で登場。
専用武器の「鴉王の嘴爪」は速さ+3補正がつき、敵より速さが高い場合、速さの差の70%をダメージに加算する(速さ差10以上で最大7)。
ティバーンのような派手なスキルはないが、他の鳥翼族同様、化身すると攻撃+2かつ移動力が上がるため、飛行アタッカーとしては使いやすい。ターン開始時にベオクに隣接しないよう行動し、化身状態を維持したいところ。
黒き海風 ネサラ
属性 | 赤 |
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兵種 | 獣/飛行 |
武器 | 凶兆の海賊の嘴爪(専用) |
奥義 | 凶星 |
A | 攻撃速さの孤軍4 |
B | 速さ守備の近影3 |
C | 空転の奇策3 |
2021年8月の超英雄でティバーンに続いて登場した。属性が赤に変わった。
通常版とステータスを比べると攻撃は上がったが魔防は下がった。
専用武器は孤立しているときは戦闘中、敵の速さ守備-6かつ追撃不可を無効。もう一つの効果は孤立の条件はそのままに化身状態のみ攻め立てが発動する。一人で戦う事を特化した効果ばかりで近影でヒットアンドアウェイ戦法も得意とする。
新たに登場した「空転の奇策」はターン開始時に十字方向にいる自身よりHPが1以上低い敵は【空転】を付与。付与された敵は有利な状態異常の移動+1が付けられて一マスしか移動できないグラビティ効果扱いになる。このため聖印の重装のブーツ。伝承シグルドやアネットの移動を強化する効果を反転してくれる。
化身状態と孤立にする必要があって通常版と違ってやや手間がかかる。飛行特攻や魔法攻撃には要注意。
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アレス…同シリーズの中の人繋がり
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『暁』における裏切りの真相(ネタバレ注意)
ネサラが第三部でラグズ連合を裏切り元老院についたのは、ネサラよりはるか前のキルヴァス王がベグニオン帝国と血の誓約を交わしてしまったため。
血の誓約を交わし、ベグニオンを裏切るとキルヴァスの民が無差別に死んでいく呪いにかかってしまっており、国を守る王として元老院の言うがままにラグズ連合を裏切らざるを得なかったのである。
とはいえさすがに思うところがあったためか、第三部終盤以降はある人物との利害の一致により教えてもらったベグニオン皇帝サナキに従うという抜け穴を使うことで元老院の言いなりを脱しつつ血の誓約の呪いの発動を回避した。ネサラが恐れる血の誓約の内容はベグニオン帝国とキルヴァス王国でかわされたもので有るがゆえ、サナキに従う限りベグニオンを裏切ることにはならないからである。