概要
2001年10月1日午後7時から8時のゴールデンタイムで放送された仮面ライダーアギトのスペシャル番組。
劇場映画『PROJECT_G4』の宣伝を兼ねており、本作のみのロード怪人であるビートルロードの登場、津上翔一のシャイニングフォームへの覚醒を描くとともに、翔一の恩師である国枝東の息子である国枝広樹が死の直前にアギトへと覚醒していた事実が語られている。
その一方で「アギト」本編を知らない視聴者に向けての配慮(鈴木英一郎による冒頭のナレーション、登場人物にテロップや役割を併記して表示、序盤の展開が「世界観を説明する」メタ的な流れになっているなど)もなされており、本作だけでも一通り理解する事は可能である。
また仮面ライダーG4の強奪など劇場版へのつながりも示唆(超解像度版ではカット)されている。
余談
本作における「すでに仮面ライダーである男」「仮面ライダーになろうとする男」「仮面ライダーになってしまった男」の各フレーズは実は本作の冒頭ナレーションが元ネタであり、あまりに言い得て妙であったために現在に至るまで「アギト」を象徴する台詞として知られている。
国枝東役の京本政樹氏は特撮やバイクに造詣が深い事で知られており、かつては「ウルトラマンG」の日本語吹き替え版ではウルトラマングレートに変身する主人公・ジャック・シンドー役を担当していた。
なお、本作で東が乗っていたバイクは自身がチューンナップしたモデルをそのまま流用(名前を変えただけで実車を使用)している。
また、本作では芋羊羹も登場したのだが、別に食べても巨大化はしなかった。
2021年8月7日に「PROJECT G4」(本作に先駆け朝11時にプレミア配信。本作は第43話のプレミア配信後の夜9時半にプレミア配信)とともにYouTubeでプレミア配信された。