郊外
こうがい
都心部の外側に広がる、人口が比較的多い地域。
概要
一般的には都市の中心部と田園・山林地帯の間に点在し、まとまった住宅街をメインとする地域を指す。
都市化が進んだ年代が比較的新しく(日本では1960年代の高度経済成長期以降)、郊外の住宅地は都心部に通勤するサラリーマン層が多く住むベッドタウンとも呼ばれる。
一部のスプロール地域を除けば道路や宅地などの区画が比較的整然とかつ余裕のある大きさで開発されており、景観保護や住宅専用地域として乱開発が行われないよう建築協定が設定されている場所も多い。
一般的に都心部のビジネス街や繁華街、下町などと比べると治安がかなり落ち着いており、ロードサイド店舗やショッピングモールを中心に各種小売店も充実している。イオンモールとホームセンターと軽自動車が郊外の神である。
開発前後に新設されたり都心部から移転してきた学校や病院も多い。
公園や住宅団地、マンションの敷地の一部として雑木林や草地や、近郊農業地も多く残されて自然豊かな側面もある事から、ファミリー世帯が多く移り住んでいる。
有名なファミリー向けの現代劇の漫画やアニメ作品でも、郊外暮らしの主人公一家が描かれている事が多い。
昭和に開発されたところは、建設当時このような車が一人一台の時代を想定していなかったため、朝夕の渋滞が激しい。大都市近郊では鉄道があるため渋滞は抑えられているが代わりに満員電車が凄まじい。