概要
レイプは男性が女性に対して無理やりに性行為に及ぶことが大半であるが、逆レイプはその逆に女性が男性に対して無理やりな性行為に及ぶイラストにつけられている事が多い。(※ただし意味合いはまちまちで女性から男性への凌辱行為という限りではない。)
ただし、現実世界では「犯罪」です。
くれぐれも二次元内に止めておきましょう。
現実社会での法的な位置づけ
2019年3月現在の日本の刑法では、旧強姦罪を継承した強制性交等罪に該当する。法定刑は5年以上の有期懲役。
また成年女性が未成年の男女に淫行を働いた場合は、各都道府県・地方自治体の青少年育成条例によって罰せられる他高確率で実名報道され社会的制裁を受ける事になる。
旧強姦罪は、「暴行又は脅迫を用いて女子を姦淫」した場合に適用される罪で、被害者は女性に限定されていた。また、「姦淫」は「性交」と同義とされていたので、男性の陰茎(チンコ)を女性の膣に挿入することが条件となっていた(射精の有無は関係なし)。つまり、加害者が男性で被害者が女性の場合にしか成立しなかった。
女性が男性に他の女性を強姦するよう教唆したり、被害者の女性の体を押さえつけたりした場合は教唆罪や共同正犯として成立しえたが、これは強姦を単なる傷害やセクハラより重く罰する根拠が「妊娠の可能性がある」ことだったからである。
そのため、逆レイプ事件はすべて強制わいせつ事件として扱われ、表に出ることは少なく罪も軽かった。
こうした点が日本国憲法が第14条で定める男女平等に反する可能性が指摘され、また2008年に行われた国際連合自由権規約委員会からの勧告もあり、強姦罪を含む性犯罪に関して法改正が議論された。
こうして、2017年6月16日の国会で旧強姦罪は「強制性交等罪」に改称され、3年以上の懲役刑から5年以上の懲役刑へ引き上げられ、同時に「暴行又は脅迫を用いて女子を姦淫した」という条件が「暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交をした」に変更された。
これによって、女性が加害者または男性が被害者のパターンも含まれることとなった。つまり、逆レイプが旧強姦罪と同等の犯罪になったのだ。
ただし、強制性交等罪は男性が事件に関わっている場合しか成り立たない。性交の定義は「膣内に陰茎を入れる行為」であり、肛門性交および口腔性交も肛門や口に陰茎を入れる行為とされているので、チンコがなければ強制性交等は起こり得ないのである。そのため、女性が女性を犯した場合のように、手や器具が挿入された場合は強制性交等罪が成立しない。しかし、逆レイプの場合、女性が男性のチンコを自分に無理やり挿入させていれば、この罪に問われることになる。
なお、これは法改正前からだが、懲役3年~は執行猶予が付く事はない。つまり、有罪=刑務所行き確定の重罪である。大事なことだから二度言うが、二次元だけに留めておくべきである。
備考
このタグに限らず「逆○○」と呼ばれるシチュエーションには本来男性が女性に対してする(とされている)行為を逆に女性が男性に行っているものが多い。
なお、上記からの発展解釈なのかこの用語は腐向け関係でも用いられ、挿入される側(受け・ネコ)が上位で上に乗っている場合にこの用語が使われることが稀にあるが、腐向けのカップリング分類はどちらのキャラクターが挿入しているかという点のみなので、挿入する側(攻め・タチ)になっていない場合「リバ」タグや逆カプタグをつける事は適切ではなくトラブルの元になることもあるので注意が必要。
pixivにおいても例外ではないため、苦手な人はマイナス検索を併用しての自衛が望ましい。