七海るちあ

ななみるちあ

漫画「ぴちぴちピッチ」およびアニメ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」の主人公。

プロフィール

※劇中描写(2002年時に13歳)、及び単行本5巻の「月曜日生まれ」という記述から。

(単行本2巻より)

マーメイドの姿の時は青い目で、明るい金髪のツインテール。人間の姿の時は茶色の目で、濃い金髪のセミロングをツーサイドアップのように結って赤いリボンをつけている。

人間姿の場合、外ではいつも真っ赤なブーツを履いている。

劇中に登場したマーメイドプリンセス8人の中で唯一真珠と髪と瞳の色が全て異なる。更には、人間時とマーメイドプリンセス時で髪型が大きく変化するのも彼女のみ（他のメンバーは後ろ髪の長さ・髪色が変わる程度で大きな変化はない）。

背丈は宝生波音より高く、洞院リナより低い。

マーメイド共通の能力として、人間以外の動物や、鳥、水に生息する生き物とテレパシーができる。

おっちょこちょいでドジだが、天真爛漫で一途な性格。だが、あまりにも一途なのか堂本海斗に対して嫉妬深くなる（それが原因で海斗と喧嘩することが多い）。ピュア終盤では海斗絡みでの暴走が減り、天城みかるに妨害されても気丈に振る舞うなどかなり成長した。

特技は料理で、材料が海産か陸産かは問わない（ただアニメ第37話では、海斗にパンを作るのを頼まれた際、家庭科の時間で別のことを考えたことで失敗している）。反面運動はリナと真逆で苦手であり、その証拠として体育の成績は最低評価の1である。

ミス・マーメイドコンテストでダーク・ラヴァーズが審査員の散々な採点に逆恨みを起こした際、「ミスコンに落ちたからって逆うらみなんてハートブサイク!!」という迷言を残している（原作のみ）。

第2期及びピュアでは、沙羅に変わって誕生した新しいインド洋マーメイドプリンセス・星羅のココロのカケラを集めることになった。原作ではミケルとの戦いの後、戦いの間中星羅の真珠も自分のペンダントに収めていた負荷のせいか急激に衰弱、死の一歩手前でアクア・レジーナに救われ、彼女に替わって海の女神となる。

第3期『aqua』では、海斗と結婚しており、娘・七海るきあを設けている。なお、第一期アニメでは育児経験の影響で「将来、海斗の子供を産みたい」と言っていたが、奇しくも原作で実現することとなった。

自身の血を引く娘に「海に入ってはいけない」と言いつけていたが、誕生日祝いに過去のこと、自分たちがマーメイドであることを娘に明かす。

怪我したるきあを自宅まで送り届けてくれた黒砂流星に感謝する一方、娘が人間に恋をした際には危機感を募らせていたが、夫の海斗に「かつての自分たちのように乗り越えられる」と諭される。

手持ちの歌は、「Splash Dream」と「恋はなんだろう」。また、アクア・レジーナから授けられた為勘違いされがちだが、「Mother Symphony」もるちあの曲となっている。

「ピンクパールボイス」の掛け声とともに、ピンク真珠の力でアイドル姿に変身する。

肩の所がストラップになったレオタードにプリーツスカートがついたようなコスチューム。

基本カラーは薄いピンク色で、胸元から腹にかけて並んだボタンのような飾りが特徴。

ブーツはふくらはぎ付近に胸元と同じ形のリングがはまっており、正面でフリルが開いている。

マーメイドプリンセス中唯一のツインテールであるが故に、彼女のみ背中の露出が確認できる。

前髪の上に額飾りがつき、ストラップから腹にかけてピンク色のフリルが追加され、スカートの上の段（色が濃い布）の後ろが長くなり、スカートの色が薄くなる。また、後ろ腰に赤味の濃いピンクのリボンが追加され、手袋やブーツのフリルが2枚になり、左手首のビーズリングがブレスレットに変化する。

第二期最終局面ではどっかの青い巨人のように、ラスボスさえ救って見せた。

るちあは主人公とは思えないほどの低音の声の持ち主であり、ファンからの歌の評価もあまり良くない。もっとも中の人の成長で、回を経るごとに声の低さと歌唱力は大分改善されている（ソロの『Legend of mermaid』を聞き比べてみるとわかりやすい）。

るちあとココが属する太平洋は世界最大の海洋であり、全地表の約3分の1を占める。なかでも北太平洋は日本の周縁部に属しており、その群を抜く面積と存在感ゆえ、主人公の設定に起用されたのかもしれない。