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Oktavia_Von_Seckendorffの編集履歴

2012-01-21 07:16:28 バージョン

Oktavia_Von_Seckendorff

おくたゔぃあふぉんぜっけんどるふ

人魚の魔女。その性質は恋慕。 在りし日の感動を夢見ながらコンサートホールごと移動する魔女。 回る運命は思い出だけを乗せてもう未来へは転がらない。 もう何も届かない。 もう何も知ることなどない。 今はただ手下達の演奏を邪魔する存在を許さない。 (公式サイトより)

Oktavia von Seckendorffとは魔法少女まどか☆マギカに登場した魔女のこと。

公式の読みが発表される前にオクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフと読み、以降は公式Tシャツの発表で確定となった。。


※ここより先、ネタバレ注意






























概要

第8話ラストにて美樹さやかソウルジェムが砕け散り、グリーフシードに生まれかわることによって誕生した魔女。性質の「恋慕」はもちろん上条恭介への想いである。

公式ガイドブックには「恋を守るためのありあまる力」との記述もある。


第9話冒頭では変身が完了し、全貌を現す。その場にいた佐倉杏子はさやかの肉体を運び出すため一度撤退するが、彼女を元に戻す僅かな望みをかけて、鹿目まどかを連れて再び対峙する。


猛攻に耐え、まどかと杏子は必死に語りかけるものの、オクタヴィアにその声は届かず、演奏を邪魔する敵とみなされて攻撃を受けてしまう。ついにはかつての親友・まどかにまで手をかけたことにより、杏子はさやかの救出を断念する。


最後は杏子の自爆攻撃により、彼女と共に爆風の中に消えた。


外観・性格

西洋の鎧、マント、剣と、魔法少女時代の騎士モチーフが形を変えて使われている。

三つ目で歯が剥き出しのように見える顔だが、これは蓄音機がモチーフではないかという考察もある。

下半身は人魚になっており、アンデルセンの『人魚姫』のオマージュであることが伺える。人魚姫は救出した王子との悲恋とそれによる身の破滅を描いたストーリーであり、さやかと重なる部分も多い。

襟はハート型のエリザベスカラーであり、胸にピンクのリボンがあしらわれている。ピンクである理由は第1話に伏線がある。まどかが母親から「ピンクのリボンは男にもてる」と言われ、そのとおりにしたのをさやかが茶化しているのだ。


時折どろどろに溶けた黒い人魚に似た影が中身のように見え、とめどなく目玉が零れ落ちている。公式ガイドによると、鎧の中身はどろどろ溶けているさやかの形にしている。


普段はHolgerたちにオーケストラコンサートをさせ、それを聞いて人間時代の思い出に浸っている。

禍々しい見た目ではあるが、結界の入り口に「LoVE・Me・Do\(*´3`*)/」と顔文字が描かれていたり、音楽に合わせて体を揺らしていたり、最後に腕を斬られながらも拍手をするような動きを見せたり、コミカルで可愛らしい動きも見せる。

しかし、それらも過去に向けられるのみであり、目の前にいるかつての親友は認識できなかった。それこそがこの魔女の悲劇でもある。


攻撃手段は魔法少女時代と同じ右手の剣に加え、車輪を投げつける攻撃が加わった。これは後述の電車の車輪と共に、詩人Karl Siegmund von Seckendorff(カール・ジークムント・フォン・ゼッケンドルフ)の著作『運命の輪』にもなぞらえられている。

魔女図鑑にも「回る運命」という言葉が使われており、永遠に同じところを回り続ける彼女の行く末を暗示しているようである。


魔女の結界

生まれる瞬間現れた魔法文字はTEMPESTOSO(嵐のように) AFFETTUOSO(愛情を込めて)の2語。いずれも音楽の発想記号である。暗くて分かりづらいが、この時にOktaviaの姿が輪郭線だけ登場している。


前半の結界は、線路と汽車がモチーフになっている。これは魔女化した地点である駅構内付近のモノを巻き込んだためと思われる。

が、charlotteの結界に願いが影響していると思われるメモが公式ガイドブックに載っており、願いが何かしら影響している可能性もある。



後半、再突入後の結界はコンサート会場をモチーフとしている。

結界入口に書かれたLove me doは、オクタヴィアの本心であるとともにビートルズの同名の楽曲に由来するものである。

入口付近の廊下にはコンサートのポスターがあり、魔法文字でKYOSUKEと書かれている。スタッフのお遊びか、開催日時はまどか☆マギカ第9話の東京・大阪での放送日時となっている。

一方で、本来見えることが無いポスターの『裏側』に同じく魔法文字でLook at meとびっしり書かれており、上条恭介に対する執着に近い深い愛情と魔女空間ですらその本当の気持ちを隠しているさやかが表現されている。


なお、この部分はまるで水族館のようにも見えるが、劇団イヌカレー曰く、水族館がさやかと恭介の思い出の場所なのだという。


オクタヴィア本人は奥の赤いホールで音楽を聞いている。演奏はHolgerによるものだが、ヴァイオリンをひく役、指揮をする役など複数いる。

床下には上下逆転した青いホールが隠されており、杏子との戦いによって表のホールが破壊され、姿を表した。賑やかだった表に対して裏にはヴァイオリニストがひとり立っているのみ。その姿は上条恭介にそっくりだが、演奏どころか微動だにせず、後ろを向いている。

魔女図鑑では、Holgerのイラストに彼も描かれていることから、彼もオクタヴィアの使い魔である可能性が高い。


魔女名

従来の魔女と同様、魔法文字の解析から判明している名前である。これにより、魔女名は本名とは関係がないことが明らかになった。

また、劇中に浮かび上がる魔法文字は、他の魔女が古代文字であるのに対し彼女のみ音楽文字で書かれている。これは魔女図鑑でも同様である。ただし、台座にある魔女名は古代文字である。

Oktavia

ヨーロッパの女性名。ラテン語で「八番目の生まれ」を意味する。ローマを含めた他の地域ではOctaviaと綴られることが多い。男性形はOctavius。

同名の有名な人物に、初代ローマ皇帝アウグストゥスの姉小オクタウィア、皇帝ネロの最初の妃クラウディア・オクタウィアなどがいる。

また、8度音程を意味するOctave(oktaveとも。そもそもcとkは古くはごっちゃにされていた)という単語があり、音楽に強い影響を受けている魔女なので、こちらを名前っぽくしたのがオクタヴィアの名の由来であろう。予定調和か、彼女の初登場は第八話である。


von Seckendorff

Seckendorffという姓は実在する。

記録に残る限りでは13世紀から今日まで続いている騎士の家柄であり、これは、「魔法少女時代のモチーフが元になっている」、「(前述のカール・ジークムントの著作から)攻撃手段の元ネタ」、「自分と上流階級に属する上条恭介との釣り合いを取ろうとする意思の表れ(≒お嬢様の志筑仁美に対する劣等感)」等と考察されることがある。


別の時間軸のオクタヴィア

第10話では、暁美ほむらが繰り返すループの中で、別の時間軸のさやかも魔女化していたことが判明する。ファンの間では「10話オクタ」「赤オクタ」の通称がある。


概要

人魚の魔女。その性質は恋慕

ギターが鳴り響くコンサートホールの中で在りし日の感動を夢見続ける魔女。

繰り返す時間の中で僅かな違いこそあれど、運命の車輪は冷徹に回る。

(公式サイトより)


経緯は不明だが魔女化したさやかを、巴マミ佐倉杏子鹿目まどかと暁美ほむらの4人が見届けることになる。

3人の魔法少女は仲間の変わり果てた姿に戸惑い、攻撃をためらっていたが、全てを知っていたほむらは謝罪の言葉を口にしつつ彼女を爆破する。


当初、この時間軸の魔法少女たちは、キュゥべえの陰謀をほむらが何度説明しても聞き入れようとはしなかった。

さやかの魔女化によって、彼女らは魔法少女の秘密をここで身をもって思い知るのだった。


外観

エリザベスカラーに赤が追加されていること以外は第9話とほぼ同じであり、名前も同じである。攻撃手段も剣と車輪で同じ。剣が二刀流になっていること以外はあまり変わらない。

しかし全体的な雰囲気は大きく異なる。まず、魔女の結界がなぜかディスコ風になっており、オクタヴィアはお立ち台の上でノリノリで踊っている。使い魔はHolgerからKlarissaに替わり、役割もオクタヴィアのバックダンサーになっている。彼女らの姿は志筑仁美に似ているが、関係性は不明である。ちなみにこの使い魔は、戦闘中のオクタヴィアが攻撃のどさくさに紛れて潰している。


9話のオクタヴィアが直接上条恭介を連想させるのに対し、いかなる経緯で彼女がこうなったのかは、本編でも魔女図鑑でも一切語られていない。


その他

魔女化前の姿である美樹さやかの人気と、魔女化にいたるまでの悲劇、魔女化した際の異形の姿、佐倉杏子との悲劇であるとともに救いのあった最期と、彼女にまつわるストーリーは非常に見所が多い。

第9話放送直後の傾向としては、さやかからオクタヴィアに至る過程や、運命を共にした杏子との対決シーンが描かれることが多いようだ。

せめて一緒に。


また安定のさやかとして、顔だけオクタヴィアになっていたり、オクタヴィア姿で普通にまどかたちと会話してたりと、ネタ方面でも使われたりするのでcharlotteと並んで魔女の中では比較的よく見られる(ただし、ネタとして描かれているオクタヴィアにはこのタグが使用されてないことが多い)。

まどか★マンガ 番外2・天国的なとこまど☆マギを気分の赴くまま描いた


さらに、人魚モチーフということでオクタヴィアの姿に元のさやかの要素を織り込んだ、というかさやかにオクタヴィア風の衣装を着せたような「人魚になったさやか」とでも呼ぶべき姿で描かれることもある。

さやtaviaちゃん



魔女の正体考察

さやかの魔女化により、今までに登場した魔女達も元は魔法少女であった可能性が示された。そのため、ファンの間では、彼女の例を元に他の魔女についても"生前"の姿が考察されている。

ただし、生前の姿が明かされている例は現時点でオクタヴィアとKriemhild_Gretchen、そして魔法少女まどか☆マギカポータブル初登場のCandeloroしか存在しないため、憶測は不正確になることを念頭に置かなければならない。

なお、使い魔から魔女に成長する例もあるが、その場合は親である魔女と同じ姿に成長する。使い魔は魔女から分離するクローン体のような存在であるため、魔法少女から誕生した大本の魔女がいることにかわりはない。


放送前の憶測

当初、スカートの色や形状などから、第1話冒頭に登場するワルプルギスの夜がさやかであるという憶測が存在した。しかし、8~9話で全く別の姿になり、無関係であることがほぼ確定した。

別の時間軸のさやか説も考えられるが、10話で同じくオクタヴィアになったことや、明瞭に描かれたワルプルギスを見る限り、その可能性も低い。


関連タグ

魔法少女まどか☆マギカ 魔女(魔法少女まどか☆マギカ)

 もう何も痛くない 激しく哀しい愛を込めて 独りぼっちは、寂しいもんな

OktaviaVonSeckendorff(表記揺れ) 機皇帝さやかちゃん☆インフィニティ

安定のさやか 人魚さやか


パンジャンドラム


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