天海護
あまみまもる
CV:伊藤舞子
概要
カモメ第一小学校三年一組に在籍している心優しき少年。天秤座の八歳。父「勇」と母「愛」の三人家族。小学校へ入学する前、父の就職先が決まり両親と共に北海道から宇宙開発公団があるGアイランドへ越してきた。
歓喜時に「うわっはあ!」と父親である勇譲りの口癖を言うが、華との別れ際では北海道弁を話している(CDドラマ number.0参照)。好きなものは牛丼。勇の影響から超甘党である。
パッと身は何の変哲も無いごく普通の少年だが、EI-02のゾンダー核を破壊せんとするガオガイガーを目撃直後、生機融合から人間へと戻す「浄解」を発揮し、紆余曲折を経てGGG特別隊員に任命される。
その際、全身から緑色の光を放ち、髪は逆立ち、光の翼が発生。妖精のような姿となる。それ以外にもGSライドの駆動効率を上昇させ、暴走したガイを正気に戻し、念動力や思念波などを発揮、様々な奇跡をGGGにもたらしていく。其はゾンダリアンにとっては脅威そのものであり、ピッツァとペンチノンからは『カインの遺産』であるギャレオン破壊を唱えるポロネズと異なり攻撃の第一目標にされていた。
両親とは血縁関係が無く、赤ん坊の頃北海道にてギャレオンから引き取られた過去を持つが、その不思議な力については本人も神様からの贈り物だと考え、自身も知らぬその素性は物語を通じて謎の一つとされていた。
だが、大規模なゾンダーメタルプラント製造を展開する東京大決戦で図らずともパスダーから「カインの造りし破壊マシン」と呼ばれて困惑し、少しずつ力の意味を考えるようになり、同じ能力を持つ戒道幾巳と、機界最強七原種のひとり『腸原種』からその素性が明かされた。
彼は三重連太陽系緑の星の指導者カインの息子ラティオで、故郷が機界31原種により機界昇華された際、ギャレオンと共に脱出し、Gストーンも自分の能力を基にして生まれたものとも知らされる。それでも「僕は地球人の天海護だ」と気丈に否定した。この頃から普段通りに生活しつつも現在の関係が壊れると危惧し繊細な素振りが多くなって来ていたが、両親や華はそれらを受け入れ、自身もまた成長し、勇者達と苦心の末Zマスタープログラムを浄解する。
機界新種との戦いの後、他の星に潜伏しているであろう新種の脅威に晒されている人々の力にならんとギャレオンと共に宇宙に旅立つ(但し、これは方便であり、真相は続編及びノベライズで明確に語られる)が、この戦闘でガオガイガーを守ろう結界を張ったものの一度命を失った。
物語の要であり、全てのストーリーを通じてメインキャラクターとして活躍する。
浄解モードになった際は浄解能力を含む様々な超能力を発揮、通常時は全く動かすことが出来ないニューロノイドもこの形態浄解になった時のみデュアルインパルスを発し、はじめて操縦が可能となる(これに関しては幾巳も護と同様に浄解モードになった時のみ)。
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~
プロローグとなる【number.00】では14歳、この頃にベターマン・ラミアと邂逅、【number.01】以降は嘗ての凱と同じ年齢の20歳になり成人したことで、飲酒するようになるも、覇界王との決戦前に凱と共にペース配分を決めずに続けた結果、二人共泥酔状態に陥り嫁に禁酒令を言い渡された。
※イラストの中央にいるのがGGG機動部隊隊長となった20歳の護。そして護の側にいるのが同じく20歳となり同部隊メインオペレーターの華と副隊長となった戒道である。
前者では少年GGG隊の隊員として、後者はガッツィ・グローバル・ガード機動部隊隊長となる。凱たちを迎えに行く為『プロジェクトZ』への協力、その再会を決意。華との関係は10年経っても良好だが、成人になったことで「緑の星の人間である自分が、地球の女の人との間に子供ができるのか」等、かつてのエヴォリュダーとなった凱と似たような悩みを抱くようになる。一応は声変わりはしており、勇をパパ→お父さん→父さんと敬称が変化。ラミアからは『光持つ者』と呼ばれる。バイオネットから救い出した[アルエット>アルエット・ポミエ]]から「坊や」呼びされ、嘗ての凱同様のダメージを10数年後に『ブーメラン発言』で返される形となる。
また凱号及びガオガイゴーを共に操縦する相棒である戒道とは【number.00】ではオーストラリアでの出来事を話してもらえるほど距離が縮まり、【number.01】以降はいつしかそれぞれの育ての親が深い愛情を込めてつけてくれたファーストネームでお互いを呼びあう関係に変わっていた。
劇中でも指摘されていたが、劇中の2017年の時点で機動部隊隊長としては凱よりも任期期間が長くなっている。