概要
1987年からテレビ朝日・テレコムスタッフが制作し主に同局系列で放映している鉄道紀行番組。
放送30年、通算10000回を超えるかなりの長寿番組でもある。
タイトルの通り、世界中の様々な国や地域の鉄道の車窓風景を主に紹介する番組だが、時には車窓ではなく車内光景を映したり、また都市部や史跡では途中下車のようなかたちでその土地を紹介することもある(ぶっちゃけ、鉄道に関する映像がほとんど出てこない回も稀によくある)。
スポンサーは富士通。放送時間は3分間と短く、ナレーション以外タレントなどの出演もない。
また、日本国内の路線が取り上げられたことも今のところ無い。
映像のほか、番組中にBGMとして流れる音楽の選曲センスの良さにも定評があり、テーマソングである溝口肇のインストゥルメンタル曲「世界の車窓から」はもちろん、毎回そのシーンにマッチした曲が流されることでも知られている。
BGMの選曲はクラシックや民族音楽はもとより、HR/HMやテクノも使用されるなどジャンルを問わず幅広く、またアーティストも世界的に有名な超大物から主に現地で活躍する比較的マイナーな者まで様々である。
なお、使用される楽曲は洋楽がほとんどだが、稀に邦楽が用いられることもある(過去の例として谷山浩子や葉加瀬太郎、姫神といった国内アーティストの楽曲が使用されたことがある)ため、洋楽しか用いないというわけではない模様。
余談
ナレーションは現在のところ放送開始当時から変わらず俳優の石丸謙二郎氏が務めている。
彼はあの超有名特撮番組に出演していたので、そのファンはさながら時を駆ける列車に乗って、そのオーナーのガイド付きで旅をしているような気分を味わえたのかも知れない。
もちろん、時を超えたりはしないが・・・
実際にナレーションを嵐を呼ぶ5歳児とのコラボスペシャルでやってしまった。
また、世界各地を巡って当地で使われている車両が出てくるので、イラストや動画で外国のシーンを描くにあたって鉄道が出てくる場合、その国の鉄道の車体の大きさや形状、使っている連結器の種類形状、レール幅と車体の寸法比などを正確に考証して描く参考にもなる。
関連イラスト
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世界の車窓から カルテットver