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フェリ・アルファイドの編集履歴

2021-12-10 01:14:20 バージョン

フェリ・アルファイド

ふぇりあるふぁいど

日本ファルコムのRPG『黎の軌跡』のキャラクター。

プロフィール

出身カルバード共和国中東地域
所属クルガ戦士団
年齢13歳
身長150cm
CV小倉唯

概要

本作のメインキャラクターの一人。正式なフルネームは「フェリーダ・アルファイド」。

褐色の肌に短めの髪、小柄な体型が印象的な猟兵の少女。


出自

カルバード共和国中東山岳地域・クルガ生まれ。「」と《翼の女神(アルーシャ)》を信奉する独自の文化を持つ民族《クルガの民》で構成される《クルガ戦士団》のひとりで、戦士団副頭目ハサン・アルファイドの娘。

中東の方言で父親を「アブ」、母親を「アマ」と呼んでいる(他には「了解」→「ウーラ」、「天使」→「メラク」、「霊」→「ジン」など)


所属する《クルガ戦士団》は中東部に拠点を置く大規模猟兵団。戦いへの誇りと伝統を重んじている。無抵抗の民間人などの殺戮といったの汚れ仕事をしないことで知られており周囲からの評判は悪くなく、基本的に猟兵を疎んじるギルドの一部の人間からも信頼出来ると思われている模様。


家族は両親の他、団を離脱した実兄であるカシム・アルファイドにまだ幼い弟と妹がいる。


黎の軌跡


本編では第一章から登場。以前より交流のあった中部の自由都市圏を拠点とする大規模猟兵団《アイゼンシルト》に所属し、交友が深かったアイーダの率いる中部隊が消息不明となり、その捜索をヴァンに依頼する為に単身首都イーディスを訪れる。


バイト研修を終えたヴァンとアニエスを発見し、尾行するが尾行を開始した時点で既にヴァンから気付かれておりあちこち連れ回された挙げ句に路地裏の行き止まりに誘い込まれ捕まってしまう。身に纏った民族衣装と中東の方言から自身の出自を看破された。


ヴァン達と事務所に戻り改めて自己紹介をしたフェリは、前述の通り自身の依頼を彼らに告げる。

恩人の為にたった一人で首都を訪れたフェリの健気さに心打たれたアニエスは、彼女の力になって欲しいとヴァンに懇願するが当の彼は渋い顔となる。


ヴァン曰く折り紙付きの実力を持つ高位猟兵団が行方不明になる、明らかに危ない案件だと答えアニエスの「捜し物」の件もある事から首都を離れない方が良いと話すがその時アニエスが所持する《ゲネシス》が輝き始める。

突然の出来事に驚くヴァンであったが、アニエスによるとエプスタイン博士の手記には「8つあるゲネシスは互いに惹かれ合う」と書かれているらしい。

今まで何の反応も示さなかったゲネシスがフェリの話を聞いた途端に輝き出す、行方不明になったアイゼンシルト中隊にゲネシスが関わっているかもしれないと考えたヴァンはフェリの依頼を引き受けることを決める。


しかしカルバード共和国は国土が広大な上に現在の好景気もあって猟兵団だけでなく様々な勢力が入り組んでいるため、手掛かり無しで捜索するのは無謀とも言えた。打開策としてアイゼンシルト中隊の情報を得るためにヴァンは幼馴染みであるキンケイドに連絡を取ることに。

突然の連絡にも関わらず澄まし顔で通信画面に顔出すキンケイド。彼によるとヴァンがそろそろ連絡して来ると予想していたらしい。フェリが首都に入っていた時点でCIDから捕捉されており、彼女の目的も既に把握していた。


キンケイドからの情報によるとクルガ戦士団とアイゼンシルト中隊が別れてすぐに《火喰鳥》アイーダが率いるアイゼンシルト中隊に対しCIDの特務部隊《ハーキュリーズ》の訓練の為に「妨害オペレーション」という名目で包囲戦を仕掛けた。しかしアイゼンシルト中隊は手強く、ハーキュリーズの包囲網をくぐり抜け突破したという。中隊はそのまま本拠地に向けて帰還したとの事であったが、10日経った今でも中隊は本国に戻っておらず行方を眩ませたというのが現在の状況だと話す。キンケイドによるとCIDとアイゼンシルト中隊とは顔見知りだった為、詫びの意味も込めてヴァン達に情報を提供した模様。


得られた情報からアイゼンシルト中隊の帰還ルートを探った結果、アイゼンシルト中隊は共和国の北西のルートから帰還した可能性が高くそのルートの途中にある農村「クレイユ村」の名前を上げた途端に正解だと言わんばかりにゲネシスが再び輝き、ヴァン達はクレイユ村に向かう事を決める。


依頼はヴァンが解決するのだが、その後父・ハサンより戦士団から勘当(と言う名目の課外活動)を言い渡される。「親としてはともかく副頭目として娘の成長を奪った」事に思う所があったハサンより「今のままでは半人前以下ゆえ、修業と、世間をもう少し知るべき」という名目のもと、ヴァンが所長を務めるアークライド解決事務所に送り込まれる。この時、事務所上の部屋の契約もしっかりと結んであったという。


首都に来てからは裏解決屋のバイトの他に日曜学校にも通っており、よくアニエスなどから勉強を教わっているようである。好奇心が旺盛な事もあり、勉強熱心。導力端末も使いこなしたいと考えている。


人物

フェリ・アルファイド

13歳というまだ少女の身でありながら猟兵としての実力は非常に高い。かつて西風の旅団の副団長であった女性猟兵アイーダに迫るほどで、彼女からは「いずれもう一人の妹分にも届く」と太鼓判を押されている。


一方で、兄であるカシムからは「戦士には向いていない」と評されることも。


物事の捉え方においてはシビアな価値観を持っており「水も安全もタダではない」「持つ者は支払う義務がある」という考え方を持つ。その一方で都会の知識には疎く、初めて見るその有様や日常生活に対して素直な反応を見せている。

また現役の猟兵であるためか危害を加えようとする者に対して容赦がなく、作中では相手の腕を捻り上げたり、壁に押し付けたりする制圧術等で無力化している。


また首都イーディスの広さに対して「市街戦に向いていない」、ディルク自然公園の自然豊かな光景を見て「演習地に向いている」と発言するなど日常の風景を猟兵の思考で捉えるため周囲を呆れさせている。


その一方で戦闘以外ではごく普通の少女でやや天然気味。基本的に誰とでも敬語で受け答えをし、物腰の柔らかい態度で接する。成長期であるためか、食べ物に目がなく作中で訪れる色々な場所で様々な食べ物を食している。ジュディスが主演で出演した映画「ゴールデン・ブラッド」を観てから映画にハマっており、その後も様々な作品を鑑賞しているようである。


事務所内で最年少であるためか無垢な一面があり、アーロンが言い放つ発言に対して意味を理解して赤面するアニエスと対象的に首を傾げる場面が多々見られる。年齢のためか恋愛観は意外と潔癖で劇中に登場するZ1グランプリのチャンピオンであるマクシム・ルーガンに対しては、本人の言動や依頼内容から辛辣な態度を見せる。


人の気配を『息吹』として捉える事ができる気配察知能力を有しており、戦闘では敵の数などを瞬時に把握できる。また、『息吹』から他者の心理状態ですら把握可能で、劇中ではある人物に嫉妬したアニエスの感情を「仄暗くなった」と察している。


住んでいた環境やまだ幼いからなのか基本人名以外の横文字の用語は片言(平仮名表記)で呼んでしまうのが特徴。


また元西風の猟兵であり共和国に出張で来た遊撃士フィー・クラウゼルとは似た身の上やスタイル、そして同じく元西風出身だったアイーダの『妹分』同士としてすぐに意気投合する。


バトルスタイル

フェリ

猟兵団より用いている得物は突撃銃剣(アサルトソード)。ぱっと見では小型プルバック型アサルトライフルそのものだが、銃器形態から小刀に変形することも可能で、実質軌跡シリーズ歴代猟兵キャラクターおなじみの銃器・近接武器を併用した代物である。オーブメントの固定属性は火×2・幻×1。


フィールドアタックは、通常時は銃器形態での連射で遠距離から攻撃し、チャージゲージを溜めつつ、溜まったら刀形態のチャージアタックを使って先制攻撃を狙える。特に通常攻撃は銃攻撃である点から相手との間合いを保ちつつ攻撃できるのが特徴。


コマンドバトルではフェリ自身の非力さと物理防御力の低さがあるが、持ち前の敏捷さを生かした行動力と手数で攻めるのが基本的な立ち回りとなる。また攻撃力や命中率アップのクォーツは是非とも装備しておきたいところである。


クラフトは扇状に銃撃を放つ「ラピッドバースト」、銃を小刀に変形させて敵へ直線状に斬り込んでいく「ヒートエッジ」、懐刀であるククリナイフを敵陣に向けて投げて刻む「クルガの護剣」、そして銃撃のあと、敵陣に飛び掛かり大爆発を起こすSクラフト「イグニス・ランペイジ」を持ち、銃撃と斬撃を駆使したのが特徴。


衣装

本作でのフェリの衣装は充実しており、デフォルトのほか、

フェリ

ゲオ店舗特典では故郷クルガの巫女装束が用意されており。

エンディングではまた少し違うデザインの巫女装束(おそらく冬用)がある。


フェリちゃん

他にも(もしも通っていたらという設定の)アラミス高等学校附属中等部制服、水着、「4spg UNITE」というアークライド解決事務所の制服的戦闘服が用意されている。




対人関係

アイーダ――戦場に参加するようになってから時に敵対し、時に味方として世話になっていた恩人。共同訓練の後消息を絶った事から、フェリが首都に向かう切っ掛けとなった。捜索の末再会するが、本作の悪党の毒牙にかかって生ける屍となった挙句、その戦いの果てに彼女の非業の最期を見届けることになってしまった。彼女の遺品として使用していたホロウコアと愛用の導力ライフルを預かる事となる。


ハサン・アルファイド――副頭目にして父親。《アイゼンシルト》中隊の捜索部隊の参加を志願するフェリに対して、未熟と言い渡して参加させなかった。前述の通り言いつけを破ったフェリを勘当かつ再修業のため、《アークライド解決事務所》に送る。厳しい態度を見せるがそこは娘を見守る父親の一面もありヴァンに宛てた手紙にはフェリの身元引受を依頼することに加えて「万が一手を出したら、“全クルガ”を以って死を与え、色々な意味で責任を取らせる」と綴っている。


カシム・アルファイド――戦士団から独立し異国で仕事をしている歳の離れた実兄。寡黙なためかどのように接していいか分からず、接し方を悩んでいる模様。カシムの方もフェリの戦士として資質について父親と意見を違えているらしいが、家族仲は悪くなく休暇などでは訓練に付き合ってもらっているらしい。


ヴァン・アークライド――《アイゼンシルト》中隊の捜索を依頼した《アークライド解決事務所》の所長。アイーダの介錯を躊躇うフェリに対して、「手伝うという依頼を受けた」という理由で代わりに介錯を行う。後に父親の意向・命令で事務所の一員として身を引き受けることになる。


アニエス・クローデル――依頼した際に出会う。一般人ながら修羅場に同行する彼女を不思議に思いながらも、その実力を認めている。年が近いためか姉妹のように仲が良く、不慣れな都会の生活もフォローしてもらっている。


アーロン・ウェイ――出張業務で出会った煌都で起きた事件の関係者。同僚になった後は「チビ」「お子ちゃま」とからかわれるが、関係自体は良好。彼の奔放な言葉に首を傾げる場面が多々ある。その戦闘能力は認めているものの、その性格故にムラがある事を指摘している。また《アルマータ》の幹部に大切な人間を奪われたため、同じ仇敵がいるという共通点を持つ。


フィー・クラウゼル――帝国から来た遊撃士。アイーダから「もう一人の妹分」として話を聞いており、ずっと会いたがっていた。ディルク記念公園で邂逅し、その時は言葉をかけられずそのまま分かれる。その後サルバッドで共闘し改めてアイーダの最期を話す。また、戦闘スタイルも似ている事からそのまま意気投合する。


関連タグ

黎の軌跡 カルバード共和国 アークライド解決事務所

カシム・アルファイド


フィー・クラウゼル…本作でも共闘の機会があるが、猟兵出身、戦闘スタイル、小柄と多くフェリに共通する。

ガイウス・ウォーゼル…同じく女神以外を信仰している褐色肌のキャラクター。

カンリリカ イーシャ同メーカー作品で中の人が共通しているキャラクター。

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