概要
岡山代表のミニ四駆レースチームであるチーム桃太郎侍のリーダー・木尾桃太郎が所有しているマシン。通称クリムゾンG。
全国大会編のラスボスポジションで真紅のボディと青いコクピットにフロントモーターシャーシが採用されているのが特徴。
尚、クリムゾンGを設計したのは日ノ丸源駆郎である為、ダッシュ軍団との決勝戦は源駆郎のマシンたち同士の戦いとなった。
主な活動記録
鬼堂院陣のプロトエンペラーや偽鬼堂院のバンキッシュJr.と対戦。木尾家の裏山に広がる壮大なコースを駆け抜けていき、最終的にはクリムゾンGとプロトエンペラーの同着となるが鬼堂院は滝でレースを中断したことから、自分の負けを認める。
地区大会代表枠を決めるべく、鬼堂院と偽鬼堂院も加えた桃太郎チーム、闘太チーム、喜次郎チーム、赤彦チームの4チームによる鬼ヶ島レースを展開。最終的には桃太郎のクリムゾンGが勝利。この後、闘太と喜次郎と赤彦も桃太郎のチームに加わり、チーム桃太郎侍が結成された。
全国大会準決勝で日ノ丸四駆郎のエンペラーが聖響子のゴッドエンペラーに勝った直後、2台を追い抜き、桃太郎は四駆郎に宣戦布告する。
チーム桃太郎侍の貸し切り列車を舞台に鬼堂院からプロトエンペラーを借りた四駆郎と対決。行きは車内のコースだったが帰りは列車の屋根の上で行い、その最中、桃太郎は屋根から落ちかけたタンクロー救出を優先した為、四駆郎の勝ちとなった。
ダッシュ軍団を離れ、チーム桃太郎侍の合宿に参加するタンクローを連れ戻すためにやってきた源太にタンクローは桃太郎から借りたクリムゾンGで源太の挑戦を受けて立つ。源太のレーサーミニ四駆仕様のワイルドザウルスとのレースはクリムゾンGの性能もあって、タンクローの圧勝で終わったがワイルドザウルスに使われているシャーシがエンペラーのものであることに気づいたタンクローは四駆郎が信じて待っていることを知る。
全国大会決勝前半戦第5区間で南進駆郎のシューティングスターと対戦。途中、進駆郎が岩に頭を強くぶつけたことで大量の出血をしたこともあり、先にゴールする。
後半戦の最終局面である強風コースでネオ・バーニングサンの爆発で生じた煙をヒントにスロープを登っていくがヒントの本当の答えである空中に向けて、グレートエンペラーがネオ・バーニングサンの残骸を踏み台にジャンプしたことで逆転負けを喫する。
量産型
チームメンバーが使用するクリムゾンシリーズ。
偽鬼堂院：クリムゾンR
奥山喜次郎：クリムゾンE
犬神闘太：クリムゾンT
猿渡赤彦：クリムゾンA
これに桃太郎のGも加え、アルファベットを繋げるとGREATとなる。
しかし、ナンバリングに関しては1号車はG、2号車はR、3号車はT、4号車はE、5号車はAと3号車と5号車のアルファベットとナンバリングの順がチグハグになっている。
全国大会決勝前半戦第1区間でクリムゾンRは四駆郎のグレートエンペラー、第2区間でクリムゾンAは源太のワイルドザウルス、第3区間でクリムゾンEはパンクローのキャノンボール、第4区間でクリムゾンTは皇輪子のダンシング・ドールとそれぞれ対戦。
後半戦の砂漠コースでGとEを先に行かせ、それ以外の3台はダッシュ軍団をブロックするがRとAがブロックミスをして転倒。偽鬼堂院と赤彦はマシンを起き上がらせに行くもマシンと共に流砂に飲まれたことでリタイア。闘太は仲間の仇を討たんとした焦りから、キャノンボールだけでも道連れにしようとAを体当たりさせるがダンシング・ドールが身代わりとなった。
バベルの塔コースでGのギヤが欠けたことから、喜次郎はEのギヤを桃太郎に渡す。一度は、桃太郎から拒絶されるが、『お前の方が、FMマシンを操作する技量が上だ！ それに・・・壊れたのは、俺のマシンだ。』と発破をかけるために自らのガイドスティックでEを破壊し桃太郎を送り出した。
ダッシュボーイ天
伊欧多総一郎の初代マシンとして活躍。フロントモーターマシンの持ち味であるドリフト走法で低速コーナーが連続するエリアなどでは無類の強さを誇るのだが、高重心を始めとした問題を抱えているためアストロブーメランに対抗することが難しいと悟った総一郎はあるマシンの製作をするのである。
立体化
レーサーミニ四駆シリーズ初のFM（フロントモーター）シャーシが採用された製品として販売された。
サイドエキゾーストパーツを外せば、FM-Aシャーシに無加工で搭載することができる。
現在は生産がされておらず、本製品を入手するのは困難である。（インターネットオークションや中古ショップなどを探したり、小さな模型店などを探してみると入手できる可能性もある）
関連タグ
- クリムゾン・グローリー(音楽)：アメリカの音楽グループ。本機の名前の由来。
- ブロッケンG：こしたてつひろ作「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の作中最初に登場したFMシャーシを採用したマシン。こちらは発展型シャーシ、SFMシャーシとなっている。 真紅のボディと青いコクピットを持っていることも共通している。
- ラウディーブル：SFMのさらなる発展型FM-Aシャーシを最初に搭載したマシン。
- ネオ・バーニングサン：本機のデータが組み込まれたマシン。こちらはダッシュ軍団が所有している
- エアロソリチュード：兄弟機。大型のコクピットとリアウイングが装備されている
