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ケツァルコアトルスの編集履歴

2022-01-20 22:24:10 バージョン

ケツァルコアトルス

けつぁるこあとるす

白亜紀後期に北アメリカに棲息していた翼竜。

概要

翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)アズダルコ科に分類される。

名称(学名)の由来は同名のアステカの神(ケツァルコアトル)から。

腕の一部の骨しか見つかっていないため、多くは近縁種を参考に復元している。


特徴

翼の差し渡しが5~10メートル(大型種Q・ノースロッピ種では推定12メートル)にも及ぶ大型の翼竜。ほぼセスナ機に匹敵する翼開長である。翼と後ろ足で地面に立った時の頭頂高が最大で6メートル、キリンに匹敵する巨体の持ち主であった。

但し骨密度の軽さと筋肉の量の少なさから体重は見かけほど重くはないとされているが、推定は70~250キログラム程度と様々。


生態

槍のようにまっすぐ伸びる長い嘴を持ち、嘴には歯が全く生えていない。

生態については「ハゲコウのような腐肉食者だった」「地面を闊歩し、小動物を嘴で摘まみあげて捕食した」「浅瀬の魚や、砂浜の甲殻類を捕まえた」など様々に推測されている。


飛べたかどうかは不明。体重や構造から考えるに飛べるか飛べないかのギリギリくらいと思われる。

環境を考慮した意見では、「ティラノサウルスのような捕食者のいる場所で飛べないのは圧倒的不利」として飛んでいた可能性を指摘する声がある一方、「ライオンワニのいるアフリカキリンダチョウが居るように、大きければ捕食者がいても平気」として飛ぶ必要はない、とする意見もある。


軽量化された骨の内部は網目状に支えが走るが、上腕骨では同じ方向になって補強されており、飛んでいたとしたら四肢を使って助走をつけて飛んでいたと思われる。


大きくなったのは、当時鳥類が翼竜から制空権を得つつあり、まだ鳥が進出していない沿岸に追いやられてからという悲しい存在でもあった。


近縁種の化石はヨーロッパや中国、日本からも発見されている。


フィクションにおけるケツァルコアトルス

ケツァルコアトルスが登場する


ケツァルコアトルスモチーフ


関連タグ

翼竜 プテロダクティルス類 アズダルコ科

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