概要
日本の漫画家。
1970~80年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)の看板作家のひとりだった。
バイオレンスアクションを得意とし、登場する悪役のド外道ぶりに定評がある。
アシスタント出身者に猿渡哲也、高橋陽一、佐藤智一、木多康昭など。
略歴
1955年8月22日、高梁市(岡山県)に誕生。中学生時代から漫画を描くようになる。
1971年、高梁高等学校に入学。「勝負」が「週刊少年ジャンプ」に掲載されデビュー。
1974年、高校卒業後、上京し中島徳博のアシスタントとなる。「週刊少年ジャンプ」で「ドーベルマン刑事」を連載開始。
1980年、「週刊少年ジャンプ」で「リッキー台風」を連載開始。
1981年、「週刊少年ジャンプ」で「ブラックエンジェルズ」を連載開始。
1988年、「スーパージャンプ」(集英社)で「マーダーライセンス牙」を連載開始。
1998年、「スーパージャンプ」で「ブラックエンジェルズ&マーダーライセンス牙」を連載開始。
2006年、「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で「外道坊」を連載開始。連載途中で「外道坊&マーダーライセンス牙」にタイトル変更。
2010年、「別冊漫画ゴラク」(日本文芸社)で「ザ・松田-ブラック・エンジェルズ-」を連載開始。
2012年、「週刊漫画ゴラク」で「新ドーベルマン刑事」を連載開始。
2013年、「別冊漫画ゴラク」で「ザ・松田-超人最強伝説-」を連載開始。
2016年、「グランドジャンプPREMIUM」(集英社)で自伝漫画「そしてボクは外道マンになる」を連載開始。
2020年、「コミック乱」(リイド社)でブラックエンジェルズの設定を江戸時代に置き換えた「大江戸ブラック・エンジェルズ」の不定期連載開始。
2021年、「キララ」(リイド社より)30年のときを経てよみがえる伝説の高校野球マンガ発売!
余談
- 「アストロ球団」連載中の中島徳博の、反吐を吐きながら漫画を描く、原稿の遅れで輪転機を止めて土下座して血判状を取られるなど過酷な姿を見ていたため、週刊連載が決まっても喜びは無く、赤紙が来たような気分だったという。
- 主人公を描く時は主人公に、ド外道を描く時はド外道に、とキャラクターになり切っているため、作画で非常に疲弊する。
- 少年時代より書道も得意とし、イラストに書を添えた「漫書」を発表している。
- 2004年、「トリビアの泉」(フジテレビ)で検証VTRのイメージ画像を描き、ゲストやレギュラー陣からは「この人知ってるっ!」と声が上がった。
- 木多康昭は「幕張(漫画)」に「マーダーライセンス牙」の板垣重政をモデルにした板垣平松を登場させた。
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