フロゾモン
ふろぞもん
概要
「バイタルブレスデジタルモンスター:ブリザードファング」にて初登場した、ガードロモンが寒冷地に適応して進化した姿。
主に豪雪地帯に棲息し、力強く除雪を行う除雪車のようなデザインが特徴の完全体のマシーン型デジモン。
吹雪等で遭難した者を救助する頼もしい一面とは裏腹に、救助の邪魔になる者はたとえ幼年期であろうと全力で排除しにかかる少々厄介なデジモンでもある。除雪だけではなく、高熱を帯びた剣で氷を溶かすことも出来る寒帯地域のスペシャリストである。
技
- リムーバルブロウ
敵に突撃し、巨大な右拳でパンチする。
- デフロストブレード
左手のヒートソードを敵に突き刺す。
- グラシエイトミサイル
正面下部のプロペラから取り込んだ雪を固めて氷の弾とし、発射する。
着弾点に巨大な氷塊が生じる性質を持ち、これを利用して雪崩を塞き止めることも可能。
作品での活躍
デジモンゴーストゲーム
「進行方向に不自然な熱源を探知…前方の建造物を障害物と認定…熱源の徹底排除…開始」
「自分の任務遂行を…やめろだと!? 俺の使命を邪魔する奴は、許さん!!」
CV:小山力也
第17話に登場。デジモンアニメシリーズ及び、バイタルブレスシリーズ初出のデジモンとしても初登場となる。
雪の中から突然現れ、清司郎が管理している白尾岳地熱発電所を不自然な熱源として感知、冷却しようと襲撃した。
最初は雪を発電所にかけて埋めたり『グラシエイトミサイル』で発電所を凍らせる程度のものだったが、清司郎が「やめろ」と言って刺激してしまったことにより任務の邪魔をされたと思い込んで激怒。中に侵入して障害の徹底排除を遂行しようとする。
その結果、ベテルガンマモンたちと対峙するが、寒さで本調子が出せなかった宙達を一方的に追い詰めるが、地熱の湿度が上がり発電所内の室温が上がったので外に退避。発電所ごと雪漬けにする事で男性陣を凍死寸前まで陥らせる。
しかし、唯一外に脱出できた瑠璃と、発電で冷気を遮断できたテスラジェリーモンが止めにかかる。そして「パートナーの一時シェア」という史上初の事例(ポケモンや妖怪ウォッチで言う交換みたいな物)を前に、根性の『フィサリスト』連打を食らって遂に倒れた。
(一応XWでタイキがキリハのグレイモンとメイルバードラモンをデジクロスさせたり、02で賢がグレイモンをスカルグレイモンやメタルグレイモン(青)に進化させたりはしている。この場合は前者の方が近いか。)
その時、仲間のユキダルモンたちが現れ、彼らの隊長でもあるフロゾモンを匿おうとする。そんなユキダルモンに瑠璃は発電所内にいる宙達も救助してほしいと頼み、宙達は彼らの手で凍死から免れた。
仲間達の話によれば春が近づいて暖かくなって来たため、寒い場所に連れて行こうとしていたという。実は彼は「救助の専門家」で、困っているデジモンを必ず助け、邪魔になる物は全力で排除する根は優しいデジモンなのであった。
「フフン、 俺の救助活動に回り道は無い!」
とのことで、宙曰く「直進」とのことで、その直線に偶然巻き込まれただけなのであった。
「お前らが悪い!何だ、あの熱いのは!!」
彼が発電所を冷却しようとしたのは、ただ熱いのが大の苦手なだけだった模様。
誤解が解けて宙達と和解し、宙の説得で清司郎がしぶしぶと発電所を停止して進める様になり、フロゾモンたちは再び寒い場所を目指して発電所を後にした。