概要
サイヤ人編終盤において、ベジータが人為的に作り出したブルーツ波によって大猿化した姿（それ以前にも大猿化したこと自体はあったと思われる）。
界王拳を用いて、本来なら天と地ほどの差がある実力差を埋めてくる悟空に業を煮やしたベジータは月を見て大猿化しパワーで押し潰してやろうと目論んだが、月は既にピッコロに破壊されていたため、仕方なしに自分の力で大猿化を果たした。パワーボールを作る際に戦闘力を消費した事と、それまでの蓄積されたダメージもあり、10倍化したとはいえ実際の戦闘力がどの程度かは不明瞭。
ベジータを始めとするサイヤ人の多くはあまり大猿の姿を好んでおらず、この姿になるのは好きではないらしい。悟空や悟飯が大猿化した際には暴走していたが、ベジータの場合は暴走せず理性を保ったままこの姿を維持することが可能。
悟空を圧倒的な巨体とパワーで追い詰めるも、ヤジロベーに尻尾を斬られて元の姿に戻ってしまった。
以降はこの姿は登場していない（特に人造人間編で超サイヤ人化できるようになったため、無用の長物と化した）。
ただし『ドラゴンボールGT』においては、超サイヤ人4になるのには一旦黄金大猿化しなければならないため、ブルマの協力を経て一時的に大猿化している（この際には大量のブルーツ波を浴びた事と、尻尾のない状態でのブルーツ波の照射によって無理矢理大猿になったため一時的に理性が吹っ飛んだが、直後に意識を取り戻して黄金大猿化を果たし、超サイヤ人4になることが出来た）。
余談
PS2ソフト「ドラゴンボールZ Sparking!METEOR」ではこの形態での究極技が、GTよりかなり先駆けて『スーパーギャリック砲』が採用されている。
