概要
通称ノア。地球から見て月とは正反対のL3点付近にある。L3点付近には地球連邦軍の宇宙要塞ルナツーも置かれている。
宇宙世紀0079年時点で最新のコロニー群であり、一年戦争発生の2年前から開発が始まっている。
未完成ながら居住が始まっていたコロニー1基がジオン宇宙攻撃軍が偵察に向かったことが『機動戦士ガンダム』の発端となった。
一年戦争終了後に再建され、グリーンオアシスと改称するがティターンズの拠点が置かれ、『機動戦士Ζガンダム』においても物語の発端の場所となっている。しかし、その後の戦乱で既存のサイド再建に人手を取られて新規コロニーが建造出来ず、コロニー1基だけでは生活物資の自給自足もままならないため、ザンスカール戦争以降の時代にはルナツー近辺に移設されている。
『機動戦士クロスボーン・ガンダムDUST』の時代では元々の宙域には残骸と化したコロニーレーザーと、その一部に不法に居住するものたちがいるだけの廃屋と化している。
コロニー一覧
- 1バンチコロニーグリーンノア1
『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム』に登場。グリーンノア1という名称『Z』で名づけられた。
アムロ・レイが父テム・レイと共に地球から移住してきたコロニーで、一年戦争当時、地球圏の宙域の大半はブリティッシュ作戦やルウム戦役でほぼジオンの制圧下におかれ、ルナツーの守備範囲内にある本コロニーのみが連邦軍の勢力下にあった。表向きは疎開地のような扱いをされており、住民は老人や子供の比率が高い。
その環境を隠れ蓑にV作戦で使われるモビルスーツ・ガンダムの性能実験場がある。宇宙世紀0079年9月、シャア・アズナブル率いる偵察部隊が潜入し、混乱の最中アムロが偶然ガンダムに搭乗。人類史上初めてのモビルスーツ同士の戦闘が行われた。
その際の戦闘で甚大な被害を被り、民間人は入港していたホワイトベースに避難しコロニーは破棄された。
『Z』の時代では再建され、カミーユ・ビダンやファ・ユイリィが暮らしている。だがガンダムMK-Ⅱの性能実験が行われることを知ったクワトロ・バジーナらが潜入し、カミーユによってMK-Ⅱの一体が強奪された。
宇宙世紀宇宙世紀0157年にはコロニーレーザー修復を進めようとした連邦軍に対して反対派の暴動があり、修理を依頼・派遣されていた事業主アンクル・キング氏が死亡している。その後、首切り王こと、エバンス・ジルベスターによってルナツー宙域に移設されるが作中時点(宇宙世紀170年)で住民はすべてルナツーに移されており、皮肉にもジルベスターによってコロニーレーザーに改造されていた。
- 2バンチコロニーグリーンノア2
『機動戦士Ζガンダム』に登場。
グリプス1とグリプス2という密閉型コロニーを2つ繋ぎ合わせた形状で、ティターンズの軍事基地・工廠が建設されている。
ティターンズ大佐バスク・オムによって「グリプス」というコードネームを与えられている。
グリプス戦役後期では二つに分解され、グリプス2がコロニーレーザーに改造された。