概要
1887年の創業以来、さまざまな文具を作り世に出しており、鉛筆のuniシリーズ、ポスカ、シャープペンシルのクルトガ、ボールペンのジェットストリームなど、そのジャンルを制圧する勢いの商品を多数保有している。
「リフィル/レフィル」「インク/インキ」「ゲルインク/ゲルインキ/ジェルインク/中性インク」等の表記ゆれがある言葉については、なぜか三菱の表記に合わせる場合が多い。
三菱と三菱
三菱グループとロゴも同じ(商標登録はこちらが先)だが資本関係はない(過去に三菱グループからの提携を持ちかけられた事があるが断っていて、FAQにも三菱グループの企業ではないときちんと書いてある)。三菱鉛筆のメインバンクは現在も三菱最大のライバル、三井住友銀行系列である。
それを知ってか知らずか、こんなコピペも生まれた。
こういった誤解もある為、三菱鉛筆は「uni」ブランドの名前を前面的に出している。
なお、三菱鉛筆以外で三菱のスリーダイヤを使用する権利を有しているのは弘乳舎という熊本県の乳製品メーカーである。同社の販売する三菱サイダーという地場サイダーの商標登録の時期からこれが認められている。
なお、弘乳舎のメインバンクも九州の地銀であるが、その筆頭である肥後銀行と経営統合した鹿児島銀行の主要株主に三菱東京UFJ銀行が名を連ねている(余談だが、鹿児島銀行筆頭株主である岩崎産業は地元のバスなどを運営する会社であり、同社創業家の岩崎家と三菱創業家の岩崎家とはこれまた無関係である)。ちなみに三ツ矢サイダーとも関係はない。
三菱の名を冠しながら三菱グループと無関係の企業は実はそこそこ存在する(三菱タクシー(現:未来都タクシー)など)が、スリーダイヤの商標まで使用出来るのは2社のみである。なお、三菱文具(現在は妙高コーポレーションに社名を変更)は三菱グループとも三菱鉛筆とも無関係の企業である(ただし三菱東京UFJ銀行との取引はある)。
関連項目
シャープ - 金属製繰出鉛筆シャープペンシルを開発した早川徳次の作った企業。
現在シャーペンを製造しない家電メーカーであるが、三菱と違い同一の創業者が作った企業。ただし一度潰れたあと再建している。鉛筆のライバルと思われがちだが三菱鉛筆もシャーペンを販売している。この創業者早川徳次も同姓同名(名前の読みは違う)の企業家創業者(東京地下鉄道【現・東京メトロ銀座線】創業者)がいる。実にややこしい。
三菱サイダー - 先述の通り。