中島朱実

なかじまあけみ

小説「デジタル・デビル・ストーリー」、OVA・ゲーム「デジタルデビル物語女神転生」の主人公。

「もう一度、自分たちの意志の力を信じよう。ぼくは幾千年かかろうと、必ず君のもとにたどりついてみせる」

概要

デジタル・デビル・ストーリーの主人公だが、どちらかといえば1巻のタイトル「女神転生」を使ったゲームの方で有名。

プログラマーとしての天賦の才に恵まれた美少年。日本創造神・イザナギ神の転生でもある。

若干気弱なところがあるものの、孤高で我が道を行くタイプ。

十聖高校の3年生。少女と見紛う美貌と高度のコンピュータ知識から、学内で一目置かれる存在。

それゆえ中島に好意を寄せる女子生徒は多いが、当の本人は色恋には全く関心がなく、彼の心を射止めた者は一人もいなかった。

中島に言い寄って振られた高見沢京子の逆恨みで濡れ衣を着せられ、空手部主将の近藤弘之に暴行されたのがきっかけで、彼らに復讐するため自ら組み上げた「悪魔召喚プログラム」を稼動、人間界に悪魔を召喚してしまったことから、やがて日本、そして世界を揺るがす大事件へと発展する。

私怨と好奇心で悪魔に魂を売ってしまうが、転校生の白鷺弓子と出逢ったことで人間性と情愛を取り戻していく。しかし、一途で激しすぎる情念ゆえに、五十億の同胞よりもたった一人の恋人を選んだことが、人類のみならず神や悪魔を含む大勢の者たちの運命を大きく狂わせていき、破滅的な結末を招いてしまう。

シリーズ全編で神々が転生した人間が五人登場するが、唯一彼だけが自動発火等の超常能力を一切持っておらず、天才的な頭脳の持ち主であるものの、作中ではごく普通の男子高校生として描かれている（運動神経も人並み程度）。

小説内の描写を見ると、悪魔召喚プログラムを組む為に使った言語は「BASIC」のようだ。

デジタル・デビル物語女神転生の主人公で、通称ナカジマ。同タイトルのゲームが2種類存在する。

見下ろし型のアクションゲーム。プラットフォームはMSXやPC-8801など。

ロキに囚われた弓子を助け出すため、単身で魔界に乗り込んでいく。使い魔はケルベロスのみ。

原作1～2巻の後の時間軸を想定した3DダンジョンのRPG。プラットフォームはファミコン及びスーパーファミコン（旧約・女神転生）。

パートナーのユミコと共に、ルシファーを倒すべく飛鳥の大迷宮へと挑む。

魔法は使えないが、ハンドヘルドコンピュータ（COMP）を介して悪魔を仲間に引き込み、仲魔として召喚・使役する能力を持っている。

女神転生Ⅱに登場する体感RPG「デビルバスター」の制作にかかわっているらしい。

GBA版真・女神転生によると主人公の飼い犬のパスカルはナカジマという人物が譲ってくれたらしいが…？