演:中村優一
概要
ウルトラマントリガーエピソードZの登場人物にして、GUTS-SELECT隊長代理。
超古代文明専門の考古学者で、シズマ・ミツクニからの信頼も厚く、ヒジリ・アキトにとっては師匠にあたる人物。
自ら率先して仲間を助け、人望も厚いようであったが、物語中盤にセレブロに寄生されたゼットの光弾の直撃を喰らい、生死不明となってしまう……。
余談
演じる中村氏はかつて『仮面ライダー響鬼』で桐矢京介、『仮面ライダー電王』で桜井侑斗/仮面ライダーゼロノスを演じたことで有名で、ウルトラシリーズには初出演となる。
関連タグ
ネタバレ注意
まさかの正体
その正体はかつてユザレと共に戦っていた超古代文明人「ザビル」という地球星警護団の科学者であり、ライラーたちの真の指導者であった。
かつては神器を作り光になろうとしていたが間に合わず、ユザレが消滅してしまい、その中で闇の巨人を封印したトリガーの姿を見て「同胞たちの死は無意味だった」と感じ、その中で「自分たちが光になればいい」という考えに至り、歪んだ感情で光を渇望した。
そこで闇の巨人はいずれ復活すると見越していた彼はこの出来事を石板に記したのである。(これがトリガー本編に登場するアキトが研究していた石板である。)
その後、気が遠くなるような年月を経て、シズマ・ミツクニに近づいて信頼を得たうえでトリガーを復活させて闇の巨人を滅ぼさせ、エタニティコアを安定させたうえで光を奪うという計画を立て、「コアから分離したトリガーが光を失う」可能性を予期していた彼はセレブロと結託してウルトラマンゼットをトリガーの世界に誘う事で保険をかけ、GUTS-SELECTという組織そのものを利用していたのである。
つまり、トリガー本編内での展開はすべて彼の掌の内であったのだ。
しかも彼は3000万年生きていたと言う長寿である。
トリガーの光を奪おうとしていたのはマナカ・ケンゴが光の化身であるがゆえに人間ではない為、人類自らの手で地球を守れなければ意味がない、という思想があったためである。
エンシェントスパークレンスと3本のトリガーキー、そしてGUTSスパークレンスを手に入れた彼は「ルルイエ・ク・ライラー(希望と光)」という呪文と共に儀式を始め、他のライラーたちを取り込み、高笑いをしながらエンシェントスパークレンスでイーヴィルトリガーへと変貌を遂げたのであった。
今作で中村氏はイーヴィルトリガーへと変身した為、悪役ではあるがウルトラマンと仮面ライダーを両方演じた俳優の一人となった。
真の関連タグ
マサキ・ケイゴ:ネオフロンティアスペースにおいて、同じく「力」・「光」を求めて歪んだ野望を抱き、光の巨人とは異なる存在へと変身した人物。こちらは超古代文明人の遺伝子を受け継ぐ末裔だが、防衛組織の人間を利用して暗躍するなど共通点が多く、ザビルは彼の立ち位置を担っていた。
ゴンドウ・キハチ:上述のマサキの事件の影響で立ち上がった計画を進めた人物で、こちらもマサキに負けず劣らず共通点が多い。