ダークネスムーンブレイク
だーくねすむーんぶれいく
概要
いわゆるライダーキックである。
キバットバットⅢ世に“ウェイクアップフエッスル”を吹かせ、キバは右脚を高く振り上げて準備開始。
キバットが右脚の鎖(カテナ)を断ち切ってそこに封じているヘルズゲートを完全開放し、そしてそのまま天高く上昇。とんぼ返りで体制を整えてから飛び蹴りを放つ。
放つ瞬間に周囲が月夜に変わり、満月を背に飛来するキバのインパクトは絶大。
ただし月夜になる演出はキバフォームのみで、ドガバキフォームで放つ際は発生しない。
破壊力は30tと、歴代ライダーでも初期フォームの必殺技としてはかなりの威力を誇る。
ヒットした瞬間に、敵の倒れた地面や壁にキバの紋章が刻まれるのが最大の特徴。
この必殺技で倒されたファンガイア自体は、本編中でも3体とかなり少なめ。
しかし、OPのサビの終わりからこの技を発動させるシーンが流れるため、その一連の動作のカッコ良さもあって、視聴者の記憶には非常に強く残ることとなった。
『仮面ライダーディケイド』第5話に登場したキバも先代キングとの最終決戦で使用し、ディケイドのディメンションキックと同時に放って撃破した。
スーツアクターが高岩成二氏ではない(高岩氏はディケイドに入っている)為か、こちらでは右脚を高く上げる動作は行わなかった。
余談
基本フォームの必殺技であるにもかかわらず作中であまり使用されなかったメタ的な理由は、単純に「撮影の手間がかかる」事が主な要因である。
この技の発動時は周囲が月夜になるという演出があるが、これは実際に昼の撮影をした後、夜になってから同じ場所でもう一度撮影をしている。
バンクとして使い回しも出来ないので毎回撮り直す必要があり、しかもわざわざ夜まで待たなければいけないので撮影に相当な時間がかかる為、結果的にあまり使用されなくなってしまった。
以降のドガバキフォームが放ったダークネスムーンブレイクや、エンペラーフォームのエンペラームーンブレイクが基本的に周囲が夜にならないのはその為である。
ドラマ版『ルパンの娘』第1シリーズの最終話では、キバのスーツアクターを担当した高岩成二氏と紅渡を演じた瀬戸康史氏による、所謂「中の人ネタ」で発動時の動作が再現されている。
関連イラスト
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テーマ曲「ウェイクアップ!」