概要
災魔一族の中で最強とされる、邪悪な伝説の魔獣。現在は闇地獄に眠っている。
下半身が無数の触手で覆われた禍々しい姿を持ち、口から吐く炎で全てを焼き尽くしてしまう。
物語は闇地獄に堕とされたギルがこの魔獣の復活計画を画策し、サラマンデスを抱き込んだ上で生け贄に必要な人間達の地を集めんとする所から始まる。
尚、復活の生け贄にされた人々はゆっくりと血を吸われ、最期にはミイラ化すると言う何ともホラー色の強い描写が劇中には登場する。
活躍
復活の為にギルが闇地獄で身につけた自らの術と、捕えた人間の血をピラミッドに捧げる事で復活する所をゴーゴーファイブとギンガマンに邪魔され、生け贄の人間達も救出された事で計画は頓挫する。
だが、ギルは最後の力で自らの命と引き換えに血を与えた為、暗闇獣は遂に復活を果たす。
復活した暗闇獣はその圧倒的な破壊力により、町を一瞬で火の海へと変え、向かって来るビクトリーマーズとライナーボーイを圧倒。後者を機能停止に追い込んでしまう。
其処へ星獣達が戻って来た事で一時は形成が逆転するも、ブルタウラスの野牛鋭断、超装光ギンガイオーの銀河大獣王斬り、ビクトリーマーズのトップジェットによる連続攻撃を受けても倒れず、逆にブルタウラスを戦闘不能にし、ギンガイオーの合体まで解除してのけた。
その衝撃でギンガマン達を地上に振り落とすも、ギンガの光の力により彼らはビクトリーマーズのコクピットに移動。
そしてビクトリーマーズ自身もギンガの光の力により、超装光ビクトリーマーズへの超装光を実現させた。そしてジェットランスと超救急銀鎧剣の二刀流による必殺技「銀河ダブルフレア」を叩き込まれ、暗闇獣は爆散。2大スーパー戦隊の起こした奇跡の前に、伝説の魔獣は完全に滅び去るのだった。
海外版
ゴーゴーファイブの海外版にあたる作品『パワーレンジャー・ライトスピード・レスキュー』においては国内版と違い、トライスカル(闇王ギル)と共に本編中に登場している。
「ライトスピード・レスキュー」の前作『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』にて倒された宇宙昆虫軍団の首領・トラキーナは怪人態の力を取り戻す為に、トライスカルと結託して、デーモン(災魔一族)を騙して人間の生命エネルギーを集めさせていた。しかし、利用されている事に気付いたオリンピアス(龍皇子サラマンデス)によって生命エネルギーに毒を仕込まれ、この怪物の姿に変貌してしまう。
変貌後は理性を無くして街で暴れ回るが、最終的にオリオンの光(ギンガの光)でパワーアップしたオメガメガゾードにより一刀両断され、爆散した。
余談
デザイン段階から吊りによる操演が想定されていた。
関連タグ
救急戦隊ゴーゴーファイブ 星獣戦隊ギンガマン スーパー戦隊VSシリーズ
戦隊VSシリーズ敵キャラリンク
獣魔王ゴルモア←闇王ギル/暗闇獣→殺人ボクサー・ボリバル/囚人親族