元号ノスタルジー
げんごうのすたるじー
それぞれの時代に対する文化や風潮のまとめ。
概要
元号ノスタルジーとは、一世一元の制が定着した明治以降の日本の文化、風潮、ファッションを懐かしむために生み出された造語の総称。主に『元号』+『その時代に流行った言葉(流行語)』という組み合わせが基本的なルールとなっている。
一覧
明治ハイカラ
文明開化を迎えた明治時代は、当時珍しい西洋の文化を取り入れたファッションが注目を浴び始めていた。そんな西洋のファッションを代表する、丈が高い襟(ハイ・カラー)が由来となり、「ハイカラ」は明治時代の文化を表す流行語のひとつとなった。
大正ロマン
ロマンとは理想的や憧れという意味で、19世紀にヨーロッパで展開した精神運動「ロマン主義」が語源となる。大正時代は明治と昭和に挟まれ、15年と短いながらも激動の時代であり、経済的成功や都市化など新しい時代への理想に満ちていたことから命名された。
昭和モダン (戦前)
モダンとは、日本語で「近代的」という意味。昭和時代は第二次世界大戦を挟んで戦前と戦後に時代が分かれているが、昭和モダンは昭和初期に花開いた、西洋と日本の文化を織り交ぜた独自の近代ファッション、文化のことを指す。