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棒読みの編集履歴

2022-05-01 16:38:06 バージョン

棒読み

ぼうよみ

棒読みとは本来漢文のレ点などを無視して読むことであるが、そこから転じて文章を抑揚なく読み下すことを指す。

概要

もともとは、漢文でレ点などを無視して並びの順に読む、という意味の言葉。しかし、現在では台詞感情や抑揚をつけることなく読むことを指すことが多い。

文字で表す場合には、カタカナ表記にされる事が多い。


感情がこもっていない、ということから、本心というよりは建前、他者に言わされている感が強くなるため、日常会話で棒読みが多い人はコミュニケーションを取るうえで苦手とされやすい。

但しアニメなどではキャラクター性格無口クールなど)によっては、この棒読みがキャラクターの個性として敢えて用いられることもあり、有名どころでいえば綾波レイ長門有希などが挙げられる。本項目のメイン画像に設定されているエイラも棒読み風のぶっきらぼうな話し方であるが、演出としての意図があってあのような演技になったことを担当声優が明かしている。

この場合は魅力の1つとして数えられる。


一方で、俳優(特にセリフでの演技を主体とする声優)では普通はありえないことだが、俳優としての経験がない、あるいは浅い(もしくは、経験は長いが演技力に難がある)人が演技をした時、台詞が棒読みになってしまうことは少なくない。→大根役者

例えば緊張や自身のなさ、セリフを覚えることに必死になって演技としての解釈が浅いことなどが原因として挙げられる。また、アニメや映画吹き替えといったアフレコの現場ではマイクの使い方や立ち位置、抑揚の付け方など独特のルールがあるため、普段テレビや映画などで活動している人でもそれらに適応できず実力を発揮しきれないこともある。

この場合、大体は演技が下手といわれ、マイナスの印象を与えることになる。

しかし、(滑舌の悪さも相まっている要因もあるが)ナイトハルトのようにネタキャラとして愛される存在になったという例もある。


そして所謂「棒読みキャラの中の人」の名誉のために言うが、俳優・声優の声には普段の数倍の大きさ・聞き取りやすさが求められるため、「慣れない内は棒読みになる」のは自然なことである。

当たり前であるが、小さな声をマイクは拾ってくれないし、例え大きかったとしても滑舌がよくなかったり標準以上の速さで喋ったりすれば「お客(視聴者)が聞き取れない」と現場の責任者からダメ出しを喰らう。

そして以上のような問題点を回避しようとして声を大きく、はっきりと発した結果、演技がおろそかになって棒読みになってしまう、というのは役者であれば誰でも通る道である。

「その人の能力を問わず、不慣れな仕事であれば誰でも棒読みになりうる」ことを覚えておいていただきたい。ある作品で棒読みが出た時、その責任が役者本人だけでなく、不慣れな仕事をその人にあてがった作品側のスタッフにもあるという場合もありうるのだ。


これらは結果的に、「棒読みが作品の個性」と認知され、他に棒読みの俳優が多い作品をネタにするようなファンもいる。


ちなみに、アニメ『氷菓』第8話では自主製作映画が物語の主題のひとつになってることもあって、実力があるプロの声優の棒読み演技が見られるので、興味のある方はぜひ・・。


ネットスラング

ネット上では(棒読み)または(棒)と語尾につけることで嘲笑的な意味合いで文章を打つことがある。

同じ文章でもこれらの語尾が付くのと付かないのとでは意味合いが大きく変わってくる。

多くの場合はネタとして用いられわざとらしさを醸し出しているといえる。


例1

  • 私って可愛いよね?→うん、可愛いね
  • 私って可愛いよね?→うん、可愛いね(棒)

前者の場合は(本心はどうであれ)可愛いという問いかけに対しては肯定的な返答をしているが、後者の場合は最後に(棒)とつけることで、事実上否定していることになるわけである。


例2

  • まさか○○の正体が△△だったなんて
  • まさか○○の正体が△△だったなんて(棒)

前者の場合は謎の人物の正体を知らずにいた人がその正体を知ったときの驚愕を表しているが、後者の場合は最後に(棒)とつけることで、実は正体を知っていた(が知らないふりをしてわざと驚く演技をした)ことを表している。

こちらは物語的には「謎の人物」でも、物語の受け手(読者・視聴者等)的にはそれまでのその人物の行動や言動、あるいは(アニメやゲームなら)声優、もしくは「物語のお約束」によって「正体はバレバレである」「暗黙の了解でみんな知っている」場合に使用されることが多い(「何を今更」「知ってた」等と同義)。


由来

この語尾にカッコを付ける表記法を普及させたのは皆様御存知のゲイビデオ真夏の夜の淫夢。これはAVかつ市場としてはマニアックなゲイ向けであるため、撮影や演技に慣れていない素人の俳優しか起用できず、緊張でしゃべり方が棒読みに聞こえるほど単調な人が多かったというもの。とくに「真夏の夜の淫夢 第二章「モデル反撃!犯されるスカウトマン」」という作品は出演者が全員棒読みなことで有名。

そんな経緯もあり、棒読みで話題になった作品には淫夢厨がよってくることがあるので注意。棒読みには気をつけよう!(注意喚起)


関連タグ

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 人体自然発火彼氏 サザエさん

なぁにこれぇ ゔぇえ

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