井伏鱒二(文豪とアルケミスト)
いぶせますじ
「井伏鱒二だ。そっちに津島……いや、太宰は来ているか?」
公式人物紹介
自身をオジサンと呼び飄々とした言動が目立つが小説家としての矜持は失っていない妙齢の男。
懐が広い大人物だが、大好きな釣りをしている時にはそこはかとなく哀愁の漂う表情を見せる。
不肖の弟子である太宰治には振り回されつつも、根気強く見守り続けているようだ。魚も好きだがカレーうどんも好きらしい。
※ゲーム内図鑑より引用
概要
DMMGAMES『文豪とアルケミスト』にて、文豪井伏鱒二がプレイヤーであるアルケミストにより転生させられた姿。
イベント「招魂研究 井伏鱒二に関する研究」にて先行実装された。
イベント期間終了後は、サービス開始記念などの有魂書キャンペーンなどで入手できるチャンスがあり、今後の本実装が待たれる文豪の一人であるのは間違いない……と言われ続けていた中で、2019年6月28日に洋墨1500または4000消費枠での待望の通常実装となった。
大型アップデート後は、有装書で衣装を引き当てるか、通常有碍書のつの段-1「ジョン万次郎漂流記」とうの段-4「黒い雨」でボスを撃破する事により転生させられる。
ゲーム内でのキャラクター像
顎髭を生やした、頼りがいのある雰囲気の壮年の男性で、洋装の上に和服を羽織り、利き手側を肩肌脱ぎしている。
武器は血抜き溝が掘られた大振りのブロードソードで、持ち手は日本刀の柄に酷似している。
酒や魚をこよなく愛し、同じく美酒美食を楽しめる連中とつるむのを心より歓迎している。
自由奔放なところがあるともされ、はっちゃけるときの度合いは凄いようだ。
太宰治の作品の一つ「走れメロス」の創作の一部となった「熱海事件」では、太宰の借金を宿の主人を丸め込んで減額するなど、相当に処世術に長けていたことが窺える。
本人は食えない人ということだろうか。
交友関係
師は佐藤春夫。
師弟感情を拗らせたような面子と比べるととても良好で健全な関係である。
太宰治に佐藤についで絡まれるが、師よりも柔軟に受け流している。
その他人当りが良いとは言えない岩野泡鳴をフォローしたり、作品を絶賛していた梶井基次郎の酒の失敗をフォローしたりと懐は深い。
堀辰雄とも仲が良く、草野心平とは生前から料理やその命名に感心しており、今も酒を酌み交わす仲の模様。
基本的に「癒し系文豪」で集まる傾向があるのかもしれない。
また若い頃は森鴎外(文豪とアルケミスト)に「朽木三助」という偽名まで使っていちゃもんまみれのファンレター?を送って返答をgetして喜んでいるような、突拍子のないこともしていた。森自身は正体をついぞ知らないまま逝去したが、苦手意識は恐らくそこから来ている。
余談
- 本作に登場する文豪の中では没年が近年(1993年)である事から無事に実装できるのか……という懸念が存在するのだが、無事実装される事となった。(実装以降は、司馬遼太郎や三島由紀夫に杞憂の焦点が当てられる事となる)
- ちなみにオジサンを自称し、容姿も作中屈指の年長者である彼だが、CVを担当している武内氏は文アル参加声優陣の中では最年少で、収録・初実装当時はまだ19歳だった。