概要
説明
江戸時代末期の幕臣。1827年生まれ。土佐(現在の高知県)の漁師の子。
14歳のとき出漁中に漂流したがアメリカ合衆国の捕鯨船に救われ、アメリカで教育を受け、英語や数学、測量、航海術、造船技術などを学ぶ。
1851年に帰国したものの、なにぶん鎖国下であったため、薩摩藩で事情聴取を受けた後、長崎で江戸幕府から取り調べを受けた上、「お土産」として持ち帰った書物を取り上げられてしまう。さらに土佐に戻ってからも今度は土佐藩からの取り調べを受けた。
1853年、黒船来航の対応に追われていた江戸幕府に登用され、外交文書の翻訳、軍艦操練所教授などを務めた。
ちなみにジョン万次郎の名前は、万次郎を救った捕鯨船の名前「ジョン・ハウランド号」に由来する。
1898年死去。