注記
※この記事ではアニメ『ポケットモンスター』に登場するニックネーム『リーリエ』のポケモンであるウツロイドを扱います。
同作に登場する人間のリーリエについては「リーリエ(アニポケ)」、他媒体を含むリーリエについては「リーリエ(ポケモン)」の記事を参照してください。
CV:真堂圭
概要
第111話から登場し、危険なUBとして知られた同族の中では心優しい性格をしている。
前シリーズ『ポケットモンスター サン&ムーン』でウルトラホールの実験中の事故で行方不明となったモーンと一緒に、ガラル地方のカンムリ雪原の家で彼の娘として暮らしていた。
元々は他のウツロイド同様「ウルトラスペース」に棲んでいたが、ある時上空のホールからモーンが落ちてくる場に偶然居合わせ、思わず受け止める。
その際、ウツロイドとしての能力で偶然彼の記憶を読み取った事で、元の世界へ帰してあげようと考え、意識を失った彼を連れて別のホールへと入り、そこがカンムリ雪原と繋がっていた。
近くにあった廃屋に身を寄せ、自身の劇的な神経毒を治療に使うが、その悪影響か元の世界の記憶を失っていたモーンは、自身を人間の娘『リーリエ』と思い込む様になってしまい、そのまま奇妙な親子生活が始まった。
モーンとの生活はリーリエ(ウツロイド)にとって、今までに感じた事のない幸せなものであった。
しかしそれ故、彼が記憶を取り戻し現状の暮らしが終わるのを恐れた事で、モーンが元々着ていた服のほか、鏡や窓ガラスといった彼の顔が映るものを隠したが、負い目から捨てたり壊す事は出来なかった。
だがその後、モーンを探す妻のルザミーネと息子のグラジオ、そして本物の娘のリーリエたちが2人の暮らす廃墟であった家を訪れ、モーンに仕舞っていた鏡を見せることで彼の記憶が戻った。
モーンたちの一家団欒を見たウツロイドはその場を去ろうとするが、本当のリーリエに引き留められ、モーンたちから家族としてアローラで暮らすことを提案。グラジオたちの差し出したウルトラボールに自ら入り、家族の一員になることを受け入れた。
余談
- 原作のサンムーンでも、UBが人間と絆を育み家族となれる可能性は、ほしぐもちゃんやベベノムが証明していた。
- いろちがいのカラーリングに沿っているのか、人間のリーリエの服装では白と水色をベースとしていた服装がモーンの幻覚では白と黄色になっている。
- カンムリ雪原に住む老人が吹雪の中で吹雪の中でふわーっと横切る、白と黄色のポケモンの目撃情報をサトシ達に話したことや、ルザミーネ達には最初からウツロイドとしての姿に見えていたことから、幻覚はウツロイドの神経毒によるものでモーンにのみ見えるのかもしれないい。
- モーンから教わったのか、ピアノで『少女と母』を演奏できる。同曲はリーリエ(人間)も同じく弾ける。
- モーンの帰還に使ったウルトラホールはガラル地方のカンムリ雪原に繋がっていたが、ゲーム版ではそこにウルトラホールがあることが示唆されており、ウツロイドをはじめとするウルトラビーストと遭遇することができる。また、モーンの回想では一緒に収穫していたにんじんは、カンムリ雪原の名産である。
関連タグ
家族
モーン(ポケモン) ルザミーネ グラジオ リーリエ(アニポケ)/リーリエ(ポケモン)