CV:宮崎美子
皆さんようこそいらっしゃいませ!
えっ? わたしは誰かって?
それは おいおい語るとして
まずは……
──第1話冒頭のナレーションより抜粋
概要
『デリシャスパーティ♡プリキュア』では、プリキュアシリーズ初の語り手が採用されており、物語の要所で様々な解説をしてくれる。
ただ、このナレーションは単に物語の理解を助けるだけの存在ではなく、「ナレーションには秘密があり、その正体は作品の中で明かされていく」流れが事前に告知されている。
事実、第1話のアバンでは自身が何者なのかを「おいおい語る」とはぐらかしており、作中の登場人物と関係がある実態が示唆されている。
口調から老婦である様が窺えるが、エンドクレジットでも「ナレーション」としか表記されていない。
クッキングダムとプリキュアの両方を、当然のように知っている口振りであるが……?。
一方で第2話の時点で声優が不明な人物として、主人公である和実ゆいの祖母・よねがおり、彼女が語り手の正体であると多くの視聴者から考えられていた(ただし、ゆいの祖母が登場したのはいずれも、ゆいの幼少期の回想シーンのみであり、現在も生きているのかは不明である)。
後の10話でゆいの祖母は、既に亡くなっている(であろう)事実が判明(ローズマリーが「お目にかかりたかった」と発言し、部屋の隅にある写真が表示された)。
よねの可能性が低くなったのもあり、現在は「劇中ですくすくと成長しているあの子ではないか?」と考える視聴者もちらほらといる。
余談
今作のナレーションを担当する宮崎美子女史は、プリキュアシリーズ初出演である。
実は宮崎女史は1983年に『日星ファミリースペシャル』の一遍で、東映アニメーション制作でもある『どくとるマンボウ&怪盗ジバコ宇宙より愛をこめて』でローラ役で出演した。
※北杜夫の代表作のクロスオーバー・アニメで、どくとるマンボウには岸部シロー氏が、怪盗ジバコには森本レオ氏が演じ宮崎氏と共演した。
尚『怪盗ジバコ』は、1967年に東宝+渡辺プロダクションとの提携合作で『クレージーの怪盗ジバコ』として実写映画化されている。初代としてクレージーキャッツの面々が7人1役で演じていた。
キャストコメントでは「アニメの仕事をしたかったので嬉しい」趣旨を語っているが、しれっと「毎年、プリキュアのカレンダーを入手して大事にしていた」と、結構なガチオタめいた本心もカミングアウトしている。
会社に送られてきたデパプリのオーディション情報を見た時は、受けられるかどうか分からないのに、勝手に新プリキュアのセリフを練習していたとか。
また宮崎女史は「本業は女優であり不安も少しあるが、新人のような気持ちで楽しんでやってみようという気持ちでいる」とも意気込んでいた。尚、声優が非本業である者がプリキュアシリーズにレギュラー出演するのは、あのキャラを演じたあの人以来であるが、今作においては追加キャストであるキャラ達を一人二役で演じるこの人も加わることになった。
ちなみに、宮崎氏は女優のみならず多くクイズ番組で高い正解率を出すのでも有名であるが、自身がレギュラー出演しているくりぃむクイズミラクル9で、プリキュアシリーズに出演経験のある声優と度々共演している(だが、同番組で『プリキュアシリーズのキャスト』として紹介されているのは生天目仁美と上坂すみれの2名のみ)。
関連タグ
タッセル(仮面ライダーセイバー) :ニチアサの正体不明のナレーション繋がり。
今のキミはピカピカに光って:宮崎氏の中の人ネタ。概要はおいおい項目を参照していただくとして、最近は水着ネタが増えつつある。