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CV:宮崎美子


皆さんようこそいらっしゃいませ!


えっ? わたしは誰かって?

それは おいおい語るとして

まずは……


       ──第1話冒頭のナレーションより抜粋



概要編集

デリシャスパーティ♡プリキュア』では、プリキュアシリーズ初の語り手が採用されており、物語の要所で様々な解説をしてくれる。

ただ、このナレーションは単に物語の理解を助けるだけの存在ではなく、「ナレーションには秘密があり、その正体は作品の中で明かされていく」ということが事前に告知されている

事実、第1話のアバンでは自身が何者なのかをXデーまで「おいおい語る」とはぐらかしており、作中の登場人物と関係がある実態が示唆されている。


ちなみに、第37話までのエンドクレジットでの役名表記は「ナレーション」だった。


ナレーションが解説してくれるのはプリキュア変身者たちの普段の日常生活に関わるものが中心である。

クッキングダムやプリキュアの存在についての解説は一切行わない。そのあたりはローズマリーが作中で説明するのが常となっている。


正体についての考察編集

第2話の時点で声優が不明な人物として、主人公である和実ゆい/キュアプレシャスの祖母・和実よねがいる。

そしてぶっちゃけた話、誰が聞いてもナレーションと同じ声なので、彼女が語り手の正体であると多くの視聴者から考えられている。

なお、後の第10話でゆいの祖母は、既に亡くなっている(であろう)ことを示唆するような描写があった。

※ローズマリーが「おばあさまにお目にかかりたかった」と過去形で発言したシーンがあり、その言葉と同時に和実家の居間に飾られている「よねの姿が撮影された写真立て」にカメラがフォーカスしたのだが、その写真の手前にはお供えが置かれており後には告別式の描写も入れられ正式に故人であることが証明されていた。


一方、「声が同じだからナレーション=よね」というのは誰もが考えることだからミスリードかもしれないと疑って、「劇中ですくすくと成長しているコメコメの未来の姿がナレーションの正体ではないか?」と考える視聴者もちらほらといる。これは上述の通り、ナレーションが解説を行なってくれる範囲が意図的に限定的にされていることからの推測であり、「最終回までにコメコメが見た、もしくは聞いたこと」を未来の視点から解説しているのではないかということである。


なお、作中でのゆいの回想シーンでの祖母の台詞は、ゆっくり目の老人口調での演技が意識されているが、毎週のナレーションの口調はもっとハキハキしている。単にナレーションだから聞き取りやすくしているだけかもしれないが…?


解説の節々にておいしーなタウンについて詳しく、第22話にて伝説のクレープに対して「あれってすっごく美味しいのよねぇ」と発言していることから、少なくともおいしーなタウンに行った経験のある人物ということがわかる。


Xデー来る。その正体は…?!編集

第34話の終盤。よねがゆいに伝えることができなかった秘蔵のおでんのレシピを、よねの知人であった浅井又三郎がゆいにレクチャーするという場面で「ありがとうね、又三郎さん」と明らかな私信をナレーションに入れ込んだことで、ナレーションの正体がよねである可能性が高くなり疑惑が深まった。


更には、その後の第38話ではゆいが20年前にタイムトラベルし、生前のよねと再会。

ゆいは自分が未来から来た孫であることは最後まで語らずに元の時代に戻って行ったが、現代に戻った後、ナレーションは「どこにいてもあなたを思ってる。今もこうして空の上からね」としれっとカミングアウトした。

そして同話のエンドクレジットで「和実よね/ナレーション 宮崎美子」と表記され、担当声優がナレーションと同じ宮崎氏である事が正式に公開された。


それ以後のナレーションは自分の正体を隠すことなく、ゆいがおばあちゃんの話をすると照れたりとお茶目な様子も見せていたりする。


最終決戦となる第44話では、街のみんなの思いを受けとってラスボスのゴーダッツに立ち向かうキュアプレシャスの猛攻が描かれた際に、最後のとどめの一撃を放つ瞬間に「ゆいちゃん、がんばって!」とナレーションが語り、プレシャスが「うん、ありがとう!」と返事をするという熱い演出が行われた。


余談編集

声優について編集

今作のナレーションを担当する宮崎美子氏は、プリキュアシリーズ初出演である。

アニメ作品への出演経験も複数あるが、連続テレビアニメシリーズへの出演であれば本作が初。


キャストコメントでは「アニメの仕事をしたかったので嬉しい」趣旨を語っているが、しれっと「毎年、プリキュアのカレンダーを入手して大事にしていた」と、結構なガチオタめいた本心もカミングアウトしている。

会社に送られてきたデパプリのオーディション情報を見た時は、受けられるかどうか分からないのに、勝手に新プリキュアのセリフを練習していたとか。


また宮崎氏は「本業は女優であり不安も少しあるが、新人のような気持ちで楽しんでやってみようという気持ちでいる」とも意気込んでいた。尚、声優が非本業である者がプリキュアシリーズにレギュラー出演するのは、あのキャラを演じたあの人以来であるが、今作においては追加キャストであるキャラ達を一人二役で演じるこの人ある役を演じるあの人も加わることになった。


クレジット位置について編集

ナレーションでありながら、クレジット位置は第1画面の一番下、即ちプリキュアとエナジー妖精達の次になっており、第2画面に表示されるローズマリーや品田拓海よりも先行している。


ナレーションのクレジットはトメ(最後)やその周辺が多く、序盤でクレジットされるのは異例。


もっともプリキュアシリーズではクレジット順(主要人物→ゲストなどその他の人物→敵キャラクター)が決まっている都合で、ナレーションを最後には入れられず、ゲストキャラでも無いのでこの位置になったと思われる。


ここねらんが覚醒していなかった第1話に至ってはゆいとコメコメに次いで3番目だった。


関連タグ編集

デリシャスパーティ♡プリキュア ナレーション


タッセル(仮面ライダーセイバー):ニチアサの正体不明のナレーション繋がり。


テアティーヌ中の人がベテラン女優繋がり。

彼女の本職は声優であり、かつて朝ドラのナレーションもしていた。


今のキミはピカピカに光って:中の人ネタ。概要はおいおい項目を参照していただくとして、

最近は水着ネタが増えつつある。


ゴーストナビゲーター同時期の30分後の番組のナレーション


ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス翌年のニチアサの語り部。当初正体が伏せられ、後に劇中の人物だった事が判明する共通点がある(こちらは正体判明まではノンクレジット)。

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