リサ(経験値)
ほわいとふぁんぐのりさ
概要
本編の主人公である戦士『トール・エイバン』がプロローグで追放されたSランク冒険者パーティー『白ノ牙(ホワイトファング)』に所属する女性。
トールとは相思相愛の恋人にして、将来を誓った婚約者でもあった。
キャラクター像
髪は金色で、それが腰まで伸びており、目の色は紫のような暗色系。そして貴族令嬢を彷彿とさせる美貌をしている。
トールが14歳の頃に、トールの故郷であるバルセイユ国の領内の小さな村に引っ越してきた。
リサのお嬢様然とした印象は出会った瞬間トールを一目惚れさせ、トールが15歳にトールの両親が何者かに殺害されるという事件が起こった時には肉親を失って深く心傷つくトールを懸命に献身的に支え、それにトールは「常にリサを支えたい守りたい」と思うようになり、やがて二人は付き合うようになった。そしてトールからは婚約指輪を貰っているため、恋人同士であると同時に婚約者の関係でもある。
だが、そのリサがセインに寝取られた事実はトールの心に深く大きい傷として残る事になり、コミカライズ版では『トールがリサの存在を引きずってる』という描写としてトールがカエデに好意を孕んだ潤んだ目で見つめられた際にトールの耳元に怨霊のごとく現れ
「トール 惨めなトール」
「私に捨てられたから 自分の言う事を聞く奴隷の女を買ったのね」
「好きにすればいいじゃない なんでも言うことを聞くんだから」
とトールに囁いた。
人物関係
白ノ牙(ホワイトファング)
セインがリーダーを務めるSランク冒険者パーティー。
メンバーはセインはじめとして同郷の五人の幼馴染で構成されていた。
白ノ牙のリーダーを務める勇者の男性。
トールから婚約者であるリサを奪った挙句、実はネイやソアラとも関係を持っており彼をパーティーから追放した。
同郷の幼馴染であり、パーティメンバーである格闘家の女性。
こちらも同郷の幼馴染で、パーティメンバーである聖職者の女性。
漫遊旅団
『本来なら白ノ牙(特に勇者である自分)が得るはずだった手柄や名声を横取りした』ということでリーダーであるセインが嫌悪している最近結成された冒険者パーティー。
実は白ノ牙から追放されたトールがリーダーを務めているのだが、本編中盤までそのことを知らなかった。
漫遊旅団のリーダーにして白ノ牙の元メンバーだったリサの元恋人兼元婚約者。
本編のプロローグではセインと共に彼のパーティー追放に加担しただけでなく、トールからもらった婚約指輪を「こんなもの返すわ! どこに消えて!」という拒絶の言葉と共に投げつけた。
トールの奴隷である獣人の少女。
自分を難病から救ってくれ暖かく接してくれたトールに絶対の忠誠と一途な好意を寄せている。
こちらもトールの奴隷である妖精の女性。
関連タグ
関連する他作品のキャラクター
マルティ=S=メルロマルク:『盾の勇者の成り上がり』に登場するキャラクター。リサのように勇者による主人公の追放に賛同し、彼の心に深い傷を負わせた女性繋がり。だがそれ以外にも共通点はあり……
以下ネタバレ注意
その正体は魔王その人であり、彼の両親を亡き者にした張本人。
物語の第一章に当たる部分のラスボスで、その本性は目的の為ならば手段を選ばない冷酷無比な性格の持ち主であり、そのやり口や人間との共存を考える穏健派に属する魔族に対する仕打ちから、同じ魔族であるムゲン公爵からは忌み嫌われている。
決戦ではトール達を追い詰めるものの、トールがセインからコピーした勇者のスキルによりレベルを下げられ形勢が逆転。
最期は決別の言葉と共にトールに斬り捨てられた。
真の関連タグ
関連する他作品のキャラクター
???:自らの野心のために世界の人々……そして主人公から大切なものを奪い、殺めた正真正銘の悪女つながり。末路も『形勢不利になると命乞いを行うが失敗し、主人公によって引導を渡されて倒される』という点も共通している。
以下更なるネタバレ注意
その真の正体は「戦神」と呼ばれる“古の魔王”の1人・イオスに<魔王の因子>を埋め込まれて魔王に仕立て上げられた人物であったことが、後に判明する。