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トール・エイバン

とーるえいばん

トール・エイバンとはライトノベル作品『経験値貯蓄でのんびり傷心旅行』及びそれを原作とした同名漫画の主人公のことである。
目次 [非表示]

「決めた。これから俺は世界を旅しよう。

 レベルが300もあればどこへ行っても恐れるモノなんてないだろう。

 これからは好きなことをして好きなように生きるんだ。

 このぽっかりと空いた胸の穴を何かが埋めてくれるかもしれない。」

(Web版、書籍版、コミカライズ版共通)


プロフィール編集

年齢25歳
種族ヒューマン(人間)→龍人
身長180cm(作者によるおおよそのもの)
一人称
ジョブ(職業)戦士
出身バルセイユ国の領内にある小さな村
家族構成両親と自分の三人家族(ただし、どちらとも死別している)

概要編集

本編の主人公を務める男性。

容姿は作中で詳しく描写されていないが、小説の挿絵(そしてコミカライズ版)では短い髪青い目(ただしコミカライズ版では緑がかった青色の眼)をしている。


同郷の幼馴染にして親友のセインや恋人のリサと共にSランク冒険者パーティ『白ノ牙(ホワイトファング)』の一員として活動していたのだが、『自分だけがレベルが最も低いこと(トールは20台で他のメンバーは40台、そしてセインに至っては60台)』を理由にパーティー追放を宣言され、更にそのタイミングで自分の恋人(そして婚約者)であるリサどころか、仲間及びトールの幼馴染であるネイソアラすらもセインに寝取られ心変わりしてしまったという無慈悲で残酷な現実を突きつけられる。そして追放後に絶望に打ちひしがれて途方に暮れていた時に、自分の持つスキルが真価を発揮したことをきっかけに、トールの人生は良い方に好転していくことになる。


キャラクター像編集

『一度決めたことは必ずやり遂げる』を信条としているため、理不尽や困難に直面しても諦めず最後まで立ち向かいやり遂げる意志の強さを持っている。

そして『目立つのが嫌い』という性分であり、戦果を挙げて国や歴史に良い意味で名を残すチャンスが巡って来てもそれを好まない節がある。

その一方で鈍感な所もあり、トールに好意を寄せる女性達の気持ちに気付けないことがしばしば。

また、本人も自覚している通りお人好しな所もあり、自分を裏切った元親友のセインや元恋人のリサに対しても『自分にも非があったのでは』と気にしていた時もあった。


この人よろしくネーミングセンスは壊滅的で、契約した眷獣に名前を付ける際も、パンみたいにフワフワしてるからパン太、ロープみたいに身体が長いからロー助といった感じに常に見たまんまのものにしている(カエデは褒めているがフラウからはツッコまれている。)。

そして性的な事に対してカエデの積極的なアプローチに関しては心が乱れつつも強い理性で鎮めているが、カエデのような美少女に巨乳を押し付けられるとそれをガン見してしまう等ムッツリスケベなところもある。


戦闘力編集

戦士なだけあって大剣を用いて前衛で戦う接近戦を得意としている。

そして、後述の理由によりレベルが300になると全ての能力が際立って高くなり

  • 剣を振るっただけで斬撃の衝撃波が発生し、ドラゴンを周囲の地形ごと切断してしまう。
  • 武器屋で普通の剣を思い切り振ると竜巻が発生したかのように店内が滅茶苦茶になる。(当然剣はへし折れた。)
  • 攻撃魔法弾幕を浴びても全くの無傷
  • 低レベルの魔物からはをはじめとする状態異常にはならない。
  • 攻撃魔法が使い放題(だだし魔力をそのまま勢いよく撃ち出すかのような威力特化の直線型の力任せのものであるため実戦で使える程ではない)

といったようにまさしくそこらの英雄や魔族では相手にもならない程の強さを発揮できるようになった。


魔法編集

  • トールファイヤー

コミカライズ版で初披露された火属性の攻撃魔法。

膨大な魔力によって発生した劫火を両手から放出して敵を焼き尽くす。

ただし、威力に特化しすぎているので市街戦で使うには『敵を空中に放りだして空目掛けて放出する』等の工夫が必要。

前述の通り魔法を命名したのはトールのネーミングセンスによるものだが、トールが異世界人なのもあってか本家よりも様になっている



所持スキル編集

  • ダメージ軽減

その名の通り受けるダメージを軽減する。Web・書籍版ではこのスキルが影響しているのか自分の生き血が必要になった際に自分の身体にナイフを入れるも、刃が通らない(刺さらない)という出来事があった。


  • 肉体強化

その名の通り肉体を強化し、身体能力も強化する。


  • スキル効果UP

所持している全てスキルの効果をアップさせる。後述の貯蓄系スキルに対しても有効で、それが思わぬ形でトールに良い恩恵をもたらしている。


  • 経験値倍加・全体

自分を含めた味方全員が獲得する経験値を倍増する。

そのため、トールと一緒にしばらくダンジョンを探索しているだけで最初は一般人同然(レベルが1桁)でも、レベルが100を突破するという現象が起こってしまう。


  • 魔力貸借

味方と自分の持つ魔力を貸し借りするスキル(と思われる)。

このスキルのみ作中で効果を発揮したと思われる場面は、現時点で確認されていない。


  • スキル経験値倍加・全体

自分を含めた味方全体の獲得する経験値が倍加する。

なお、この恩恵を受けた者はスキルのレベル上限(レベル10)が限界突破する効果もある。

(ちなみに限界突破後はトールはレベル50、カエデたちはレベル20がスキルの最大レベルとなる)


  • 弱点察知

コミカライズ版で初披露された竜騎士が習得するスキル。その名の通り相手の弱点を見破る。それは装備品に対しても有効であり、敵の得物である魔装武具の核を抜き取る事で再生能力を封じると言った神業を見せた。


  • 竜眼

竜騎士が習得するスキル『模擬竜眼』の上位スキルで、ゴーストや精霊と言った普通の者では目視できないものを視認できるだけでなく、本来なら不可能である物理攻撃をはじめとする物理的干渉が可能になる効果もある。


  • 使役メガブースト

テイムマスターが習得するスキル『使役ブースト』の上位スキルで、使役している魔物を超強化することができる。当然、眷獣に対しても効果は発揮される。


  • ジョブコピー

模倣(もほう)師が習得するスキルで、自分以外の相手のジョブやその特性をコピーすることができる。ただし『コピーできるジョブや特性は一つまで』という条件があり、他のジョブ(特性)もコピーしようすると古い方から消失してしまう。


  • 隠密

グランドシーフが習得スキルで、気配を断ち相手の視界から姿を消す。本来は探索や逃走向きのスキルと思われるが、トールの戦闘能力と併用する事で一瞬で間合いを詰めて急所を貫くといった回避困難の奇襲攻撃を行う事も出来る。


  • 超万能キー

グランドシーフが習得するスキル『特殊キー』の上位スキルで、あらゆる鍵でも開錠することができるようになる。作中では鍵穴に針金を挿し込んで回すことで『施錠されてから千年以上は開かなかった』とされているエルフの里の中にある塔の入り口の扉の鍵をあっさりと開けてのけた。


貯蓄系編集

トールが所有するスキルの大半が分類される特殊なスキルでその全てが共通して

  • トールが獲得する『何か』をトールの意志に関係なく吸収して溜め込み、貯蓄した何かが貯蓄レベルを超えると破損し(その際にガラスが割れるような幻聴が聞こえ)てから効果を発揮し、溜め込んだ分の『何か』が100倍以上に倍増して払い戻しが行われ、トールがそれを獲得・習得する。
  • 一度払い戻しが行われるとスキルは破損し、レベルが高く再設定されて完了するまで効果は発揮されなくなる。

という特徴を持つ。


  • 経験値貯蓄

その名の通り、『トールが戦闘で獲得する経験値のほぼ全て(漫画版では24話にて戦闘で得た経験値の80%と描写されている)を吸収して貯蓄し、貯蓄の限界に達すると溜め込んだ経験値を100倍にして払い戻す』という特性を持つ。そのためトールが白ノ牙の中で最も死線を超えてきたにもかかわらず、レベルが最も低かったのがこれが理由であり、経験値の払い戻しが行われ(更に前述の『スキル効果UP』の効果が上乗せされ更に10倍の計1000倍となって経験値の払い戻しが行われ)た後はレベル20からレベル300への規格外のレベルアップを行うことができた。(ちなみに本作においては『レベル100で英雄扱い』とされている)そして極端なレベルアップに肉体が耐えられないことにより肉体が再構成され、種族もヒューマン(人間)から龍人に変化した。

ちなみにこのスキルはトールが産まれた時から持っていたスキルであり、あらすじの『世界を揺るがす超レアスキル』という説明から察するに、ただならぬ秘密があるようだが……


  • 魔力貯蓄

トールが持つ魔力を吸収し、貯蓄の限界に達すると溜め込んだ魔力を100倍にして払い戻すという特性を持つ。こちらも(更に前述の『スキル効果UP』の効果が上乗せされ更に10倍の計1000倍となって魔力の払い戻しが行われ)その膨大な魔力はトールがコントロールしないと体から漏れ出した魔力が陽炎のように歪んで見えてしまう程である。


  • スキル経験値貯蓄

トールが『スキルに作用する経験値』を吸収し、貯蔵の限界に達すると溜め込んだ経験値を100倍にして払い戻すという特性を持つ。膨大なスキル経験値は、所有しているスキルのレベルアップだけでなく、新しいスキルの取得にも影響する。

こちらも魔力貯蓄と同じくスキル効果UPにより効果が累積する。


  • ジョブ貯蓄

トールが取得する(ジョブに対する)経験値を吸収し、貯蔵の上限に達すると支払われ、色々なジョブ(職業)を獲得することができる。

獲得したジョブは掛け持ちができるようで、戦闘時にも複数のジョブのスキルを併用することも出来る。

こちらも例に漏れずスキル効果UPにより効果が累積する。


  • スキル貯蓄

スキル経験値貯蓄と同じくトールが取得する『(スキルに対する)経験値』を吸収し、貯蔵の上限に達すると本来なら獲得するハズだったスキルがランクアップして支払われ、通常よりも更に強力・便利なスキルを取得することができる。

くどいようだが、このスキルもスキル効果UPにより効果が累積する。


装備品編集

トールが愛用している大剣で、10年以上も使い込んでいる代物である。

だがレベル300の超パワーで使用された結果、宿屋で手入れをしようとしたタイミングで刃が砕け破損してしまった。


  • 聖武具(大剣型の聖剣)

カエデの提案でトールが入手した新しい武器。最初は片手剣のような形状とサイズをしていたが『聖武具(聖剣)は自分が認めた持ち主の望む形に形状やサイズを一度だけ変える』という特性があったためトールにとって最も使いやすい大剣(全長1メートルを超えている)の形状に変化した。


  • タオル

トールが入浴中に身に着けていた何の変哲もないタオル。

普通なら武器として使うにはとても頼りないが、トールが使用すれば敵の武器に巻き付けて軌道を逸らすといった防御の手段になる。


  • 聖武具(防具)

こちらはカエデの提案で入手した新しい防具。聖武具の特性を利用することで、防具に変換させた。『胴体の鎧』と『左腕の鉄甲』のみという一式だが、重量はトール曰く「希少金属のミスリルくらい」であり聖武具なだけあって『戦闘時のみ装備者のレベルを4割アップさせる効果』も備えている。


  • 偽装の指輪

カエデとルンタッタ迷宮を攻略した際にクリア報酬として得た指輪。

その名の通り偽装の効果があり使用するごとにレベルが上がって行き以下の効果を得る。

レベル1(初期)装備者のステータスを任意のものに偽装する
レベル2装備者の姿を任意の姿に偽装する
レベル3(最大)装備者以外の任意の相手のステータスや姿を偽装する

所持品編集

  • マジックストレージ

レアアイテムの一種でハンカチのような形状の布をしており

拡げて置いた状態から布の上に物を乗せると何処かへと収納する
拡げて置いた状態から収納したものを思い浮かべると収納したものが瞬時に現れる

という二つの効果を持っている。そのため、まともに買おうとすれば1000万は下らない相場で取引され、収納できる最大数によっては更に値段が跳ね上がる代物である。

また、布の端(コミカライズ版では布の中央)には収納可能な物の数が刺繍されており。その数字で価値が分かるとされている。(ちなみに、セイン率いる白ノ牙の物は『20』で、トール率いる漫遊旅団の物は『100』である)


レアアイテムの一種で、あらゆる病気も怪我も完治させるのは勿論の事、四肢が千切れたり心臓が止まるといった致命傷すらも飲めば確実に完治する奇跡の万能回復薬にして作中世界のあらゆる技術をもってしても再現や制作が不可能の超貴重品である。

作中ではアイナークの遺跡探索で2本入手し、1つはアルマン王国で秘密裏に行われているオークションに出品して22億5千万に売却され、もう1つは治療のため(Web版と書籍版で使う相手が異なっている)に使用された。


  • スキル封じのスクロール

古代種が残した遺物であるスクロール(使い捨ての替わりに魔法のような効果を発揮できる)の一種で、対象者のスキルを完全に使用不能にする。

効果は永続で、仮に対象者が何らかの形で転生(憑依転生)や蘇生した場合でもスキル封じの効果は継続する。

このアイテムによるスキル封じを解除するにはレアスキル『封印破り』を使用する必要がある。

トールとカエデが参加したオークションで出品されたものの一つだったが『冒険者ならともかく戦闘には縁のない貴族には価値のないものだった』ということもあり、スタート価格の100万で落札に成功した。


  • 洗脳判別薬(仮)

本編中盤にてトールが奴隷商人に頼み込んで5本ほど購入したアイテム。

『瓶の中に入っている液体を浴びた対象が洗脳状態にある場合、その対象の身体がピンク色に発光する』という効果がある。


  • ダンジョン

カエデとルンタッタのダンジョンをクリア(最下層にある核石に触れる)して、そのクリア報酬として得た。

作中ではアルマン国王の依頼を受けて、アルマン王国の領地内にある森の中のデスアントの巣を吸収して設置され、所有者権限によりデスアントの女王のいる最下層まで転移する超ショートカットに利用された。

その後、『アルマン国内に新しくできたレアアイテムが手に入るダンジョン』として多くの冒険者を呼び込み、その中からダンジョン内で死んだ者が何人か出たことによりダンジョンのレベルが3から5にアップした。

それにより、最下層の更に下の最最下層に自由に使えるマイルームという空間が出現。その体育館並の広さから、漫遊旅団の倉庫として使われるに至った。


人間関係編集

漫遊旅団(まんゆうりょだん)編集

トールがカエデと結成した冒険者パーティー。名前の通り漫遊(世界のあちこちをのんびり気ままに観光する事)を目的としている。メンバーはリーダーのトールを除いて以下の通り。


最初の仲間になったビースト族の少女。最初は『セイン達による裏切りによって傷ついた心を癒すため』という動機で奴隷として売られていた彼女を購入するが、後にトールにとってはそれ以上に不可欠で大切な存在となる。


二番目(後述の眷獣も含めるなら4番目)に仲間になったフェアリー族の女性。

フェアリー族そのものが『龍人に仕えることを使命や喜びとしている種族』であるため、カエデ同様とても慕われている。だがトラブルメーカーな所もあり、(結果的に)トールに迷惑をかけてしまうこともある。


トールに仕える眷獣たち編集

遺跡の中で見つけた卵を孵化させ契約したトールの眷獣。

主はトールなのだが、我が強く勝手に行動することもしばしばなためフラウ共々トラブルメーカーな所もある。


パン太と同じく遺跡を探索中に見つけた卵を孵化させ契約したトールの眷獣。

パン太と違い主であるトールに忠実で、野営の際の見張りやメンバーの護衛等で役立っている。


  • サメ子

パン太やロー助と同じくトールの眷獣で、その卵は本編中盤でガーゴイルの毒に犯された

男爵の地位を持つ元英雄の老人スコッチェルの孫娘『アンナ』を最上級解毒薬を提供する事で助けたお礼で入手した。

地上においては全く無力どころか水のある所にいないと死んでしまう程だが、海や湖などの水中においては極めて強力な戦力となりそれも『リヴァイアサン同然の姿をした魔物ブルードラゴンに対し、(トールの使役メガブーストの助力もあったが)一方的に倒してしまう程』

ちなみに、名前は鮫のような外見をしているのもあるが、身体がうすピンク色の体表をしているのも命名理由で、もし雄だったら『サメ吉』に改名する予定である。


白ノ牙(ホワイトファング)編集

かつてトールが所属していたSランク冒険者パーティ。リーダーのセインをはじめとして同郷の五人の幼馴染で構成されていた。

トールとは幼馴染及び親友な関係だった勇者の男。

トールの恋人であるリサだけでなくネイとソアラも関係を持っていた。


トールとは恋人(そして婚約者)な関係だった魔法使いの女性。

15歳の時に両親と死に別れて悲しみに暮れていたトールを支え、それがきっかけで付き合う事になったのだがセインに心変わりしてしまった。

しかし、これには壮大な裏があり…


同郷の幼馴染であり、元パーティメンバーの格闘家の女性。解放されてからはセインのせいで心に傷を負ってしまい、トールは彼女が自殺しないように(形式上)隷属させた。同時に捨てかけていたトールへの想いを再燃させている。


こちらも同郷の幼馴染で、元パーティメンバーの聖職者の女性。セインの呪縛から解放されてからは非常に彼の事を恨む一方でトールへの想い故、ネイの話をヒントに彼に(形式上とはいえ無理矢理)隷属。物語の結末はある意味彼女によってもたらされたようなもの


その他編集

トールとカエデが漫遊旅団として冒険を続ける中で出会った、バルセイユ国の隣国であるアルマン国の国内にある『遺跡の街』アイナークを治めるロアーヌ伯爵の一人娘(要するに貴族令嬢)。馬車で移動中の所を盗賊たちに襲われていた所をトール達に助けられ、更にその後アイナークで魔王軍の襲撃を受けてその幹部である六将軍の一人にに攫われるが、これまたトールとカエデ(と護衛のウララ)に救われたことからトールに強い好意を持つようになった。

最初の頃はレベル6と一般人同然の強さだったが、トールとカエデの遺跡探索に同行する事で、トールの持つ『経験値倍加・全体』のスキルによりレベル100に到達した。

更にコミカライズ版では戦士であるトールから戦い方を享受され、髪もポニーテールにするなど活発になった。


マリアンヌの専属使用人である女性。既婚

職業はアサシンで、前述の通り自分の主であるマリアンヌが魔王軍に攫われた際は同行してトール達に助力した。

ちなみに、その後はカエデに料理を教えていたが、どういうわけか明らかに普通とは言えないものになってしまった。


エルフの里に住む黒髪ロングなハイエルフの女性で、里の長の妹でもある。

最初は観光目的で来ていたトール達を警戒し、矢で威嚇するが、トール達に完敗した事や里の長年の悩みであった『開かずの塔の門』を開けてもらったことで、水問題が解決するようになったことから漫遊旅団を信頼し、特にトールにはマリアンヌ同様好意を寄せるようになった。


魔王軍との戦争で最前線に位置する国『グレイフィールド』の第一王女。

マリアンヌやアリューシャと違ってトールに助けられる・救われるといったイベントは特になかったが、そのマリアンヌとはペンフレンドの関係でもあり、文通で漫遊旅団のことを聞いていたため、トールに興味と好意を寄せている。


多くの魔族が生息する暗黒領地にある町『コーゲハイン』を収める領主及び侯爵。

ヒューマンの国と魔族の国では通貨が違うといった理由から金策のために露天の出し物に挑戦していた漫遊旅団を見かけ、その圧倒的強さからトール達に水源を塞ぐ魔物『キングスライム』の討伐を依頼する。

実は男装の麗人で旧魔王軍幹部ムゲンの孫。跡継ぎがいなかったため男として育てられていた。やはりと言うべきか彼女もトールに…。


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経験値貯蓄でのんびり傷心旅行

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