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ネイ(経験値)

ほわいとふぁんぐのねい

ネイトはライトノベル『経験値貯蓄でのんびり傷心旅行』及びそれを原作とした漫画に登場するキャラクターの事である。
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プロフィール編集

所属白ノ牙
年齢不明(少なくともトールと同年代)
種族ヒューマン(人間)
身長不明
一人称アタシ
出身バルセイユ国の領内にある小さな村
家族構成両親に男兄弟多数と自分

概要編集

本編の主人公である戦士『トール・エイバン』がプロローグで追放されたSランク冒険者パーティー『白ノ牙(ホワイトファング)』に所属する女性。

そして、トールとは物心ついた時から一緒にいた田舎で生まれ育った幼馴染である。


キャラクター像編集

赤色の髪短く切った髪型に水色の目をした活発かつ自由奔放な性格で、白ノ牙ではムードメーカー的な役割もあった。

トールが他のパーティーメンバーにレベルで劣ってお荷物になっていることを気にしていた際は笑い飛ばして励ましたり、特訓に付き合うという形でフォローするなどしており、トールがリサに告白するか悩んでいた際には「男なら当たって砕けて来いよ」と背中を押した。


また、食べ物の好き嫌いはない大食いな所もあり、

油で揚げられた虫。鋭い牙を生やした川魚。何かの腕の丸焼き。目玉の浮いている赤いスープ

といった普通の人間なら食べることをためらってしまうような料理でも美味しそうに食べ、更には体調不良すら引き起こさない

という体質でもあり、同じ料理を食べて体調不良を引き起こしたセインからは「こいつは内臓までもバカなのか?」と心の中で困惑された。


経歴編集

トールがリサと付き合い始めても密かに好意を寄せながらパーティーの一員として活動を続けていたネイだが、ある日セインが得たレアスキル『誘惑の魔眼』によって洗脳されてからはトールに寄せていた好意がセインのものへと塗りつぶされてしまい、あろうことか、本来だったらトールに捧げるはずだった上下の貞操もセインに奪われる形で失ってしまう。


それ以降は、トールが白ノ牙から追放されてからは物事が上手くいかない事から癇癪を起してはリサやソアラに暴行を加えるセインを咎めたりしながら白ノ牙の一員として冒険者を続けていたが、自分達が滞在しているノーザスタルの領内にあるとある街にて魔王軍の六将軍の一人 《ダーム》が襲撃して来た。


ネイは白ノ牙の一員としてダームと戦うもパーティーで最もダメージソースになる聖剣を力を受けたセインの攻撃すらも歯が立たず、セインは戦意喪失してしまう。そこへネイが助けに入り、セインは体勢を立て直す余裕ができたものの、あろうことかセインは「お前はそこそこ顔も体も良かったが、もう飽きたよ、ここで僕の為にしっかり死んでくれ」と冷酷極まる言葉を吐き捨てるやいなや、リサとソアラを連れてネイを見捨てて逃げ出したのである


その後、ネイはダームに嬲られて重傷によるショックで意識を失ってしまうが、外から異変を察して駆け付けた漫遊旅団……即ちトールによってダームが討伐されることで町の住民共々救出される。


その後、ネイはトール達に無人の宿に運ばれると、スキルやハイポーションで手当てを受けたことにより、大事には至らずに済んだ。そしてネイは目覚めるとトールから自分はセインに洗脳されているという事実を告げられるが、ネイはそれを受け入れながらも、自分がセインに向ける好意が本来のものではないことや感情も思考も何もかもおかしくなっていることをトールに打ち明けると涙をこぼしてしまう。それにトールはセインによる洗脳を解くことができる『最上級解呪薬』を渡しながらも『洗脳を解く反動で精神が崩壊してしまうリスクもある程の負荷がかかってしまう』ことをネイに告げる。それを受け取ったネイはしばらくして夜中に意を決して最上級解呪薬を飲むのだが、案の定精神にかかる負荷から断末魔のような叫び声すら挙げる程にもがき苦しんでしまう。当然それを聞いて飛び起きたトール達も駆け付け、カエデのスキル【癒しの波動】で落ち着きを取り戻し始めると、ネイはトールに「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。アタシ、酷い事言った、酷いことした、自分の心もトールも裏切って、最低だ、こんなの最低すぎる」と涙ながらに謝罪する。


それから三日後……ネイは会話ができる程度にはなっていたのだが、記憶を掘り起こすようなことをトールが口にしてしまうとすぐに謝ってひどく落ち込んでしまうなど心は完全には治ってはいなかったが、カエデのスキルによって快方には向かっていた。だが同時にやつれてもおり以前のような覇気はなく、トールと目を合わせることも殆どない。ネイはトールに冒険者を引退して故郷の村に戻ろうとしていることを告げるのだが、同時に人生に疲れたという不吉な言葉を口にしており、それにトールは不穏な気を感じ、続くネイの「せめて最後に最高の思い出だけでももらえないか」という台詞から『ネイが村に戻るフリをしてどこかで人知れず命を絶つつもり』と悟ると、トールはネイの手を引いて街の奴隷商の元に突き出す。主従契約を結んでネイを奴隷にして逆らえなくする……即ち『トールの命令で自らの意思でネイが自分の命を絶つことをできなくするため』である。セインに裏切られて上下の貞操を失い、更には捨て駒にまでされて生きる価値を失ったも同然だったネイだったが、今も好意を寄せるトールに生きる意味を貰い……「死なないでほしい」という意思表示を受けたネイは「アタシはトールのこと裏切ったのに……こんなのただのご褒美だよ」と気持ちを漏らすが、鈍感なトールには結局それが分からずじまいで合った……。


ネイがセインに捨て駒にされたあの戦いから一か月後には街も復旧し、トールはネイを仲間に誘うものの、自分がトール達と一緒に戦うには力不足であることと、何よりトールの隣に立つ資格はないという自覚のあるネイはそれを断ってしまう。ならばせめてアルマンまで送って、そこからはトールのコネで知り合いの運送会社に幌馬車で数日かけて故郷の村に送ってもらえることになったので、フラウの《妖精の粉》の効果でアルマンまで飛んで飛行して時間短縮して移動したトール達は、そこでネイと別れることになる。そしてネイは「自分と同じように洗脳されているであろうソアラを助けてほしい」そして「セインに報いを受けさせてくれ。」という願いを託すと、馬車に飛び乗ってトールと……漫遊旅団と別れるのだった……


そして故郷に帰ったネイは数日後……セインを……魔王だったリサを倒して二人に報いを受けさせたトールを迎えるのであった。


人物関係編集

白ノ牙(ホワイトファング)編集

勇者であるセインがリーダーを務めるSランク冒険者パーティー。

トールが追放されてからは、セインの独断による行動や後述の『漫遊旅団』の活躍。

そしてセインの判断ミスや身勝手な蜥蜴の尻尾切り行為等によって評判が落ちていった。

トールの元親友である勇者

トールを嘲笑した挙句、白ノ牙から追放した張本人。

そして、本来だったらネイがトールへの片思いを成就させた暁に彼に捧げるはずだった上下の貞操をセインが誘惑の魔眼で洗脳して奪ったということで特に憎んでいる。


トールの元恋人である女魔法使い。


ネイと同じくトールの幼馴染で聖職者の女性。

また、ネイとは親友と言ってもいい位に仲が良かった。


漫遊旅団(まんゆうりょだん)編集

『本来なら白ノ牙(特に勇者である自分)が得るはずだった手柄や名声を横取りした』ということでセインが嫌っている最近結成された冒険者パーティー。


漫遊旅団のリーダーにして白ノ牙の元メンバーだった同郷の幼なじみ及びネイの片想いの相手。


漫遊旅団のメンバーであるビースト族の少女。

ダームに嬲られて重傷のネイの心身が治ったのは彼女の助けによるところも大きい。


漫遊旅団のメンバーであるフェアリー族の少女。

洗脳が解けて元に戻ってから故郷に帰省するのにかかる時間の短縮に一役買っている。

また、ネイから「トールは巨乳好き」ということをカエデと共に知った際には

「胸なんて脂肪の塊よ、目を覚まして主様」とトールに説得とも言える言葉をかけていた。


関連タグ編集

経験値貯蓄でのんびり傷心旅行 格闘家 幼馴染


関連する他作品のキャラクター編集

「攻略本」を駆使する最強の魔法使い』関連編集

ミシャ:ネイとは『主人公を追放した勇者率いるパーティーの一員で、密かに主人公好意を寄せていた前衛担当の格闘家』、『物語の途中で勇者から捨て駒にされ窮地に陥る事となるも、主人公に救われそれをきっかけに勇者の支配下から脱する』『主人公に救出された後は故郷に帰還する』という類似点こそあるが、

  • 主人公とはパーティ加入前からの知り合いではない
  • 悪徳勇者蜥蜴の尻尾切りにはされたものの、下の初めては失っていない。
  • 『仲間』としても『主人公に好意を寄せる女』としても自分は主人公の側にいる資格はないと悟り、物語からはフェードアウトした。

といった相違点がある。


ニャーコ:ネイとは『勇者率いるパーティーの一員の女格闘家』、『物語の途中で勇者から捨て駒にされ窮地に陥る事となるも、主人公に救われそれをきっかけに勇者の支配下から脱する』と言う類似点こそあれど、

  • 人間では無くネコ人族(ケットシー)
  • 追放された主人公の後釜として加入した事から主人公とは深く関わっていないどころか(悪徳勇者からあらぬ噂を悪評を吹聴されたのか)、初めて出会った際には彼を嘲笑ったり、再び会った際には単身挑みに来たと聞いて「信じられない」と言うなど、見下しているかのような態度を取っていた。
    • また、同じく主人公もある学者から話を聞くまで彼女の名前すら知る由も無かった。(web版・書籍版のみ。コミカライズ版では名前を知る機会があったのか不明)
  • 悪徳勇者と同様『勇者パーティーの言う事を聞かない様な生意気な相手を実力行使で脅して強制的に従わせる』という手段も躊躇なく実行したり、次々に起こす理不尽な暴虐行為(たかり無銭飲食暴行など)を目の当たりにしても謝罪もせず、自らもそれに参加したり、被害者に対してゲラゲラと嘲笑うなど、完全に勇者パーティーの立場に胡座をかいているかの様な性格をしている
    • ただし、受けた恩に対する礼を言えるだけの(最低限の)良識は一応持っている
  • 悪徳勇者に蜥蜴の尻尾切りにされた上に貞操まで失ったが、ニャーコの貞操を奪ったのは悪徳勇者ではなく悪徳勇者が名声欲しさに討伐しようとしたが返り討ちにされた魔物による触手責めが原因
  • 主人公によって助けられた後は『自分を見捨てて敵前逃亡した勇者に愛想が尽きた』と言う理由でミシャと同様縁切りを決めるも、後にそれまで引き起こしてきた乱暴狼藉その他諸々の罪状を被害者たちから改めて訴えられて投獄され、物語からはフェードアウトした。

といった相違点がある。

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