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謎解きはディナーのあとで

なぞときはでぃなーのあとで

『謎解きはディナーのあとで』とは、東川篤哉による日本の推理小説。表紙および公式サイトの作画は中村佑介が手掛けている。2011年の本屋大賞受賞作。

この程度で概要が必要とは、アホでいらっしゃいますか?

東川篤哉による日本の推理小説。

小学館のPR誌『きらら』にて連載され、2010年9月に単行本が刊行された。

刊行後1年でも売り上げが伸び続け、2011年8月で累積売上は135万部を突破している。

同年11月10日には第2段、翌年10月には文庫本が出版、同年12月には第3段が刊行。

2021年3月31日には「新 謎解きはディナーのあとで」というタイトルで実に10年振りに続編が刊行された。

あらすじがお見えにならない?その目は節穴でございますか?

新人刑事の宝生麗子は宝生グループの御令嬢だが、仕事場ではその事を隠している。

ある日麗子は上司で同じく御曹司の風祭(こっちは隠していない)と共に不可解な殺人事件に遭遇する。捜査に息詰まっていた彼女が帰宅後、執事の影山に事件の概要を説明すると、即座に彼はこう言い放つ。

「この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」

メディア展開

川瀬あや作画で漫画化された。

2011年10月から12月にかけてフジテレビ系列局にて火曜夜9時台のドラマという形でテレビドラマ化された。ドラマ終了後はオリジナルストーリーで映画化もした。

OPは倖田來未「Love me Back」、EDは迷宮ラブソング

TV版キャストの主人公二人を演じた俳優は、それぞれ有名アニメの実写化において主演級の登場人物を務めた繋がりがある(櫻井翔⇒こちら、北川景子⇒こちら)。

ちなみに作者の東川篤哉はインタビューにて『映像化するなら影山を向井理、風祭を狩野英孝、宝生麗子は美人の女性なら誰でもいい』と語ったことがある。

本作の登場人物の紹介?しばらくの間引っ込んでいて下さいますか?

宝生麗子(ほうしょう れいこ)

演:北川景子

主人公。国立署の刑事にして世界に有名な財閥『宝生グループ』の御令嬢だが、仕事などへの支障予防的な意味で上司を含む周りにはその事をひた隠しにしている。

ドラマでは隠しているにもかかわらず毎回終盤でお嬢様の格好のまま影山共々犯人の家に堂々と乗り込んでいる。が、上司の風祭には「ホウ・ショウレイ」という外国人と思われている。

影山(かげやま)

演:櫻井翔

年齢は30代半ば。宝生邸に雇われてわずか1ヶ月。名前は不明。

ダークスーツと銀縁眼鏡にスマートな体型が特徴。一見謹厳実直を絵に描いたような性格で常に

感情を表に出さないが、麗子に対して慇懃無礼な態度を取っている。もちろん執事らしくきちんと麗子を立てる事もあるのだが前述のとおり特に事件の事となると毒舌ぶりを発揮し、その度に麗子に屈辱を味合わせている。ドラマでは先代執事と入れ替わりに宝生邸にやって来たという設定に変更され、お嬢様である麗子を『お守りする』為にダンボールの中に隠れたり受験生に成りすましてアパートに潜り込んだり殺人現場である家の植木職人になっちゃったりしている。

風祭(かざまつり)

演:椎名桔平

こちらも名前不明。

※ドラマでは『京一郎』という名前になっている

自動車会社『風祭モータース』創業者の御曹司であることを鼻にかけている成金主義者。

愛車であるシルバーメタリックのジャガーを乗り回して事件現場に駆け付ける。

部下の麗子を「お嬢さん」扱いするなどセクハラまがいの発言が嫌われているが全く気付いていない。

捜査の指揮を取ってはいるが部下の話に謙虚に耳を傾けず、さらに協調性と慎重さに欠ける。

ドラマでは自慢癖や傲慢振りに拍車がかかり、「はい はい はい・・・」が口癖。

毎回殺人現場に現れる『謎のご令嬢』を自分の部下とは知らずに一目惚れしてしまう。

彼を主役においた『風祭警部の事件簿』というスピンオフドラマが作られ、ノベライズ化もした。

若宮愛里(わかみや あいり)

『新謎解き』から登場する、風祭の後任としてやって来た麗子の後輩刑事。

少々天然ボケ。

関連動画

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オーディオブック

他作品への影響

名探偵コナン:第3段が2015年に文庫化した際は特典としてコラボレーションストーリーが掲載された。ちなみに名探偵コナン単行本82巻カバーの「探偵図鑑」にはドラマ版の影山が載っている。

探偵歌劇ミルキィホームズTD:第8話サブタイトルのパロディに採用

忍道:『忍道2散華』に『暗殺は晩餐のあとで』という題名の書物が登場している。

クレヨンしんちゃん:「オラ、ひとりで寝るゾ」にて夜中に眠れなくなった野原しんのすけが羊ではなく執事を数えると、影山らしき執事が登場している(CVは三浦祥朗で、ドラマ本編における毒舌もそのまま)。

和菓子のアン:シリーズ第三弾「アンと愛情」刊行記念の一環として企画された通販購入可全国の和菓子銘菓候補中、広島県銘菓として紹介された「乙女のひととき」を楽しむヒントとして作者坂木司より提示された

記事と記事とは目に見えない関連タグで繋がっている。それが最も強い絆だということをお忘れなきよう。

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