バカラ(ONEPIECE)
ばから
「あら、ラッキー」
「このコイン1枚で倒してあげるわ!」
概要
世界最大のエンターテイメントシティ“グラン・テゾーロ”のVIP用コンシェルジュ。
“グラン・テゾーロ”のオーナーギルド・テゾーロの側近の1人。
プロフィール
本名 | バカラ |
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通り名 | 無し |
肩書き | グラン・テゾーロ コンシェルジュ |
能力 | ラキラキの実 |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
出身地 | 不明 |
主な部下 | 特記する人物なし |
CV | 菜々緒 |
容姿
かなりの長身・赤髪・巨乳・美脚に褐色の肌が非常に妖艶な女性。太めのつり眉に緑のタレ目、厚い唇をしている。太ももには蛇が星を囲むようなデザインのタトゥーが刻まれている。
抜群のスタイルを強調するドレスを着用しており、大きく開いた胸元や、横乳、深めのスリットから覗ける太もも、肩出しなど露出度が高く色気たっぷりの背中全開ドレスを着用。
性格
客前では常に笑顔で気品のある喋り方で、グラン・テゾーロを訪れるVIP客のことを全て記憶し丁寧な対応をする素晴らしいコンシェルジュ。
しかし慇懃無礼であり、実際は高飛車で人を見下すような性格をしている。船内に囚われた者達に接する時などに顕著であり、例え子供であろうと優しさを見せることはない。
「あらあら」が口癖。
ギルド・テゾーロには忠誠を誓っており、ガイドブック情報によれば好意も寄せているという。
また、「まとう空気は異なるが顔立ちはかつてのテゾーロの恋人ステラに似ている」とある。
そのあたりのことをテゾーロがどう思ってるのかについては不明。
能力
悪魔の実 | ラキラキの実 |
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解説 | 他人の運気を吸い取り自分のものにできる |
悪魔の実シリーズの中でも屈指の反則能力と言えるもので、相手に素手で触るだけで運気を吸い取り、自分の運をいくらでも上げることができる滅茶苦茶な能力である。
触ると無条件で人の運気を吸い取るため、普段は黒い手袋をして能力発動を抑えている。
この能力で、バカラはテゾーロの興行に大きく寄与しており、テゾーロはバカラが部下に加わったことであらゆることが自分の思い通りに運ぶようになった。
他人の運気でラッキー状態のバカラは、コイン1枚を無造作に投げるだけで様々な幸運の連鎖反応を招き、敵に指一本触れずに攻撃ができる。
逆に運気を吸い取られた相手は、“運悪く”物に滑って転ぶ・倒壊する柱が降ってくるなど重度のアンラッキーとなり、バカラが手を下さずとも簡単に命の危機に瀕する羽目になる。
ただし、彼女自身にも「どのような形でラッキーが働くかは全く予想できない」「運気の有無や総量を認識できるわけではない」といった欠点もあり、ちゃんと目視しないとあっという間に運気を使い切ってしまう様子。
自身もその弱点を気にしていなかった事が、下記の敗北へ繋がった。本来なら確実に注意すべき弱点なのだが、今まではその弱点を気にしなくても勝利していたのかもしれない。
なお、一味との対決でも終始能力によるマグレの連鎖攻撃のみで戦闘していたため、身体的な戦闘能力は低いと思われる。
それでも水の7倍の純金製の防具を着て立っていられるくらいの身体能力はあったが、偉大なる航路に身を置く者としてはタフネスさに欠けておりかなり打たれ弱い。
活躍
劇場版『ONE PICE FILM GOLD』に登場し麦わらの一味と対決する。
当初は案内役及びお世話役として“グラン・テゾーロ”の施設を一味と一緒に回っていたが、一味が素質と強運でギャンブルにことごとく勝っていくと能力で妨害を始め、一味とテゾーロ達が衝突するきっかけを作った。
最終決戦ではウソップ、チョッパー、ブルックの3人組と戦った。
複数の部下から吸い取った運で自らを超ラッキー化し、ウソップの攻撃を一歩も動かずにラキラキの実の能力で避けたり、コインロールを披露したり、放り投げたコイン1枚の連鎖反応のみで戦うという舐めプをしたりと、自身の能力を過信し常に調子に乗った態度のまま戦う。
”不運”という回避しようのない攻撃と”幸運”という破りようのない防御で戦局を圧倒するが、トドメに放り投げたコインに、ウソップが持ってきたスロットマシンを入れた袋を打ち込んだ事で、スロットに入ったコインが大当たりを起こし気付かぬ間に運気を使い果たしてしまう。
その直後ウソップに爆撃を放たれるも、まだ運気を持っている状態だと思っていたバカラは回避を一切行わず、結果直撃。
やはり露出だらけのビキニアーマーには大した防御力はなかったらしく、事実に気づくも時すでに遅し。そのままダメージを処理しきれずに気絶し、一撃KOとなった。
ウソップからは「流石だなラッキー女、奇跡の大当たりだ」としっかり煽り返されていた。
スロットマシンにより運気を失ってしまったこのシーン、『適当に投げたコインが、高速で飛んでいる袋の僅かな隙間に入り込み、さらにスロットの小さなコイン投入口にうまく挿入され、なおかつスロットが正常に作動し、果てはたったコイン1枚で77777を叩き出しジャックポット達成』という具合に、幸運だの強運だのと言った次元では済まされない、神がかりとしか言いようのない出来事の連続であった。運気を使い果たして当然である。
その後、周りにいた部下たちにも助けてもらえず、その場で気絶したまま放置されていた。
助けてもらえないのは少し可哀想にも思えるが、自分の運気の為に部下を犠牲にしているので、自分が困った時だけ助けてもらうなんて都合のいいことは無くて当然ではある。