「まだよく分かんないけど……弟なんだろ!?」
CV:田村睦心
概要
『デジモンゴーストゲーム』の主人公を担う少年で、私立葉櫻学院に通う13歳の中学1年生。
発明家の父・北斗と、難民支援の仕事で海外を飛び回る母親がおり、中学入学と同時に父が行方不明となった現在は学校の男子寮で寮生活(一人部屋)をしている。
最近噂の怪奇現象の確認に友人に付き合わされたある日、友人を襲う謎の怪物を目撃。
その夜、父が残したデバイス・デジヴァイスVを起動できた事によって、父から"弟"として託されたというヤンチャなガンマモンと出会いを果たし、デジモンの世界に足を踏み入れることになる。
服装は学生服ジャケットの下にパーカーを着る現代っ子タイプ。キービジュアルでは分かりづらく描かれているが、アニメでは左の耳朶に傷跡があるのが確認出来る。
優秀だが変人な父を幼少期より支えてきた為、大抵のことは自分で何とかしてしまう多芸なしっかり者で、程よい行動力と冷静さを兼ね備えている。
その為クラスメイトを初めとした他人からよく頼られており、本人も基本頼み事は断らないタイプ。
ただし工藤タイキのように積極的な人助け精神がある訳では無く、「しょうがないな」と呆れながらも手を貸してやるスタンスで、相手を極力甘やかさない様に心掛けてはいる。
出会った当初は破天荒なガンマモンに手を焼いていたものの、交流を重ねる毎に実の兄弟のような深い絆を育んでいく(実際、遊園地で遊ぶ二人を見て月夜野瑠璃は「本当の兄弟みたい」と呟いていた)
19話でガンマモンが「はじめてのおつかい」に挑戦した際は、心配するあまり東御手洗清司郎とジェリーモンにも協力を頼んだ上で跡を付ける等のやや過保護な面も見せている。
また28話でアシュラモンに顔を奪われた際は(間接的ではあるものの)本心からガンマモンを守るべき弟だと思っていることが発覚した。
たとえ自らに危害を加えようとするデジモンであっても倒すことはせずに話し合いで解決を試みることが多く、その姿勢をモリシェルモンからは「甘ちゃん」と切り捨てられてしまう(宙の場合は相手を哀れんでいるというよりガンマモンの手を汚させたくないという気持ちが大きいため、良くも悪くも「兄」としての愛情の表れとも言える)。
また第6話にて音痴である事が判明。「呪いの歌」と称されるほどの音痴ぶりで本人は極力歌う事を断っている。ただ彼の歌を聴いたセイレーンモンの心に響き、和解するきっかけになっている。
ちなみにソロキャンプ趣味があることが9話で仄めかされていたが、16話では実際にガンマモンを連れてキャンプを楽しんでいた。その時川釣りの腕も披露しており、アウトドアにも精通している模様。
ラーメンのちょい足し用にニンニクのラー油漬けを作る、小学生の頃は廃線跡を巡るツアーにハマっていたなど、意外にもマニアックな面も持ち合わせている。
余談
天ノ川宙を演じる田村はかつて『デジモンアドベンチャーTri.』の泉光子郎を演じていた。
(因みに宙の使っているパソコンには、光子朗のノートPCと同じあのパイナップルのマークがついていたりする。)
アニメでは『デジモンセイバーズ』の大門大以来2人目のゴーグルを身に着けていない+(アプモンを除けば)名前のイニシャルが「タ」or「ダ」でない主人公。
また件のデジヴァイスとdimは、予備としてもう二つ存在しており、その後主要キャラである瑠璃や清司郎に渡される事になる。
関連タグ
工藤タイキ:お人好し主人公つながり
寺刃ジンペイ:中の人つながり