『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する防具。
雨露の糸で織られた法衣。初登場はⅡと、たいへん由緒正しい一品。
初出である「2」では一品物かつ、最終装備と成り得る性能。
守備力が高いだけでなく、炎攻撃を半減させる優れた耐性を持つ。
また、毒沼と溶岩から受けるダメージも防いでくれる。
そんな素晴らしい防具ではあるのだが、裏技を使わない限り一着しか入手できないうえ、防具の選択肢が狭いサマルトリアの王子とムーンブルクの王女どちらに着せるかでプレイヤーが究極の二択を迫られるという面もあったりする。
ちなみに二着もらえる裏技が使用できるのは、FC版・MSX版・MSX2版のみ。SFC版以降のリメイクでは裏技は使えない。
「3」以降では職人に作ってもらうのではなく、店売り防具となった。
古い作品では魔法使いや踊り子など重い防具を装備出来ないキャラクターにとっての最強クラスの装備として君臨していたが、近年の作品ではインフレした追加装備が登場した事もあって、中盤～終盤あたりに登場する防具という位置にある事が多い。
ビジュアルは液体をそのまま服に仕立て上げたような美しいもの。
古い作品では攻略本等でしか確認できなかったが、後発の作品ではその設定の通りのビジュアルでゲーム内に登場するようになった。
「羽衣」だからか東洋風の前合わせになっていたりする事もある。
なお、水とは言ってもスケスケではないとトルネコが鑑定していたりするのだが、そのイメージからか中身が透けて描かれることが多いのは実にけしからんことである。
初出の際にムーンブルクの王女に着せる事を推奨される事などから女性用の装備であるかと思われがちだが、この時点からそうであるように実際は男女共用な事が多い（完全に女性専用だったのは「8」と、モンスター以外は女性専用の「5」だけ）。
なので、男性キャラも装備できる事が多く、「3」の魔法使いの爺さんが装備出来たり、「4」ではブライが装備する事になったり、「7」ではDISC1の最強装備のため、ガボかメルビンが装備する事になったりと、やたらとジジイと縁があるのも特徴である。
特に、ドラクエビルダーズ2等では女性キャラクターにこれを着せようと思って更衣室のタンスにこれを量産して入れておくといつの間にかあらくれやおっさん・爺さんたちまで着ているという
凄まじい事態になる事もある。
なお、幼い頃に「羽衣」という言葉を知らずにシーチキンを連想したちびっ子は結構多かったようである。
はごろもフゥ～ズ♪
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