概要
先の戦いで大怪我を負い、まだ完治してないにもかかわらず鬼と戦うことを決めた際に放った。
現代の我々からすればなかなかの超理論にも見えるが、本作の舞台は大正なので家父長制や長子相続がまだまだ根強い時代であった。
更に言えば竈門家は一話の時点で既に父親を喪っており、家計を担う炭治郎は名実共に一家の大黒柱と呼べる存在であった。
それらの事情を踏まえれば、炭治郎の家長としてのプライドと、妹の竈門禰豆子を守り抜かんとする家族愛を示す台詞であることが分かるだろう。
なお、これはあくまで炭治郎が自身を鼓舞するためのものであり、他の長男キャラに同じ振る舞いを強いたことはない。
炭治郎を語る際に必ず出てくると言ってもいいの代表的な台詞であり、後に『僕とロボコ』にも使われた。
補足
とはいっても、前述のようにこの台詞は家父長制の強い大正時代だから際立っているのであって、多様な価値観が認められている現代では、長男=どんな苦しみも重責も我慢しなければいけないという考えは決して正しいとはいえない。
要は、次男、三男であろうが女性であろうが、大切なものを守ろうとするときは、驚くほど人は強くなれるのである。
ちなみに、ライトノベル作家の長月達平がたまにこの台詞を引き合いに出しており、代表作のRe:ゼロから始める異世界生活で似たような台詞をナツキ・スバルが発言していた。
関連タグ
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ハルカカナタ - ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会における類似した題材をテーマとしたストーリー。なお、この話の主役となる近江彼方は禰豆子役の鬼頭明里氏が、妹の近江遥は竈門茂役の本渡楓が演じている。