カイザキ副隊長「融合した…?」
ムラホシ隊長「スフィア合成獣と言ったところですか…!」
データ
別名: | 古代合成獣 |
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身長: | 50m |
体重: | 3万t |
出身地: | 市街地 |
デザイン: | 後藤正行 |
概要
『ウルトラマンデッカー』第3話「出動!GUTS-SELECT」に登場したスフィア合成獣。
古代怪獣ゴモラが宇宙浮遊物体スフィアに寄生されたことで誕生した。
『デッカー』本編におけるスフィア合成獣第1号であり、スフィアゴモラ誕生の瞬間を目撃したムラホシによって"スフィア合成獣"という名前が生まれた。
本来のゴモラのパワーファイトに加え、固有の技である超振動波が「スフィア超振動波」に強化され、攻撃範囲の拡大に加えて電子障害をかける事もできる。
尻尾による殴打も突起が生えたことで威力が上がり、ウルトラマンデッカー・フラッシュタイプがいとも簡単に吹っ飛ばされてしまうほど。
なお、スフィア合成獣への変貌後もわずかにゴモラの自我は残っていたものの、精神はほぼスフィアに乗っ取られてしまっており、望まぬ融合を受け生き地獄を味わわされた彼もまたスフィアの被害者と言えるだろう。
外見
禍々しい姿は通常のゴモラよりもむしろ強化形態のEXゴモラを彷彿とさせるが、こちらの方がボディが大柄かつ屈強。首や足腰もゴモラと比べて大きくなっている。
角がスフィア合成獣特有のものへと変化しており、正面から見ると右側の角が曲がりくねって大きく、左右非対称になっている。
また背中にも、本来のゴモラには存在しない突起が発生しており、融合前に千切れた尻尾の断面から新たにスフィアによる禍々しい形状の尻尾が再生している。
そのほか、左胸からスフィアの成分が滲み出しており、生物的にアンバランスな異形の姿へと変貌した。
眼もEXゴモラ同様白目であるが、凶暴さが強調されていたEXゴモラに対し、スフィアゴモラのそれは生気を感じさせない不気味なものとなっている。
活躍
スフィアソルジャーが市街地で暴れていたゴモラに突如融合したことで誕生。
ゴモラ自身にわずかに自我が残っていたために身体の変化に困惑し、スフィア超振動波を無差別に発射。GUTSファルコンやGUTSホーク、ナースデッセイ号にスフィア超振動波を発射し、一時的な電波障害に陥らせたが、カナタがデッカーに変身したことで戦闘に突入。
圧倒的なパワーおよびデッカーが病院を庇って戦っていたという有利な状況で戦いを繰り広げたが、デッカーがストロングタイプに変身したことで形勢が逆転、スフィア超振動波を「ナースキャノン」とパンチで無効化され、そのまま「ドルネイドブレイカー」を喰らい、空中で爆散した。
余談
ウルトラディメンションカードの玩具紹介にて、名称と一部情報が初公開された。
その後、2022年7月1日放送の「ウルトラマンデッカー直前スペシャル」において、先行公開されたシーンと解説でスフィア合成獣として改めて紹介された。
スーツはスカルゴモラの改造。
前作『トリガー』ではモブ怪獣としてしか登場しなかったため、ゴモラがウルトラ戦士と戦うのは前々作のゼット以来である(ただし、素のゴモラの状態ではデッカーと戦っていないため、厳密には異なる)。
なお、赤い形態のウルトラマンと戦い、アッパーに似た技で止めを刺されたという共通点がある。