概要
CV: 小野賢章
第四次忍界大戦から数年後に生まれた、奈良シカマルと奈良テマリの一人息子。
全体的な容貌はシカマルそっくりだが、目はテマリ譲り。岸本曰く「シカマルの顔にテマリの目を入れただけ」。名前の由来はおそらく、台形から(祖父にあたる奈良シカクは四角、父親の奈良シカマルは丸)。
うずまきボルト、うちはサラダ、山中いのじん、秋道チョウチョウとは親つながりで顔見知り。特にチョウチョウ、いのじんとは幼児期の頃からの顔馴染みで、ボルトとは忍者アカデミー入学前からの親友の間柄。母の弟にして五代目風影である我愛羅やカンクロウは叔父であり、我愛羅の義理の息子のシンキとは義理の従兄弟にあたる。
ボルトたちと忍者学校に同期入学し、油女シノを担任としたクラスで学ぶ。卒業後は風祭モエギが隊長を務める第十班にいのじん、チョウチョウと共に「新猪鹿蝶」を結成し活動している。
プロフィール
誕生日 | 9月23日 |
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星座 | てんびん座 |
好きな食べ物 | 刺身、水茄子 |
嫌いな食べ物 | ほうれん草 |
趣味 | 昼寝、将棋、ゲーム(シミュレーション) |
容姿
顔立ちや髪型は父親のシカマル譲りで、黒髪の長髪を頭上でパイナップルのように縛っており、切れ長の緑色の目は母親のテマリ譲り。両耳には白いピアスをしている(いのじんとチョウチョウもしていることから、猪鹿蝶伝統のピアス伝授の様子)。
容姿は整っており、『木ノ葉新伝』の猿飛ミライ曰く、アカデミーの女子からは人気があるらしい。
NARUTO原作最終話では、左腕に家紋の入った白いジャケットで、インナーは黒いシャツ、黒い長ズボンというスタイル。
漫画版及びアニメのアカデミー時代は、緑色のジャケットに白いシャツのインナー、紺色の長ズボンというファッション。
劇場版及びアニメで下忍となってからは、黄色に近い黄緑色のジップトレーナーを着ている。木ノ葉の忍の額当てはシカマル同様、左腕に装着。
人物
性格は少年期のシカマル同様面倒くさがり屋だが、困っている人や危なっかしい人を見ると何かと世話を焼き気にかける。
シカマルとテマリの頭脳明晰で判断能力の高い面もしっかり受け継いでいる。その優秀さから、奈良一族の長から政治家への道に進められたこともある。
下忍になったばかりの頃は他の同世代の忍と同様に過酷な戦争を経験していないこともあって忍としての自覚に乏しかった。
しかし、場数を踏むことで責任感が芽生え、真面目に任務に取り組むようになる。
そんな彼も怒った時の母親は苦手。父親同様、血は争えないということか…。
劇中の活躍
忍者学校の男女対抗忍術合戦では、男子の中心として活躍した。
木ノ葉の里で起こるゴースト事件を不審に思い、ボルトと協力して事件に関わっていくことになった。
卒業試験を突破してアカデミーを卒業して下忍となり、暫くは雑用的任務をこなすが、『白夜団』の事件ではリョウギという少年と親しくなり、将棋仲間となるが、彼が白夜団員であることを突き止め、事件の解決に導いた。
中忍試験では、第一次試験・第二次試験は難なく突破。第三次試験の本戦では第一試合で砂隠れのヨドと当たり、彼女の能力について分析し勝利。第二試合では友人のボルトと対戦するが、彼が科学忍具を使用していることには気づけず、敗北した(劇場版ではボルトに敗北後にナルトに科学忍具の不正使用を見抜かれた為、彼が決勝に進出している)。後にボルトが自身との試合で不正行為をしていたことにショックを受けるが、彼が大筒木モモシキとの戦いの現場に乗り込むのをサラダと見送り、事件解決後はボルトと和解した。
「ミツキ失踪編」では、ミツキを追って里抜けしたボルトとサラダを第十班の面々で足止めするが、ボルトたちの決意を知って彼らに付き添うことに。岩隠れの里では、「ツクラレ」のクーデターにより里が乗っ取られる危機をシカマルに報告し、最悪の事態を免れた。
その後、奈良一族の長から政治家への転向を進められるが、雷門デンキとの交流がきっかけで、奈良一族のシカマルの顔を立てるため使用を控えていたテマリ譲りの風遁忍術を「持てるもの全て使って奈良一族の家名を示す」ことに方針転換し、解禁した。
ナルトとシカマルの議論の末、最終的に『岩隠れの動乱事件』での独自の判断力を評価され、同期の下忍の中でいち早く中忍に昇格した。父と同様に異例の速度である。
中忍に昇格してからの初任務は、初めは上手くいかなかったが、ボルトやワサビ、イワベエと協力して任務を達成した。だが、中忍ベストは十班3人全員中忍に昇格した際に着たいという思いから、あえてその後も着ていない。
「一尾護衛編」では、テマリと共に砂隠れの里に訪れる途中、大筒木ウラシキに遭遇。テマリやボルトと共にウラシキの傀儡相手に戦うも、テマリと共にウラシキにチャクラを抜かれてしまう。
『殻』の活躍が活発して来てからは、砂隠れのシンキたちと第十班の面々での合同任務を行うが、「殻」のディーパに遭遇してしまい、6人で応戦するも、全く歯が立たなかった。敵の実力を痛感し、ボルトの新術の特訓に付き合った。木ノ葉の情報調査に来ていた『殻』の果心居士と猪鹿蝶で遭遇し、侵入者が木ノ葉に登録されたチャクラの持ち主であることをはたけカカシに報告した。
BORUTO-ボルト- -SAIKYO DASH GENERATIONS-
最強ジャンプ連載の『BORUTO SD』でも登場。ツッコミ役に回ることが多い。本編同様、やはり怒った時の母親を苦手としている。
能力
両親の優秀な頭脳を活かし、任務では隊長不在時の作戦立案・現場指揮を受け持つことが多い。
主に使用する術も奈良一族秘伝の「影縛りの術」で、いのじん・チョウチョウとのコンビネーション「新猪鹿蝶」で戦闘を行う。
テマリが得意とした風遁も会得している。また、シカマルの弟子である猿飛ミライの幻術の実験に付き合わされていた為、幻術にも強い。
- 「影縛りの術」
シカダイの基本忍術。影を操り、相手の動きを封じる。
- 「影首縛りの術」
影で相手の体に直接負荷をかける。最も一般的な攻撃方法が絞殺であることからこの名がついた。対象者までの距離が近いほど強い力で相手を縛れる。対象者のチャクラ量や距離によっては力ずくで縛りを解かれる場合もある。
- 「風遁・気流乱舞」
手から乱気流を発生させる。テマリなど砂隠れの忍が主に使用。当初はシカマルの顔を立てるため使用を控えていた。しかし、政治家への転向の話が来てからは方針転換し、解禁した。
- 「風遁・龍ノオオシゴト」
「一尾護衛編」にてテマリの扇子を借りて使用。扇子で雷雲から敵の真上へ竜巻を落とす。チャクラ量が少なく、術の持続時間が短いのが不安材料である。
- 「変化の術」
他の物体(たいていは生物)に化ける。アカデミーの卒業試験で使用し、ボルトに変化した。
- 「一糸灯陣」
封印術。対象の足に陣を広げ、動きを封じる。アカデミーの卒業試験で使用。
- 「多重一糸灯陣」
封印術。多数人で一糸灯陣を同時使用し、対象の動きを封じ込める。アカデミーの卒業試験で使用。