概要
CV:阿部敦
第四次忍界大戦の終結から数年後、サイ(山中家に婿入りし「山中サイ」に改名)と山中いのの間に生まれた一人息子。木ノ葉の伝統である「猪鹿蝶」の子供である。
髪と瞳の色はいの、肌の色はサイ譲り。岸本曰く「いのを小さい男の子にしたらいのじんになった」。名前の由来はおそらく、「仁(弐)」から(祖父にあたる山中いのいちは「壱」)、もしくは、サイの義兄・シンから取っている可能性もある。
うずまきボルト、うちはサラダとは親繋がりで、忍者学校入学前からの顔見知り。特に奈良シカダイ、秋道チョウチョウとは、幼児期時代からの付き合いがある。
ボルトたちと忍者アカデミーに同期入学し、油女シノを担任としたクラスで学ぶ。卒業後は風祭モエギが隊長を務める第十班(モエギ班)にシカダイ、チョウチョウと共に「新猪鹿蝶」を結成し、活動している。
プロフィール
誕生日 | 12月05日 |
---|---|
星座 | いて座 |
年齢 | 12歳(第1部)→15歳(第2部) |
身長 | 147cm(12歳) |
好きな食べ物 | チーズ、たこ焼き |
嫌いな食べ物 | 脂身 |
趣味 | 絵を描くこと、ゲーム(FPS) |
容姿
金髪の髪を後ろで縛っており、青い瞳も母親のいの譲り、色白の肌は父親のサイ譲り。両耳には白いピアスをしている(シカダイとチョウチョウもしていることから、猪鹿蝶伝統のピアス伝授の様子)。
漫画版及びアニメのアカデミー時代は、長袖の紫色のパーカーに、グレーのオーバーオールというスタイル。
劇場版及びアニメでは下忍となってからは、父親のサイを意識した黒に近い紫色の服装をしている(NARUTO原作最終話でも似た格好をしているが、デザインが若干異なる)。木ノ葉の忍の額当ては通常通り額に装着。
第2部では、前髪がマッシュルームヘア風となり、タートルネックのジャンパーを着用している。
人物
言いたいことははっきり言うタイプで、サイ同様に毒舌。自意識過剰な発言をするチョウチョウにも「デブ」とよく暴言を吐いている。
クールに見えて、少々意思が弱く自分の実力に自信がない面もあり、怒った時の母親が苦手。表情の豊かさはいの譲り。
父の水墨画による超獣戯画を「時代遅れでダサい」と思っており、ピンク色主体のカラフルな絵の具による超獣戯画を使用している。
勝気な母親と自由奔放なシカダイやチョウチョウに振り回されており、気苦労が絶えない。
実家は花屋「やまなか花店」で、時々その手伝いをしている。父親に似てネーミングセンスは上手いとは言い難い。
ミツキ失踪編では芥の「アックン」との交流が描かれた。
BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-
忍者学校では、入学式早々自宅謹慎となったボルトに対して「親の七光り」と毒舌を吐くが、結乃イワベエとの模擬戦でボルトの七光りを感じない姿に心動かされ、イワベエの行き過ぎた行動に止めに入った。
男女対抗忍術合戦では男子の中心として活躍した。
忍者アカデミー卒業近く、効率を重視するあまり自身のチャクラを込めた絵の具を使用したプリンターによる超獣戯画の大量生産に手を出すが、持続時間が非常に短くなる欠点を抱えており、それが元で術自体がうまくいかなくなるなどスランプに陥る。
しかし、自分より明らかに絵のレベル自体は低いのに、自身を抑えて賞を取ったうずまきヒマワリに絵の先生になってもらい、絵を描く楽しさを思い出す。
アカデミーを卒業して下忍となり、暫くは雑用的任務をこなすが、『白夜団』の事件ではシカダイに協力した。
中忍試験では、第一次試験・第二次試験は難なく突破するが、第三次試験の本戦では第一試合で砂隠れのアラヤと当たり、彼が傀儡使いであることを見抜けず得意の術が全く通用せず、敗北した。
「ミツキ失踪編」では、ミツキを追って里抜けしたボルトとサラダを第十班の面々で足止めするが、ボルトたちの決意を知って彼らに付き添うことに。岩隠れの里に向かう途中、芥の一体に懐かれ、「アックン」と名付ける。暫くアックンに付き添っていたが、「ツクラレ」のコクヨウとの戦闘に巻き込まれてアックンは崩壊してしまい、涙を流した。
『殻』の活躍が活発して来てからは、木ノ葉の里で新たに設備された感知部隊で感知能力を買われて配属され、忍に現役復帰したいのの、感知部隊での活躍ぶりを初めて目の当たりにする。
また、砂隠れのシンキたちと第十班の面々での合同任務を行うが、「殻」のディーパに遭遇してしまい、6人で応戦するも、全く歯が立たなかった。
ボルトと同時期に参加した2度目の中忍試験では、最終試験まで残り竹取ホウキと対戦するが、いのじんを上回る彼の戦術に敗れ敗北した。
エイダとデイモン姉弟が、木の葉の里に訪れた際には、新生第七班の任務に野次馬として見に来たが、一瞬でエイダの「虜」になってしまった。エイダによる「全能」が発動した後は能力にかかり、記憶拡散により里の反逆者となってしまったボルトを、シカダイ・チョウチョウと共に足止めをする。
BORUTO-ボルト- -SAIKYO DASH GENERATIONS-
最強ジャンプ連載の『BORUTO SD』でも登場。
初登場では、口元だけが笑っていて目が笑っていない状態で「フフフ…」と笑うという、なかなかのインパクトを見せた。本編同様、やはり怒った時の母親を苦手としている。
BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-
第1部から3年後を舞台とした第2部でも成長して登場。
強くなることを望んでいるヒマワリに対して、稽古をつけたりしている。
能力
父直伝の「忍法・超獣偽画」をメインに使うが、母方の山中一族秘伝忍術も会得している。また、医療忍術の心得もある。シカダイが中忍に昇格してからは焦りを感じ、修行に勤しんでいる。
- 「忍法・超獣偽画」
いのじんの基本忍術。紙に描いた絵を実体化させる。サイ直伝の術だが、父の絵を内心では古いと感じており、墨で描く父に対し絵の具を使用するなど、自分なりに工夫している。
- 「心転身の術」
山中一族秘伝忍術。自分の精神を他者の精神に入り込み、身体を乗っ取る。「ミツキ失踪編」当初は自信がなく、相手の精神に打ち負け成功率は低かった。しかし、両親との修行をきっかけにマスターしつつある。
- 「感知伝々」
山中一族秘伝忍術。感知した人物の位置や動きを手で触れた相手にテレパシーで伝達する。当初はいのに軽く教えられた程度だったらしいが、「殻始動編」の感知部隊の山中コハンとのツーマンセルで上達した。
- 「変化の術」
他の物体(たいていは生物)に化ける。アカデミーの卒業試験で使用し、ボルトに変化した。
- 「一糸灯陣」
封印術。対象の足に陣を広げ、動きを封じる。アカデミーの卒業試験で使用。
- 「多重一糸灯陣」
封印術。多数人で一糸灯陣を同時使用し、対象の動きを封じ込める。アカデミーの卒業試験で使用。
関連イラスト
関連タグ
山中いのいち:母方の祖父
真城最高……同じ漫画雑誌に連載されていた漫画のキャラクター。「絵」と「漫画」に深い関わりを持ち、さらにいのじんの父とサイコーの相方が同じ声優である。