書籍情報
書籍版
著者 | 福山松江 |
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イラスト | かかげ |
レーベル | GAノベル |
既刊 | 3巻(2022年現在) ※:3巻は電子書籍版のみで実物は未発売 |
コミカライズ版
概要
正式なタイトルは『「攻略本」を駆使する最強の魔法使い ~〈命令させろ〉とは言わせない俺流魔王討伐最善ルート~』
勇者パーティーから追放されてしまった魔法使いが、偶然手に入れた本をきっかけに無双かつ痛快な活躍をしていく「追放もの」ファンタジー。
ゲームをクリアする上で、お世話にもなった人もいるであろう書籍『攻略本』……それをプレイヤーではなくファンタジー世界の住人が手にする事で、物語は始まる……
あらすじ
マグナスは若くして強大な魔法使いだが、パーティ内で燻っていた。常に〈命令させろ〉と言い張る勇者のせいで実力を発揮できなかった。
しかも勇者は己の判断の拙さを棚に上げ、マグナスに戦力外通告する。
マグナスは失意に暮れた……のは一瞬だけ。ひょんな縁から〈攻略本〉を入手。世界で唯一彼が解読に成功していた、聖刻文字で書かれたその本には、魔王を攻略するのに役立つ完璧な情報が網羅されていたのだった。
ただし情報はあくまで情報にすぎない。マグナスは己の知恵で創意工夫し、活用し、やがて勇者パーティを出し抜くほどに成り上がっていく!
――運命はマグナスを選ばなかった。ゆえに彼は、己の知恵と力で魔王を討ち、世界を救う――
(以上、小説家になろうの作品ページのあらすじより抜粋)
登場人物
『「攻略本」を駆使する最強の魔法使いの登場人物一覧』を参照。
世界観
アルセリア
本作に登場するキャラクター達が住む世界の呼び名。
そしていわゆる剣と魔法の世界なだけあって以下のような本作独自の自然法則(システム)が存在する。
- 所持スキルを何度も使用する等で熟練させることで、レベルアップ時に大半のステータス上昇の権利を放棄する代わりに、そのスキルを強化させたり、派生形とも言える新しいスキルを習得することができる。
- ボスモンスターを討伐した際に倒した者(パーティー)がそのボスモンスターから経験値を獲得(レベルアップ)できるのは『ボスモンスターのレベル+1』までであるため、それ以上は何体倒しても(レベリング上は)全くの無意味である。
- モンスターを討伐してパーティーが獲得する経験値は最もレベルが高い者を基準に補正がかかるため、パワーレベリングは不可能に等しい。
- 全ての国の王族には共通して『人物鑑定』というスキルを所有しており、それによって相手のレベルや能力値等と言ったステータスを見ることができる。
- ハリコン王国
後述の『ラクスタ王国』の隣に位置する小国で、マグナスと勇者パーティー(ニャーコ除く)全員はこの国の出身者達である。
ラクスタ王国との国境(中間地点)には『メゴラウス大坑道』があり、そこの所有権を両国が主張して戦場にまでなった歴史もある。
- ラクスタ王国
第1章の舞台。マグナスがユージンに追放された国であるのと同時に、本作でマグナスの拠点となる国。
- アラバーナ帝国
第2章の舞台。国土の大半が砂漠の国。
かつては緑豊かな土地で、当時のアルセリア世界でも図抜けて魔法の盛んな帝国だったが、500年前に当時のアラバーナ皇帝が国を挙げての壮大な魔法儀式に挑戦するも失敗に終わり、その儀式魔法は「魔界に居る魔王の魔力の鱗片を召喚する」と言う計画だった為、莫大な魔力が暴発して一帯を荒れ狂い、肥沃な大地を一夜にして砂漠化させてしまった。
- カジウ諸島連盟
第3章の舞台。
- ルクスン大公国
第4章の舞台。
- ヴィヴェラハラ
魔法国家で、ルクスン大公国とは友好国。第5章の舞台
徹底的な女尊男卑の国で有り、マグナスはここに住む選民意識が強い魔女たちは「プチユージン(やプチエルドラ)がうじゃうじゃ居るみたいな物」と評している。
また、現在国内はマグナスが関与する西側と、エリスが関与する東側の二つに分かれて内戦が勃発している。
西側の魔法都市ネビュラでは有事の時には市長が将軍となって戦争を指揮する事となっている。
- リーンハルター帝国
関連タグ
関連作品
勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、経験値貯蓄でのんびり傷心旅行:いずれも小説家になろうに投稿されている『追放もの繋がり』のライトノベル。作中で登場する悪徳勇者の特徴がユージンと被ってたり、ピクシブ百科事典に登場人物の個別記事が複数ある点も共通している。