解説
眉から上、おでこの上から頭頂が長かったり大きくなってしまった人物絵を、脳が(勃起して)長く伸びている、と揶揄したもの。
作画崩壊として発生してしまいがちであり、
- 目鼻などの顔のパーツを低い位置に描いてしまった、間隔を詰めすぎてしまった。
- 髪のボリュームを盛り過ぎた。またはその逆で、髪に対して顔を小さくし過ぎた。
- へのへのもへじの「し」に相当する部分以外のアタリを取らず、頭の輪郭を考慮していない。
- 前髪、特に分けが入る位置を高くし過ぎ、本来想定していた頭の輪郭に対し、見た目の生え際が高くなりすぎた。
- 帽子や兜などの被り物のミス。例えば、ある程度深く被っているべき形の帽子をあまり浅く被せてしまうと、帽子を支えられる頭の形状として脳勃起状態を想像させてしまう。
- おでこキャラや、オールバックなどの額の見える髪型を強調しすぎ。
- モノクロ原稿で黒髪キャラのベタがはみ出た際に、頭を補って誤魔化す(時間短縮)。
などが、脳勃起になってしまう、脳勃起と捉えられてしまう主な要因だろう。
他にも
- ふさふさしてない髪型やパンパンに膨らんだ顔や『美少女』『猫』に見えない目の小さい老け顔を「かわいくない」と意識して描くのを避けているため、顔の面積が減って髪の量が増えて脳が肥大化してしまう。
- 若く感情豊かに見える「大きい目」「毛量の多い前髪」を意識した為に、前髪を増やして後頭部をすり減らす癖が付いてしまう(横を向いた時に、目と耳の距離が足りず、脳が斜め上ではなく真上に詰まっていて、頭全体が縦長楕円に見える。コレと真逆のデフォルメになる。)
- 顔が短いキャラや子どもをチブル星人のようなバランスに描き、面長のキャラや大人をマスオさんのようなバランスに描く癖が手癖化してしまう。
などの要因もあり、派生の作画崩壊の
- 額から下が伸びる作画崩壊(特に額、鼻、顎)
- 目が大きくなり過ぎる作画崩壊
- 両目が近付き過ぎる(または離れ過ぎる)作画崩壊
- 脳と額から下が両方縮んでどら焼きのようになる作画崩壊
- 男女や攻め受けの片方が長くなり、片方が短くなる作画崩壊
も存在する。