概要
呪霊の最上位の等級。高専が登録しているもので16体存在するとされるが、真人のように未登録の特級呪霊も存在する。
1級呪術師でも単身で祓うのは難しく、特級呪術師として初めて対等に闘って祓えるとされる程の高い呪力・戦闘力を持ち、個体によっては人間と変わらぬ知性を持つ。
さらには術式の極致である領域展開を使う呪霊も存在する。
ただし、特級以上の階級は存在しない為、同じ特級呪霊同士であっても力に大きな差が見られる。
作中に登場した特級呪霊
人が大地を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。未登録。
単眼で頭部が火山のようになっており、歯はお歯黒のように黒い。精神が昂った際には頭部から蒸気が吹き出す。炎や溶岩を使用した術式を使う。
人が人を恐れ憎む負の感情から生まれた特級呪霊。未登録。
皮膚が継ぎ接ぎだらけの青年の姿で、身体を黒いローブで覆っている。
人が森を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。未登録。
歯がむき出しで、両眼から木をはやしたドクロの様な特徴的な顔をしており、独自の確立した言語を使う。
彼自身の「地球は人間のいない“時間”を欲している」という独自の主張の下、空・海・大地を守る為に地球上から人類を絶滅させることを目指している。
作者曰く「呪いの中で一番優しい」。
人が海を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。未登録。
フードを被ったタコのような姿をしており、芋虫のような足を引きずって動く。言葉が喋れないのか「ぶふぅー」と鳴く。
彼の生得領域は南国のビーチリゾートのような暖かで穏やかな領域であり、その為に呪霊達のミーティング場所として活用されていた。
0巻に登場した特級過呪怨霊。登録済み。
生前は乙骨憂太の幼なじみの少女。交通事故で乙骨の目の前で死亡。その後に乙骨に取り憑く呪霊となった。呪いとしての力は圧倒的であり、「呪いの女王」と称される程。
最終的には乙骨によって解呪されて成仏し、後には呪力の塊である「リカ」が残された。
0巻にて夏油が使役した特級仮想怨霊。登録済み。
極ノ番と共に憂太を迎え撃とうとしたものの、最終的には呪力制限を消し去った里香に敗れる。
- 疱瘡婆（疱瘡神）
渋谷事変編で偽夏油が使役した特級特定疾病呪霊。登録済み。
異形の姿と独自の言語が特徴的であり、相手を棺に閉じこめて埋葬する術式に加えて領域展開も会得している。一級呪術師の冥冥との戦闘で最終的には祓われた。
死滅回游編で羂索が呪霊操術の支配から外したゴキブリの特級呪霊。登録済み。
仙台結界（コロニー）で休眠していたが、最終的には乙骨との戦闘で祓われた。
名称不明の特級呪霊
- 宿儺の指を食べた少年院の呪霊（仮称）
宿儺の指二十本のうちの一本を食べた呪霊。未登録。
それによって特級クラスの力を手に入れており、術式が付与されていない生得領域を展開可能なレベルになっていた。
しかし、はっきりとした知能はなく、宿儺からすれば虫けらも同然として一方的に殺された。ファンからの愛称は「虫」。
- 宿儺の指を食べた八十八橋の呪霊（仮称）
こちらも宿儺の指を食べた呪霊。未登録。
その誕生経緯から少年院の呪霊と同じ姿だが、既に覚醒から時間が経っていた事もあって少年院の呪霊を遥かに凌ぐ強さを秘めている。こちらも術式が付与されていない生得領域を展開可能。
しかし、窮地に追い込まれた伏黒恵が会得した領域展開「嵌合暗翳庭」によって敗北。
