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「Exactly(そのとおりでございます)」

名前の元ネタはアメリカの歌手「テレンス・トレント・ダービー」から。

概要

ダニエル・J・ダービーの弟。DIOの側近の一人。1月5日生まれ。

エジプト九栄神の中では最後の刺客となる。

兄ダニエルとは10歳以上歳が離れており、本人曰く兄をそれなりには尊敬しているが、世代が違う古いタイプの人間としてやや見下している感もある。

紳士的だが神経に障るぐらい丁寧な態度を取る男。この態度は飾っているにすぎず、本質は汚く高慢な性格で、ゲームで負かした相手の魂をあらかじめ用意していた対戦相手に似せたお手製の人形に封じ込め、飾ったり着せ替えたり会話をしたり(こいつの人形はしゃべる)して楽しむという猟奇的な趣味を持つ。その慇懃無礼な態度と嬉々としてコレクションを語る(兄のコレクションを見下す発言もした)様は、承太郎からは「最低のゲス」、ジョセフからは「兄の方がマシ」、温厚な花京院からも「最低のサイコ野郎」として怒りと嫌悪感を顕わにされた。

ジョセフ曰く「兄キ以上だな、ムカツキ加減がな」

花京院曰く「紳士ぶっているが最低のサイコ野郎だ・・・ヘドが出る」

スタンド能力の関係で、兄ダニエルは子どもの時からテレンスとの勝負を避けてきた。

テレンスが言うには兄には決して負けないとのことで、昔、ダニエルが自分の彼女にちょっかいを出したとき、アバラを折りヘドを吐くまでぶちのめしてやったとも語っており、そのため、弟であるテレンスに頭が上がらなかったらしい。

兄であるダニエルをギャンブルとイカサマの天才だったと認めている一方で、兄が使うようなイカサマを「古い、小狡い手」と言い、「兄とは世代が違う」を称する。一応、ゲームの操作の腕は確かで、DIOにもそれなりに認められている。

だが、読心術が無力化されると、神経質で感情的になって冷静さを失ってしまう。自らのスタンド能力に依存している故、承太郎に集中して読心する余りにジョセフの動きに気付けず、単純で初歩的なイカサマすら見破れないなど、観察力や洞察力といった面では兄に劣っていた。

承太郎曰く「お前の兄貴ならこんなイカサマなんなく見破っていただろうな

彼のように『自らの力に溺れる』のは、死亡フラグの1つである。

外見

髪型なのか帽子なのかよくわからない風貌。登場して最初のほうは髪型っぽいがゲーム対決あたりからは帽子のようになってきている。

兄同様、顔には変な模様が額から鼻先と顎にまでついている。

TDTとイニシャル型のベルトを付けており、TD型のイヤリングをしている。

スタンド『アトゥム神』

破壊力:D/スピード:C/射程距離:D/持続力:B/精密動作性:D/成長性:D

人型のスタンド。顔には本体のイニシャルTDが入っており、肩当や胸にはハートの模様が入っている。

兄のスタンドと同じく「魂」に関する能力を持ち、ゲームなどの勝負事で敗北感を与え、魂の抵抗力が弱まった者の魂を奪う(こっちは相手の魂を人形に入れる)。

わずかでも魂の抵抗力が弱まれば、相手の腕にアトゥム神の手を仕込み、握り潰すという芸当もできる。

相手の「魂」の状態を見ることで「2択で答えられる質問(英語で言うDo you~?)」の正確な答えを引きずり出す(魂はウソをつけない)ことができる能力を持つ。

この力はあくまで2択で答えられるもの限定なので、「イカサマをしているかどうか」はすぐ分かるが、「どういうイカサマをしている?」という質問には魂は答えない。

ここに仕組んでるか、あれに仕組んでるかなどのあてずっぽうな質問を繰り返さないと「どんなイカサマをしているか」までは分からないのだ。

一応、上記の能力を併用すれば、スタープラチナの一撃を避けることは可能のようだが、連打までは対応できなかったらしく、ゲーム決着後は避けるどころかいなす事すらできずにオラオララッシュを食らって吹っ飛ばされた。

活躍

館に乗り込んできた承太郎ジョセフ花京院の3人を地下室に閉じ込める。そして承太郎の右腕をダシにTVゲーム対決を組ませ、1人ずつ順番に魂を奪おうとした。

レースゲーム『F-MEGA』で花京院を下して魂を奪ったまではよかったが、

野球ゲーム『Oh! That's a baseball』で、ゲームに関してはド素人の承太郎が仕組んだイカサマを見抜けず、一気に老けた挙句、精神的に負けを認めて花京院の魂を離してしまう。

その後、お約束のように背後から不意打ちをかけようとしたが見抜かれてしまう。

必死の命乞いも虚しく、

承太郎「質問だ・・・右の拳で殴るか?左の拳で殴るか?あててみな」

テレンス「ひ、ひと思いに・・・右でやってくれ」

NO!NO!NO!NO!NO!

テレンス「ひ・・・左?」

NO!NO!NO!NO!NO!

テレンス「り・・・りょうほーですかあああ~」

YES!YES!YES!YES!YES!

テレンスもしかしてオラオラですかーッ!?

ジョセフ「YES!YES!YES!"OH MYGOD"」

右でも左でもなく両方(もしかして→オラオラ)で再起不能になってしまった。

このシーンのやりとりは屈指の名シーンである

竹本英史 (3部格ゲー)

諏訪部順一 (オールスターバトル、TVアニメ版とCMも同じ)…3部のみに登場するキャラの中でASBからTVアニメ版に同じ役で続投した数少ない声優の一人である。更にその後第TVアニメ版第5部にてレオーネ・アバッキオを演じることになる。

余談

彼に対しダニエルがテレンスにポーカー勝負を誘わなかった理由だが、勝ち負け以前につまらないからという説が濃厚

テレンスとポーカーなんぞやった日には、こちらがどんなイカサマを使って強い手を引いてもフォールド(降り)、ヒラでやっても強ければフォールド、勝てる時だけ勝負を仕掛けてくる=彼がコールする以上9割以上自分の負けなのでこちらが降りるだけでいつまで経っても勝負が出来ないと、とにかくつまらないゲームになるのは目に見えている。

それだけならまだしもいちいち「役はなんだ?ツーペアか?ストレートフラッシュか?」などと順繰りに聞いてくるのだから鬱陶しくて仕方がないだろう。

そもそもの話、ダニエルがテレンスの彼女にちょっかいを掛けた結果、テレンスがダニエルをボコボコにした話を(聞かれても居ないのに)自慢げに語っていたが、テレンスもダニエルもギャンブラーであるはずで、彼がその話をしている時にしていたのはゲームによるギャンブルである。

仮に「報復でポーカー勝負をして、スカンピンにしてやった」なら自慢にもなるが、「暴力に訴えて勝った」のは自慢にもならないし、その場面において本体の腕力は威圧にもならない、意味の成さない自慢である。

また、その話でも分かるように彼はかなり激昂しやすい性格をしている。

激しやすい性格はギャンブラーにとって致命的であるし、上記の自慢話で分かるが腕っ節はテレンスのほうが上、そして敗北した後騙し討ちしようとした性格を見るにギャンブラーとしての誇りも欠片も持っていないと思われる為、「負けたら手が出る」可能性が高い。

「勝っても殴られる、勝たせてやったら調子に乗る、そもそもその勝負自体が完全に塩試合でつまらない」という相手に「おい、弟よ、いっちょポーカー勝負をしてみようぜ」と言う物好きは居ないだろう。

彼女に手を出してボコボコにされた後「俺が悪かった」と言ったきりなのも「関わるだけソン」と判断したのが原因かもしれない